Mayayaさんの投稿一覧

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評価4 35% 511
評価3 21% 302
評価2 4% 57
評価1 1% 21
251 - 260件目/全274件
  1. 評価:4.000 4.0

    どうせなら素敵に騙してね

     ヒロインは美人!ヒーローもイケメン!と、画はとっても好感がもてます。ヒロインの崩れ感もギャップがあって楽しいし、逆に端正な黒髪イケメンは絶対に崩れない感があって、それもいい!
     それだけに、比嘉くんが偶然?火事の現場にいたこと、ケーキを買って待っていたこと、突然の告白等々、王道の女性漫画のはずなのに、タイトルのせいで全て怪しく見えてしまう…。時折見せる憂いのある表情が、澪を想ってのものなのか、それとも腹に一物あってのものなのか、どうにも判別できません!既に私たち読者も、作者さんの企てに巻き込まれているのかもしれませんね。いい意味で比嘉くんに騙されたいと思うのは、私だけでしょうか…。

    • 2
  2. 評価:4.000 4.0

    想像の斜め上を行く北川発ヒロイン

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     北川みゆき先生の描くヒロインは、いつも想像の斜め上を行く(こんな表現をしたら、マナー講師の涼子母に叱られそう…)タイプが多く、いつも何かを抱えている。今回のヒロイン釘宮涼子は、結婚1年でワケありバツ1というのが、その何か。さらに、離婚後、初めて気になったというか、付き合うようになった相手というのが、元旦那の弟で内科医の高橋吉乃。北川先生、どこまで話を複雑にするつもりかしらん?
     サバサバしているように見えて、実は涼子が負った傷は思いの外深く、それが2人の関係に影を落とします。でも、年下ながら吉乃センセ、本気度半端ない!跳ね返されても、跳ね返されても、諦めない執念深さ?は、正に涼子を離婚に追いやった高橋家のDNAだなあと、妙に感心しました。
     途中、引っ張るだけ引っ張って、最後にあっさり終わるのも北川作品の十八番。今回も期待を裏切らず、怒涛の勢いでジ・エンド。元旦那+その浮気相手と、義兄妹という間柄になったのだから、そこんとこのバトルも見たかったなあ…。だって、自分の再婚前に「思い出づくり」をもちかけて来るようなゲス男だよ?天罰が下るところを見たいじゃん!でも、そんなくだらないことには、大切なページを割かないのが、北川作品のよさなのでしょうね。

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    嘘をつく必要あるん?

     巷で流行っている?「家政夫」モノですが、取り敢えずそれらの中では、一番のイケメンです、安達さんは。(あくまで個人の感想です。)そして、例に漏れず、仕事は完璧、秘密も山盛りってところかな?秘密っていうのは、知りたがる人物にとっての「秘密」であって、当の本人からしてみれば、秘密でも何でもないことはままあります。けれども、この安達さんは、ヒロインさくらに対して明らかに「秘密」をもっており、それは「嘘」として、後々2人の関係を大きく左右していきそうな予感です。そこに、伯母の透子サンが一枚噛んでいるのは、間違いなさそうですが…。
     誠実な生き方を貫くさくらにとって、安達さんの「嘘」は受け入れられるものなのかどうか、これからの展開が気になります。相手のことを思ってついた「嘘」は、果たして「嘘」といえるのかどうか…永遠の命題に挑戦中の、働くアラサー応援物語です。

