Mayayaさんの投稿一覧

投稿
1,629
いいね獲得
20,710
評価5 39% 629
評価4 35% 564
評価3 21% 342
評価2 4% 70
評価1 1% 24
261 - 270件目/全309件
  1. 評価:4.000 4.0

    長編なので、もう少しお安く。完結も。

     神月凛先生的異国の花嫁シリーズ、最長編作です。初めのうちこそ、傲慢で俺様で面倒くさい性格かと思われたシーク・アファルサードでしたが、かなり初期のうちにルチアに陥ちて、その後はとにかく溺愛激甘で胸やけがするほど!でも、高貴な黒髪俺様男子が、高貴にデレるのは、よいものですなぁ〜。
     対するルチアは、金髪碧眼の「大和撫子」 まず、言葉遣いでしょ、武道の心得があるでしょ、自分の旦那を、いつまでも「様」呼びするでしょ、「二夫に見えず」じゃないけど、「穢された」思考して落ち込んじゃうでしょ、旦那様を立てるでしょ、優しくあたたかい中にも芯の強さがあるでしょ、うん、どこからどう見ても、50年以上前の絶滅危惧種ヤマトナデシコです。きっと、そんなルチアの全部がいいんでしょ、アファルサードは。
     気になるのは、このお話、もうとっくに(2018年には)完結しているはずなのに、まだ配信では「完結」していないってこと。子沢山の素敵なハッピーエンドを、早く読みたいです。それにしても、この長編が1話77ptのままだと、最後まで読み続けるのは結構キツいのでは? もう少し安くしてほしいという願いを込めて、星4で。

    • 2
  2. 評価:4.000 4.0

    人間vs妖魔版ロミオとジュリエット…かも

     画は綺麗(フルカラーだし)、キャラクターも美形揃いとくれば、わくわくして読みそうなところですが、どうも画が一コマ一コマ止まって見えて、ストーリー運びのテンポが今ひとつ。読めば読むほど、あちらこちらに話の枝葉が広がりすぎて、おいおいこの先大丈夫かい?という印象です。多分、ざっくりまとめると、人間vs妖魔版ロミオとジュリエットっぽいけれど、ヒロイン意外と活動系的な?って感じかな。何せ、今一番気になっているのが、ヒロインのニニタは侯爵家の一人娘なのに、修道女になっちゃってもいいんか〜い、侯爵家の後継ぎ問題どうするんだ〜い、というあたり。はい、自分でもくだらないツッコミだと思います。
     レビューで星を付けるとすれば、画が2.8、ストーリー0.5、期待値0.7の激甘評価で、星4かな?これから伏線回収しつつ、どんどん読み応えのある作品になっていくことを期待しての、星4です。作者さん、頼みまっせ〜!

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    30禁(30代以上こそ楽しめる)

    ネタバレ レビューを表示する

     多分、昭和なら「アラサー」で未婚だと、非国民扱い。でも、平均寿命が伸び、年金受給年齢が上がり、老人健康保険料負担割合が高くなり、初婚年齢が30オーバーになったことに比例して、アラサーで初恋を迎えても何ら不思議はない時代。むしろ、軽めのお付き合いに走らなかったということで、讃えられるべきでは?このお話は、そんなピュアな二人のピュアな恋物語です。
     そもそも、立場上大人は、大人のフリをしているだけで、心の中は永遠の10代!つーか、実は結構未熟。そうじゃないと、ここまでアニメやゲームやオタクにハマる大人ばっかの世の中に、なっていないはずでしょ。アラサーで初恋?上等です。アラフォーで初恋?おめでとう。アラフィフで初恋?やっと、巡り会えたね。そんな価値観でいいんだと思わせてくれる、ある意味LBGTQ,、多様性理解にもつながる提起をしてくれた作品だと感じています。あ、難しく考え過ぎた。とにかく、肩の力を抜いて山本さんと井上さん、そして周辺男女を恋のアバターとして、みんなでキュンキュンすればよいのでは?ただし30代以上にしか、この面白さは分からないかもです。

