Mayayaさんの投稿一覧

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  1. 評価:4.000 4.0

    命名:京都在住ミスター・マープル

     こちらの作品も青年誌由来。青年誌って、料理とか着物とか妖怪とか、すご〜く専門的な内容を深く深く掘り下げて描く中に、ゆうるりと恋愛を混ぜ込む形の作品が多く、恋愛←それが成就するか否かが大事!の少女・女性誌とは、やっぱり趣が違いますね。一部読者の期待として、葵と清貴の恋の行方は?となるのでしょうが、あぁ、こりゃお茶を濁して終わりかな…そんな予感がしないでもない、青年誌あるあるです。
     シャーロック・ホームズも確かに観察眼が鋭かったけれど、持ち込まれる事件?の傾向からすると、清貴サンはむしろミス・マープルのイメージ。地域の事情を把握した上で、細やかに観察し、推理の欠片を繋ぎ合わせて、全体像を浮かび上がらせる…ミス・マープルでしょ!話の柱として、骨董と京文化をぶっ込まなくてはならないので、毎回リサーチ大変だろうなあ。京都絡みの2時間サスペンスや連続ドラマ(もれなく警察関係者が関わってくる)を視て、京都への憧れが募ったものですが、今回、改めて京都を旅してみたくなりました。清貴みたいな「京男子」に会えるかな?

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  2. 評価:4.000 4.0

    ptちょっとお高め、中身は充実!

     ざっくりまとめると、マッチングアプリで知り合って、弾みと勢いで結婚した二人が、毎週末BBQを楽しむ話…と言ってしまえば、身も蓋もない!その実、交際ほぼ0日の遠距離週末婚夫婦が、少しずつお互いを理解し、愛を育てていく過程を、素人でも手を出しやすいBBQレシピとともに楽しませてくれる良作です。
     それにしても、まあ、千尋サンは、高嶺の花で、仕事に夢中で、ちょっとシャイなところがあるから、これだけ美人でも独身というのは、分かる気がする。でも、健太は、どーして彼女いなかったの?見た目まあまあだし、これだけ誠実で、懐が深くて、優しいんだから、もっとモテてもおかしくなかったのに…。周囲の女ども、見る目がないね〜。逆に千尋サン、数回会っただけで、よくぞ見抜いた!やっぱり、結婚は弾みだね。
     おいしそうなBBQレシピを試しながら、二人がどんどん夫婦らしくなっていく様子を、ず〜っと追いかけていきたいけれど、さすがに1話分のpt高すぎませんか? 全話購入は苦しいので、サブタイトル見ながら、興味深いものから読んでいこうと計画しています。お金持ちならぬpt持ちの方は、ぜひ購読をおすすめしますヨ♡

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  3. 評価:4.000 4.0

    年下御曹司のお手並み拝見

    「その溺愛、お断りします」で、村崎翠先生の画の大ファンになりました。溺愛系のお話を描かせたら、いつもぴったりと嵌まりますよね。今回のヒロイン真純とヒーロー孝太郎も、ばっちりです!
     失恋からの〜フリーハグから始まったこの関係、まさにドラマチック! 運命の出会いってやつ? フィクションだから「ほぇ〜」で済むけれど、現実だったら、ちょっと恐っ。それとも、イケメンで無害そうなら、案外ノリで行っちゃうのかな? それが、会社で再会しちゃうんだから、予定調和と言わずして何とする?(別名、王道です)
     いろいろ障害ぶつが登場して、時々イラッとさせられていますが、基本、一途で裏切らないヒーローに溺愛される真純のあれこれを、安心して読んでいけそうな空模様。まずは、年下御曹司のお手並み拝見といきましょうか?

    • 9
  4. 評価:4.000 4.0

    不思議な空気感の中の、じれったい二人

     一見、美男美女カップルの久我慎一郎と月島翠。でも慎一郎は、警察官なのに、残念イケメンストーカー気質。翠は翠で、周囲から遠巻きにされがちな、隠れドルオタ派遣社員。この二人の初デートが、男性アイドルのコンサート会場っていうから、想像の斜め上を行く初期設定に、思わずクスリとさせられます。
     二人以外の登場人物も、どこにでもいそうな人たちながら、それぞれキャラが立っていて、存在感アリです。特に、玉ちゃんと千代ちゃんは、名バイブレーヤー! よい味出しています。ただ最後のほうで、慎一郎と尚也(翠の推しメン!)が知り合ってしまうあたりは、正直??? 作者さん、どうしたかったんだろ?
     背景をあまり描き込まないためか、全体的に白っぽい印象。けれども、それ故に主人公たちの表情が際立ち、不思議な空気感を醸し出すことに成功しているのかも…。タイトルが「からっぽダンス」である理由は、最後までピンときませんでしたが、空回りしている等身大男女の物語ということなのかな? 星4で、ご購読いかがでしょう。

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  5. 評価:4.000 4.0

    インク作り、カッター作り、その次は?

     生きるために青色巫女見習いとなったマイン。一つ一つ課題を解決しながら、ステップアップしていく様子は、さながらロールプレイゲームを見ているよう。勿論、最終的なゴールは「思う存分、本を読むこと」
     第一部で、何とか紙を完成させたマインとルッツ、第二部では、インク作り、印刷のための試行錯誤と、まだまだ苦労は続きます。紙もインクも彫刻刀もカッターも、文具店に行けば簡単に手に入るのに、それらが「ない」世界では、材料・道具を作るところから始めなきゃいけない…1冊の本に、これだけの技術と手間がかけられていると考えると、マインじゃなくても、本当に本が愛しいものに思えてきます。
     マインの世界はあくまでファンタジーで、現代に生きる私たちの周囲から本がなくなるなんて、考えたこともなかったけれど、電子書籍隆盛のこの時代、あと10年もすれば、本当に紙書籍が珍しいものになってしまうかもしれません。そうなったとき、マインのように一から本を作り出せるのか…第二部では、「ものづくり」の本質について問うと同時に、人と人との結び付きについても考えさせてくれます。本好きな人は勿論、読書が苦手な人にも読んでほしい珠玉の一冊です。

    • 17
  6. 評価:4.000 4.0

    失うときになって、今更かよっ

     気心が知れていて、有能で、見目麗しくて、いつもそばに居るのが当たり前だった幼馴染みの女性が、自分の目の前からいなくなるかも…って思ったとき、やっとその存在の大切さに気付いて、猛アタックを始める…まさに、ボス秘書モノの王道です!つーか、6年間も飼い殺しておきながら、35歳セレブ専務の優成クン、何を今更ってカンジ。年は35でも、中身は遊びたい盛りのDKだったろ、今までは! この際だから、思いっ切り汐里に振り回されればいいのに…。
     それにしても、ここまでの話の流れは、かの有名なハーレクインシリーズのボス秘書モノと見事に一致!そうなると、話の結末もハーレクイン風大団円を期待していいのかな? とにかく、専務で幼馴染みの優成が、けっちょんけちょんにやっつけられて、汐里を追いかけ回すしかない展開となることを、1日も早くお待ちしております。6年間も待たせたんだから、その程度は許されるでしょ。

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  7. 評価:4.000 4.0

    レオくん♯2を読むなら、こちらがお得

    「ヒミツの…」シリーズのほんっとおまけの「レオくん」バージョンですが、その中でも♯2的なお話。愛子のために頑張って運転免許をゲットしたレオが、(初)ドライブに愛子を誘って…からの〜相変わらず、イチャラブ夫婦漫才ってオチです、ざっくりとまとめれば。
     実は、♯1のお話もあって、そちらは運転免許取得にまつわるあれこれ話。同棲生活中のちょっぴりエロい二人の様子を覗けるのも♯1。「ヒミツのヒロコ」ちゃんに、おまけ?で収録されています。勿論、こちらの♯2も収録されていますが、49ポイントとほんのちょっとお高め。「ヒミツのレオくん」40ポイントのこちらで読んだほうが、リーズナブルですよ。

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  8. 評価:4.000 4.0

    これがホントの全年齢版!

    「全年齢版」というと、エロシーンをかなり白くしたり、一番ハードな部分をちょっと省いたりする程度で、殆ど意味ないじゃん!こんなの小学生に見せられない!!という感じでしたが、この作品は違います。見事なまでにHシーンを消し去って、貧乏女子大生の麻衣とセレブ御曹司西園寺孝弘(先輩)が、少しずつ愛を育んでいく物語へと仕立て直されました。エロシーンを丸々省いても、違和感なく読み進められる「全年齢版」は、この作品が初めてです。(自分的に)
     内容は、天然貧乏女子と俺様セレブ男子の歯痒い恋物語ということで、あるあるの鉄板ネタ。それでも、麻衣と接することによって、孝弘が人間的に少しずつ視野を広げていく様子は、一読の価値ありです。
     オリジナルはTL、こちらは女性ジャンルということで、違いを楽しみながら読み進めてもよいかも…私的には星4で。

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  9. 評価:4.000 4.0

    読んだ順番が悪かった…

     読んだ順番が、悪かった…。初めに「桃色ヘヴン!」、次に「メイド・イン・ハニー」を読んでしまっていたから、この「ビューティー❤︎バニィ」は、どうしても二番煎じのように感じてしまう。下半身ユルめのイケメン成金オレ様ヒーローと、経済的に苦しく容姿は十人前だけど、生きることに前向きなヒロインのテッパンペアだらけだから、仕方がないんだけれど…。
     どの作品のヒーローも、ヒロインに出会うまでは(あるいは出会ってからも)下半身ユルユル!あんなにいたいけな子ども時代を過ごした少年たちが、揃いも揃ってどうしてみんな、女にだらしない男どもに育ってしまうんだろ。まあ、今作のヒーロー伊織は、まだマシなほうですね。(ヒロイン以外とイタしたと、はっきり分かるのは1回)泥臭いけれど誠実なヒロインに触発されて、人間的に成長していくところも大体同じ。吉野イズムとでも呼べばよいのでしょうか、安心して最後まで読むことができます。
     最初に読んでいたら、星5だったかも…。やっぱり順番が悪かった、星4でご容赦を!

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  10. 評価:4.000 4.0

    下剋上達成!次は貴族に

     本須麗乃の心を抱えた非力な少女マインが、生前?本で得た知識を基に、自らの運命を切り拓いていくロールプレイングゲーム?第三弾です。「ただの本好き」から、遂に「本好きの貴族」にまでレベルアップしました?!
     麗乃が転生したのは、生活から何から全てが厳然と区分けされている完全な「格差社会」、その中で「貴族」にならざるを得なかった民主主義の記憶をもつローゼマインが、究極の目的にために邁進します。目指すは勿論「当たり前のように本を読める世界(自分が)」下剋上を達成して、優位な地位や立場を得ても、ここだけは全くブレません。次は一体、どんな下剋上を達成してみせてくれるのか、とても楽しみです。

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