    • 1
  4. 評価:4.000 4.0

    みんな面倒くさくて、みんな愛おしい

     4人の主な登場人物が、まあ、こりゃ、面倒くさい!平凡につつがなく育ってきた子は、一人もおらず、全員家族絡みの屈折した何かを抱えたまま、大人になっている。
     一番「普通」っぽいのは、月村さんかな?それでも親に背いて、自分の進みたい道に進んだところまではよかったものの、恋人の水晶の裏切りにあって職を失い、自分を持て余している状態。俊文さんは、親の呪縛から逃れようと四苦八苦していたところに、これまた水晶の裏切りが重なったし…。主人公勅使原貴乃は、父親を自死で失い、母親も頼りにできなかったので、自然と強くならざるを得なかったはず。そして、最もヒールで最も愛おしいのは、直志水晶(何というネーミングだ!)この女、生活に困窮する境遇から何とか這い上がろうとして、都合よく人を利用しながら、幸せを掴み取ろうとします。主人公の貴乃より可愛い顔をしているから、余計話がややこしい…。同性に敵をつくるタイプだわ、あれは。
     この面倒くさい人たちを、面倒くさい関係で縛るから、後半は伏線回収におおわらわ!元恋人同士?上司と部下?婚約者候補?同居人?あ“〜っ、面倒くさい!でも、面倒くさいからこそ、一人一人の内面が浮き彫りになって、ついつい読み続けてしまう良作となっているかもです!

    • 7
  5. 評価:4.000 4.0

    またまたオモロい組み合わせ!

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     こちらの作者さん、面白い組み合わせで、ラブコメ調お仕事物語を描くのがお得意のようですが、今回も意外性のあるカップル誕生の予感です!それは、ふわふわ感触が大好きな柴田かさねと女装が趣味の榎田昴。まさか身長180cm超えの女装男子が絡んでくるとは、予想だにしませんでした。
     榎田さんはオネエとかではなく、ブラックな職場環境に疲れ果て、弾みでちょっとウィッグを被ってみたら、意外と癒やされ、女装にはまってしまったという真面目男子。当然、カラダのケアに関してもチャレンジャーで、女子力?高めです。そんな榎田さんを、偏見の目で見ることなく、ありのままに受け入れる柴田さん。この2人、くっつくしかないでしょー♡
     今後は、おそらく女装ネタを絡めながらになるのでしょうが、この2人、どっちの方向で愛?を育んでいくのか、全く予想がつきません。だからこそ、続きがとても楽しみです。まだ、星5をつける勇気はないので、今のところ星4でご容赦を!

    • 15
  6. 評価:4.000 4.0

    小悪魔くん?

     スタート当初は星3→でも、麻生くんの性格、行動、生き方、そして、奈月への想いが明らかになるにつれ、星4超かも?それくらいこの年下の小悪魔くん、魅力的なのです!
     ただ、アラサー女子の奈月を虜にしちゃうという意味では、小悪魔なのかもしれませんが、麻生伊春は世間一般でいう小悪魔では、絶対にありません!一途で、誠実で、献身的で、年齢差なんか全く気にせず、奈月その人自身を見つめて、思いを寄せ続けます。こんな素敵な子の、どこが小悪魔だっつーの!?
     2人の関係を面倒くさくしているのは、無論、奈月。まあ、年の差を考えれば、無理もないのですが…。とっても焦れったくて、猛烈にイライラさせられる場面も少なくないのですが、麻生くんに免じ、頑張って乗り切ってください。個人的には、白黒よりカラーのほうが、このお話、画に合っていると思います。
     ここまで、麻生くんは決して小悪魔ではないっと、力説してきました。でも、実は読者にこう思わせること自体、小悪魔なのかも…?!

    • 1
  7. 評価:4.000 4.0

    BLのようで人間ドラマです!

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     ヒナタとアオイ、尚生と祐輔、ヒナタと尚生、尚生と氶太郎…と、このお話のカップルは(未満も含めて)は、全て男のコ同士です。あれ?女性漫画ジャンルとあるのに、もしかしてBLの間違いだった?いえいえ、この作品は、私たちの中にあるかもしれないある種の偏見(LBGTなど)に対する、問いかけの物語です。
     劇中で、普段温厚でおおらかなヒナタが、怒りを露わにします。「好きな気持ちに いい悪いもないのに」アオイくんを男と知った上で、それでも好きと認めたヒナタなればこその思いでしょう。
     ヒナタとアオイ、尚生と氶太郎、自分たちの気持ちにやっと気付き始めたこの2組の恋人たち?が、これからどんな選択をしていくのか、まだまだ目が離せません。
     フルカラーの透明感溢れる色遣いが、登場人物の魅力を引き立て(特にアオイくん)、「男性同士」が苦手な方にも無理なく作品の魅力を伝えています。人を好きになって様々に葛藤する少年たちの(まだハタチ前だからネ)人間ドラマとして、楽しんでいきたい作品です。

    • 1
  8. 評価:4.000 4.0

    挫けずに読むべし!(実は3部構成?)

