Mayayaさんの投稿一覧

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  1. 評価:4.000 4.0

    ほんとの「おくりびと」

    映画「おくりびと」で、納棺師という仕事があることを知りました。
    東日本大震災で、納棺師がいかに被災者遺族の支えになっていたかを知りました。
    そして、この「新米納棺師しおりの最後のはじめまして」で、
    納棺師という仕事のリアルを知りました。

    多分、私にはできないお仕事です。
    誇りをもってこのお仕事に従事してくださっている
    全ての皆さんに感謝です。

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

    オトナコドモとコドモオトナの愛情物語

     大人なのに子供のように本能のまま日々過ごしている津軽と、運命に翻弄されながらも知恵と勇気と強運で乗り越えていく少女、鈴との、ミステリー以上ラブストーリー未満な物語です。遊郭を訪れた客と身請けされた禿という関係から始まった津軽と鈴。何故に?ではなく、やはり唯一無二の相手同士であったことが、読み進めるほどに確信できます。
     物語は一旦完結しますが、ここで終わってしまうなんてとんでもない!「メランコリア」へみんなでGO!ですね。明治という時代に身を預けてみたくなる、そんな上質な時代漫画です。

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  3. 評価:4.000 4.0

    神在月のやってくる邑の物語

     神話の故郷、島根県が舞台のじれったい二人の物語。ナビガトリアって北極星っていう意味らしいけど、いったい何語? ムズはいっぱい、キュンはたまたま、出たとこ勝負のこよりと気持ちを表に出さない昭の、ちょっと面倒くさい恋愛+温かい家族愛、地域愛が感じられるお話です。
     島根県のコアなエピソードも多数盛り込まれていて、神様の集まる土地出雲に行きたくなること間違いなし。それでも、個人的にタップ読みが苦手なので、星1減かな? コロナが収まったら、絶対島根県に遊びに行きたいと思わせてくれるご当地漫画です。

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  4. 評価:4.000 4.0

    語り手が入れ替わる抒情詩

     無料分80話まで読みました。はっきり言って、面倒くさいです。サクッと読める話では、ありません。視点が変わり、立場が変わり、語り手が変わりで、目まぐるしく入れ替わるその変化に、ついて行けなくなりそうなときもあります。難しい言葉もちょくちょく出てきます。それでも、読み続けたのは、人の内面を深く掘り下げ、一人一人の感情を読み手にぶつけてきた作者の意図を、全力で受けとめたかったから…。今のところ、週一で更新され続けています。芯が延びに延びたえんぴつの角度、これからどう展開していくのか、やはり目が離せません。

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  5. 評価:4.000 4.0

    年の差二分の一カップル誕生?!

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     まだ恋をしたことにない17歳月城琴子と34歳香月清。心臓の跳ねる相手同士として、遂に遂に出会いました。好きバレ全開なのに全然伝わらない香月さんと、香月さん女慣れ大作戦を粛々と進める琴子とのちぐはぐっぷりが何とも楽しくて、さすが相川先生って感じです。「三神先生〜」では、初めっから惣ちゃんがなつめにベタ惚れで、その振り切った溺愛ぶりがキモだったのだのですが、こちらは少しずつ少しずつお互いのキョリを縮めていく過程がたまりません。和服男子と日本人形女子との(今のところ)ピュアな初恋物語、これからどんな展開が待っているのか、続きが楽しみです。
     ただし、「三神先生〜」が星5だとすると、こちらは振り切った感のあるギャグがやや控えめなため、今のところ星4です。あくまで三神先生ファンとしての我儘です。ごめんなさい。
     初回配信分最終話の第9話には、ありがたくも「三神先生〜」の番外編がついています。これがまた、短いけれど激甘で最高なんです!ウルウルえっぐえぐのカワイイ惣ちゃんにも会えます。ポイントが足りず全話は読めない方は、この9話だけでもめっけモンです。相川ワールドをどうぞお楽しみくださいませ。

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  6. 評価:4.000 4.0

     題名を聞いて、スタンダールの「赤と黒」をオマージュ?とも思いましたが、そうではありませんでした。若すぎた故の、二人の罪と過ち、そして再生の物語です。
     この作品は、2008年のものですが、画の線は「野獣〜」や「蜜薔薇〜」より荒い印象があります。けれども、テンポのよいストーリー運びはこの頃から健在で、緊張感を保ったまま、最後まで一気に読めてしまいます。
     6年前、偶然に必然が重なってのまさかのすれ違いで、お互いに深く傷付いてしまった綾音と航。19歳と14歳の純粋な二人には、障壁を乗り越える力はありませんでした…前半は、ちょっと読むのが辛いです。けれども、後半に向かうに連れ、6年前の謎が一つ一つ解き明かされ、二人の本当の気持ちも明らかになっていきます。

     このお話のBGMは、勿論ジャズ。(ビル=エヴァンス作曲とな) 航のピアノと綾音の歌のコラボレーションを想像しながら、唯一無二のストーリー、お勧めです。

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  7. 評価:4.000 4.0

    出た!紫乃宮コンツェルン

    「野獣は激しく奪う」でもお馴染みの紫乃宮コンツェルンが舞台です。2000年台の作品なので、画はかなりクラシックな印象ですが、軸のブレないヒロインと深愛傾向のヒーローという組み合わせは、この頃から健在です。十子の周りで次々と起こる不可解な出来事、黒田さんは騎士になりきれるのか、十子を守り抜けるのか、スピーディーな展開と次第に解き明かされていく秘密から目が離せません。中盤からは、水谷先生お得意の爽やかイチャらぶシーンも増え、満足度が更にアップ↑ 少なめのポイントで購入できますので、水谷先生入門編として、かなりお勧めです。星4なのは、「野獣は〜」が星5なので、それに比べてという自分内相対評価によるものです。

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  8. 評価:4.000 4.0

    小学校低学年で始まった恋

    毎回キスばかりしている、意味もなく甘々な話では決してありません。ぼんやりしているように見えるくるみも、どシスコンでどSのあたちゃんも、家庭的な問題を抱えていた凪ちゃんも、みんなそれぞれにそれぞれの問題を乗り越えて、再び出会いました。小学校低学年で始まった恋だからこそ「毎日キスしていいですか?」が止まらない!? 個人的には、くるみ兄の「あたちゃん」の、びみょーにイタい雰囲気が大好きです。

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  9. 評価:4.000 4.0

    ハリネズミな二人

    冒頭で、九割方ネタバレしています。なぜなら、いきなり「これは、ある傷付いた者たちが、絆を深め合い、家族になっていく物語」と、始まるのですから…。それでは、マリオンやジョスランの「傷」とは、一体何なのでしょう。ハリネズミのような二人、お互い愛はいっぱいもっているのに、それを表す方法と表すべき相手を見失っています。純潔の象徴ともいわれる白薔薇、マリオンは確かに白薔薇と呼ばれるのに相応しい精神の持ち主でしょう。心に傷をもつ同士の二人が、少しずつ、少しずつ、絆を深めていく様子を見守っていきたいと思います。

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