    • 1
  4. 評価:4.000 4.0

    愛す☆プリンス

    ネタバレ レビューを表示する

    「あいす☆プリンス」というタイトルは、前振りどおり「氷の〜」という意味なのでしょうが、もう一つ「愛す」という意味もかかっているのだろうなと、読み進めるうちに納得させられます。
     ヒーローの圭輔さま、「氷のカリスマ」だけあって、基本塩対応なのですが、好きになった相手ヒロイン実央里に対しては、終始一貫してブレないブレない激love 初志貫徹!いったい実央里のどこがそんなによろしいの?と、読者が首を傾げるくらい、実央里一筋です。(例えそのように見えないときでさえも…) 最初に実央里が、「普通」の対応をしたかららしいけれど、その年になるまで出会う人出会う人、み〜んなあなたを特別扱いしたわけ?身分差モノあるあるでんな〜。
     それに対して「ブレブレ」「じれったい」「卑屈」と、実央里の態度に対しては批判が集まりがちですが、24歳の「普通」のOLなら、むしろ普通では? イラつくほどの葛藤を乗り越えて、圭輔に寄り添おうとする実央里は、彼女なりに成長していくし、それをじっと耐えながら見守る圭輔は、普通の恋する成人男子に過ぎません。主導権は圭輔にあるようでいて、実は、ずっと実央里にありましたから。(本人は気付いていませんが)
     クールな外見で覆い隠した灼熱のハートでヒロインをあいし抜く物語、配信中とありますので、作者さんの中では、いつか続話を描くおつもりなのではと、密かに期待しています。実央里と子どもたちにデレデレの圭輔さまを、見てみたいと思っているのは、私だけ?

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    「初恋の行方」そうきたか〜!

     第6話までは、単なるオレ様彼氏と空回り彼女のよくある話だなぁと思って、読んでいました。けれども、女の子たちの告白を集めたプレイヤーを必死で探すあたりから様子は一変、ラスト2話「初恋の行方」で、セナ君の行動と想いの全てが解き明かされます。う〜ん、恋する女の子にとっては、夢のようなお話♡
     それにしても、ヒロインナルミの兄のクズっぷりに対して、ヒーローセナ君の一途さは際立っています。だって、好きになりかけている女の子に対してでさえ、キスを躊躇うほどだよ?読モをやるほど容姿に恵まれ、モテるのにだよ?今時珍しくピュアなヒーロー設定、ご馳走様でした。
     「初恋の行方」だけでもキュンキュンできますが、やはり全話完読がオススメ。素敵な初恋のお話、お墨付きです。

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    もしも「虎の穴」が、防大にあったなら…

     常に有事に備え、目まぐるしく変化する状況を的確に把握、最善を選択して、命令を下し作戦を実行する…それをできる人材を養成するのが、「防大」こと防衛大学校。うん、それは分かる、分かるよ。そして、この漫画、細かいところまで丁寧に取材して、一般大学とは全く異なる防大ならではの規律規則風習について、ほぼ正確に再現していることも分かるよ。ただ、この漫画を読んで、防大志願者が減りはしないか、ちょっと心配です。かなりデフォルメされている印象…。
    「金八先生」「熱中時代」「GTO」「女王の教室」などなど、教師が主人公のお話は多々あれど、実際の先生方は「ありえね〜っ」と、いろいろツッコミを入れながら、これらの作品を見ていたそうです。現役防大生や今は幹部としてその手腕を発揮している防大OBは、「あおざくら」を読んでどんな感想をもつのかな?いつか聞いてみたい気がします。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    反撃の狼煙をあげろ!

     この頃流行りの「令嬢モノ」ですが、九割方主人公の兄弟姉妹が、アホで、自己中で、とんでもない性格で、読者をとことんイラッとさせることが多いようです。同じ遺伝子を受け継いでいるはずなのにねー。そしてこのお話も然り、「兄弟仲良く」に、必要以上には幻想を抱いていないつもりだけれど、それにしてもリーナのルイゼに対する態度は酷すぎる。成長するにつれて二人の確執が…というのならまだしも、幼い頃から一方的に計算づくでという感じだから、もしかしてこの妹、何らかの発達障害を抱えているのかもしれません。(あくまで個人の印象です。)親がちゃんと見ていなくちゃいけないのに、この親も使いもんになんねー。さすが、リーナの親!彼女の気質は、君から遺伝したのかな?
     ルイゼは賢いのに控えめだから、自ら反撃の口火を切りそうにはない。とすると、やっぱりここはルキウス君に頑張ってもらいましょ。まず、ルイゼの自己肯定感を高め、愛される喜びを教え、リーナとフレッドの高慢ちきな鼻をボッキボキにへし折ってくれないと、読者は納得しないよ〜。スッキリする展開を、強く強く期待しております。

    • 60
  8. 評価:4.000 4.0

    設定はさておき、美しさに注目!