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     無料配信の波に乗れず、結果的に2回ほど読み直す結果になりました。
     1回目は、サラの性格が捻くれているわ、人はどんどん死ぬわで、展開早過ぎ!着いて行けない感が強く、正直、課金してまでその先を知りたいとも思いませんでした。
     2回目、大量無料話開放の波に乗って、改めて読み進めたら、あら、同じ原作者?と思うほど、話の雰囲気が変わっていてびっくり! 人を死なせまくったので、批判が集まったのかな? ざっくりまとめると、
    〜65話あたり…皇太后カトレアが処刑されるまで、結構血生臭いです…。
    〜83話あたり…元の世界とルークとの間で葛藤するサラ。ルークって、こんなに激ラブだったっけ?というくらい最初の冷酷な面影全くなし!!変われば変わるもんだ…本編終了。
    外伝〜最終話…母は強し、賢し、潔し!で、策士サラが活躍します。この世界に飛ばされてきた頃と比べると、雲泥の差。いつの間に、こんなに賢くなった? 愛は人を強くする。

     ということで、原作者複数説を支持します? 個人的には、ベタ惚れルークにたくさん会える66〜83話がオススメです。前半の血生臭さで挫折せず、後半まで粘ることを、ぜひお勧めします。

    • 4
  9. 評価:4.000 4.0

    星2→星4 地に足の着いた物語

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     実は白黒版で途中まで読んでいたのですが、頑固でグイグイ来る舞衣子と流され気味の晴海さんとが、どうしてもお似合いの夫婦に見えず、課金ゾーンに入ったのを機に、途中離脱しました。評価は星2。今回、せっかく最後まで読む機会をもらえたので、理音登場のあたりから読み直したのですが、これが思いの外よくって、びっくり、評価4にUP↑ 前回、最後まで読まずに低いレビューを書いてしまって、作者さんに失礼だったなあと深く反省しています。フルカラー版だと、表情の微妙なニュアンスも分かりやすくて、舞衣子にぴったり!よい感じだし…。
     何がいいって、価値観の違いを埋め合いながら、お互い歩み寄ろうとする2人の姿かな? 子どものことも、お互い十分に納得してからだったしね。結婚に必要な覚悟とスタンスを、舞衣子と晴海さんの姿から学ばせてもらったような気がします。
    「年の差でもいい」ではなく、「年の差だからいい」でもなく、「舞衣子と晴海」だったからよかった「年の差婚」 声に出したり、文字に残したりしながら、気持ちを伝えていきたいと、改めて思わせてくれる作品でした。

    • 10
  10. 評価:4.000 4.0

    こんなにうまくいく?!

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     酔い潰れて、介抱されて、そのまま朝を迎えて、ご飯作ってもらって、残業手伝ってもらって、彼が終電間に合わなそうになって〜からの同居?(立場変われば、同棲とも云う) 28歳オツカレ女子、急にそんなにうまくいく?と思わないわけではもありませんが、夏木クンが「運命の人」だったとしたら、許されるのかな? 多少ご都合主義なところは、夏木クンのはるかに対する22歳とは思えない神対応が心地よいので、目をつぶることにします。
     あれほど結婚にこだわっていたはるかが、実際に結婚したのは32歳。そこには、結婚の意味を理解し、自分の夢も夏木クンの夢も大事にできる、本当の意味で自立した女性がいました。結婚って、何歳までにではなく、いつ誰とするかが大事なんだなと、改めて思わせてくれた秀作です。取り急ぎ、読んでみませんか?

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