    ネタバレ レビューを表示する

     タイトル及び莉央が初めて正智にかけた言葉が「初めまして こんにちは、離婚してください」で、掴みはOK、一体この二人に何があった?とワクワクしたのですが、読み進めるに連れて???が…。
    ①誕生日に1000万円振り込まれるだけで、10年間会いに来ることもなく、人格を否定されたと莉央ちゃまお怒りなのですが、じゃあ、自分で何らかのコンタクトをよればよかったんじゃない?
    ②正智サンのおとー様、「一番私を 驚かせてくれた者に すべてを譲る」とのことでしたが、「無関係の女と結婚して 意味もなく別居し 財産をどんどん減らす」が、一番驚かされたこと? ショボ…。
    ③同じく正智サンのおとー様、後継はいないとのことでしたが、政治家K、官僚T、弁護士Hのお兄様方は、既に立派な後継者候補だったでしょ。大臣まで務めた人だったら、愛人の子だろうが何だろうが、力技で自分の地盤を継がせようとするのでは?
     その存在さえ忘れていたのに、莉央に会った途端、猛アタックを始めた正智のお子ちゃまぶりにもダメを出したくなるなど、タイトルがドラマチックな割には、ご都合主義なところがあるかなぁ…。ただ、そのツッコミを掻き消して有り余る魅力を発しているのが、七里ベティ先生の画です。登場人物全てが美しい!ここまで水準が高い作品も珍しい!特に、瞳が美しい!!!どうせなら、フルカラーにしましょうよ。青墨、浅葱鼠色、曇天の空の色をより印象付けるのなら、カラーが一番だと思います。だから、設定にさんざんツッコミを入れながらも、星は4、美しさは全てを凌駕するのです…。

    • 0
  9. 評価:4.000 4.0

    33歳処女の何が悪い?

    ネタバレ レビューを表示する

     残念なのが、なぜ33歳処女が引かれる時代になっちゃったのかということ。趣味で始めるスポーツとは違うはずなんだけれど、そこんとこの価値観、どーなってるの??そもそも、花笑の人生に一度だけあったチャンスって、新歓コンパ?のあの先輩でしょ?付き合ってもいないうちから、ラブホってどうよ。だから、門限を理由に断った花笑の対応は、全く間違っていないと思うけれど…。ましてや、実家住まいなら、33歳まで処女も頷ける。それだけ花笑が、両親思いの優しい女性ってことでしょ?
     年の差婚は、確かに世間的には興味の対象になりがち。特に、女が10以上年上の場合は…。でも、どこぞの国の大統領夫人だって、母親位の年齢だし、二人がどーんと構えてられるのなら、それでいいと思う。その意味で、花笑はその境地に至るまで、時間が必要だったね。9:1で、朝尾サンとの方が歓迎されるって分かっているのに、それでも田之倉くんを選んだところは尊敬。朝尾サンとでも、それなりに上手くやれたと思うよ。ifを語っても仕方がないけれど、朝尾サンとに出会いが、田之倉くんと付き合う前だったら、どう転んだのかな?なるほど、これが朝尾推しの願望か…。藤村センセ、パラレルで朝尾・恋が成就するバージョンを描くっきゃありませんね。

    • 2
  10. 評価:4.000 4.0

    みんな微妙に大人になっちゃったなあ…

    ネタバレ レビューを表示する

     いわずと知れた双星館メンバー、その後のお話を詰め込んだ小品集です。
    第1話(1、2話):フランス留学中の良を訪ねて、伯王が弾丸ツアー?を決行、でも、良は意外と元気で、伯王はちょっと拍子抜け…?まあまあ、相変わらずの二人です。伯王、落ち着きすぎ〜っ!
    第2話(3、4話):別々に暮らし始めた庵と隼人ですが…こちらも相変わらずです。精神的BLとまでは申しませんが、いつまでもわちゃわちゃしていてほしい二人です。
    第3話(5、6話):真琴と仙堂のお話。滅私奉公、ストイックな征貴クンの心にも変化が…。真琴ちん、粘り勝ちだね。Encore!の中では、一番のお気に入りです。
    第4話(7、8話):伯王の弟、理皇も双星館に入学するお年頃になりました。やんちゃな伯王って感じに成長したね。理皇が自分の気持ちを見つめ直すまでが、いじらしいです。
    第5話(9、10話):紗英と黒江の物語。紗英ちゃん、今や女社長で、黒江は片腕兼執事。辛い思いを乗り越えて成長した二人だからこそ、幸せになってほしいな。
    第6話(11、12話):皆様、ついに、遂に、長らくお待たせしました〜っのお話です。結局、25歳くらい?良ちゃんも伯王も、すっかり大人になりました。てか、やっぱり伯王、落ち着きすぎ。
     個人的には、連載開始当初と比べて、伯王のオレ様感が激減したことが、ちょっと残念。まあ、オトナになったってことなんだろうな…。願わくば、2世たちの活躍を見たいと思うのは、私だけ?

    • 0

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています