Mayayaさんの投稿一覧

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251 - 260件目/全309件
  1. 評価:4.000 4.0

    TV vs コミカライズ

     先に、N○Kの夜ドラから入りました。沙名子を演じたのは、多部ちゃん。だから、どうしてもそちらのイメージが強く、本編の沙名子は、よりクールで、より年上の印象。堂々巡りも多いしね。まあ、TVであれだけグルグル悩まれたら、時間オーバー、即打ち切りになっちゃうから、もっとあっさりスッキリ、次に行っちゃうのだと思います。もやもやと足踏みしている沙名子は、漫画だからこその成り立つキャラなのでは?
     一方、太陽は重岡クン。こちらもかなりイメージが違っていて、個人的には漫画のほうの太陽が好きです。明るさ+いい意味での馬鹿っぽさ+悩める男の子感は、重岡には出せていなかった…。ほんっと、実写化って難しいね。
     TVドラマは、一応終わったけれど、漫画のほうは、まだまだこれから続きます。お仕事漫画としての読み応えはもちろんのこと、恋愛漫画としても楽しめるこの作品、沙名子同様ストイックにお薦めです。

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

    かつてないほど重そうだけれども…

     ひいろ先生の新作は、「学問のススメ」ならぬ「耽溺のススメ」ですか…。かつてないほど、耽美かつ退廃的、そしてダークでヘビーな内容になりそうな予感です。普通のひいろファンなら、ちょっと引いてしまうかも?(正直65〜80pt もキツい…そのうち下がると思いますが…)
     二人は、出逢いが早過ぎました。普通の大人同士で出逢っていれば、10歳の歳の差があろうと、出自がどうあろうと、順調に愛を育めていたかもしれません。けれども、いかんせん出逢ったのが、純粋無垢な未就学児と多感な中学生のとき。そして、想いを突き通すには、良い子過ぎた二人。だからこそ、葛藤が生まれ、「耽溺」な世界に繋がっていくのだと思います。
     物語は、満井春香先生の「どうせ、恋してしまうんだ。」同様、「現在」を生きるヒロインの回想が差し込まれながら進みます。ということは、「今」あるいは「結果」は、作者さんたちの中では、もう決まっていることなのでしょう。けれども、どんなに辛く苦しい思いをしても、それだけのことはあったのだと思わせてくれるラストを、ひいろ先生ファンとして強く強く願っています。

    • 6
  3. 評価:4.000 4.0

    「的」なのは…

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     誰かを好きになるときって、唐突に「一目惚れ」っていうのもあると思うけれど、どちらかというと「いつの間にか気になって…」のほうが多いんじゃないかな?その意味でもこの作品は、気持ちの変化がとても自然で、共感すること間違いなし!
     主人公結沙のモノローグが、全てを語っています。「理想的とはほど遠く 共通点もあまりない この先も そんなに関わることはないんだろうなーなんて思う 君はそんな人だったよ」→1年後→「この人はこんな顔だったかな こんな声してたかな なんだか最初から全部 私の理想だったんじゃないかって思えるくらい」「ひと目で気づいた恋じゃないけど ゆっくり大切になった人」うんうん、あるある、わっかるよなぁ〜。
     楓が理想的ボーイフレンドな所以、それは「俺の人生には この先ずっと結沙が必要だから」「他の人と付き合うことないから…」なぁんて、すっごく胸キュンな言葉を、真顔でさらっと言っちゃうタイプ、これはもう一生安心の永年保証書付きでしょ!
     決して「理想」のタイプじゃなかったのに、いつの間にか彼自身が「理想」になっていた…だからこそ「理想的」ボーイフレンド。等身大の恋物語を読みたいのなら、絶対おすすめです。楓くんの顔が、時々のっぺりして好みぢゃなくなるときがあるので、そこだけ星マイナス1にさせてくださーい。

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

    心躍るファンタジー

     八百万の神、付喪神、そして、数々の物怪や妖たち。世界広しといえども、これだけ多様な「人外」と共存してきたのは日本くらいでは? そして、日本人の中に、それら人外と交流をもてるDNAを宿した人々が、きっといるのだろう…そんな夢を見させてくれるお話です。
     本作の主人公兎崎伊織は、そんなDNA(陰陽師安倍氏の血脈)を元々宿していた上に、鬼の白姫から輸血?されていたというのだから、そりゃ何だって視えるでしょ。でも、その運命を受け入れた上で、自分にできることをしようと奮闘する姿に、心躍ります。仲間も多彩で魅力的。化け狸の千代、猫又の銀、鳴釜など、いつも伊織と行動を共にしている妖の他、カラス天狗の弥太郎や鬼の白姫、そして養い親の織(←イケおじ鬼、地味にカッコいい♡ )天の邪鬼や牡丹の妖も、いい味出しています。
     もったいないのは、人間の男性の描き分けが、今一つなこと。龍一郎と辰ニ郎は仕方がないとしても、他の違式怪異取締局の面々は、ごっちゃになっちゃって、まあ、適当に読み飛ばしました…。そこが、マイナス星1かな?明治以来、令和の今でも、白姫や織がどこかに潜んでいるのでは?…思わずそんな期待をしてしまうファンタジー秀作です。

    • 2
  5. 評価:4.000 4.0

    AIキターッ

     異世界転生モノもいろいろあるけれど、遂にAI絡みのお話が登場してしまいました。1113番目の世界(パラレルワールドかっ)だか、スーパーシステム「女神1号」(ターミネーターかっ)だか分かんないけど、禁断の領域に足を踏み入れちまったーって感じ。だって、伏線張りすぎて回収不能になったとき、さっさとAIに「リセット」させちゃえばいいもんね。作者さん、そこんとこ考えてAI導入したのかな?
     話自体は、慶国での初期設定を理解するのに、やや時間を要するけれど、謝祈(昭王)と林苑(如月唯)が徐々に心を通い合わせていく物語と捉えて読めば、なかなかに面白いです。知能3歳児設定は、早々にネタバレしますが…。タイトルに偽りあり、多分保育師だった唯に、3歳児アタマの謝祈の面倒を見させようしたのでしょうが、こんなに早くバラすのなら、新しいタイトル考え直さなきゃです。
     慶国の権力抗争に端を発する謝祈と林苑の恋物語に発展するのか、それとも、AI支配を打ち破ろうとするSFちっくな物語に発展するのか、はたまたそれらのMIXか、今のところ全く見通しがつきません。とりあえず謝祈-昭王の二重人格ぶりを楽しみつつ、次の更新を待ちたいと思います。ところで「狂王」って、誰なんでしょうねぇ…AIだけが知っている?!

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  6. 評価:4.000 4.0

    「セレブ」も大変や〜

     のっけから「セレブ」「庶民」括りで始まるけれど、そもそも「セレブ」って何なんだろう?イギリスなら貴族?でも、日本やアメリカなら、単なるお金持ち。(法制度上は) だから「政略結婚」と聞くと、「あ、お疲れさま〜」と思ってしまう庶民です。だって、まなみの従姉妹たちのように、自由に好きな人と結婚できないのなら、そして、それがセレブのセオリーだとしたら、ご遠慮申し上げたい。貴族のノブリスオブリージュとも違うみたいだし…。
     やたら「庶民」を強調するまなみだけれど、三条家の庇護の元にある時点で「隠れセレブ」でしょう。ただ、普通は胸糞悪いキャラのはずのセレブな従姉妹たちが、みんな気持ちの良い子たちなので、そこは好感ポイント。本当のお嬢様たちですね。その分、モブキャラたちの感じ悪さが際立つ。このお話のキモは、4番目?の婚約者候補で事情を知っているまなみと、事情を知らずにまなみに猛アタックする彰人とのすったもんだ。さすが、アルファポリス・エタニティです。雨降って地固まる的に、収まるところに収まります。
     65ptはちょっとお高めだけれど、上限が見えているので、課金する価値はあります。アナザーストーリーも広がりそうな三条一族物語、ポイントにゆとりのある皆様におすすめです。

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  7. 評価:4.000 4.0

    セティスがどんどんどんどん甘くなる!

     画は幼稚で好みじゃないし、ヒーローもヒロインも主人公らしくないルックスだし、291話もあるし、無料分173話もなければ、多分読まなかった。読み始めても、さして面白いとは思えなかったのに、中毒性がありますね、この作品。読めば読むほど、セティス様もニーナも魅力的に見えてきたから、不思議です。ニーナが一生懸命で、セティス様がそれを見守って、二人で力を合わせて…というか、同じ方向を向きながら、一つ一つ目の前の課題を解決していく…そこがいい!まるで、テレ朝系日曜朝の戦隊シリーズやプ○キュアシリーズと同じ匂いがします。(単純に勧善懲悪好き)
     いろいろ疲れたときに読めば、元気になれるかものこの作品、願わくば、無料話数をどーんと増やすか、1話分を29pt程度にしてもらえれば、ありがたいかも?!だって、291話もあるんですよ〜。

    • 1
  8. 評価:4.000 4.0

    日本でいうところの「マタギ」

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     これが少女漫画?リツとジーク、お試し婚の二人が徐々に距離を縮め、心を通い合わせていくところは、確かに少女漫画的。けれども、極寒の地の暮らしは過酷を極め、狩りの仕方、肉の処理のしかた、毛皮の作り方、保存食の作り方、木彫りの熊の作り方(?)などなど、まるで美食漫画か紀行漫画。少女漫画にしては、随分毛色が違います。「結婚」を描いているのに、まるでサザエさんとマスオさんのように、見事にそれらしい表現は描かれていない。せいぜい「匂わせ」る程度。それでも、ジークが妊娠して、出産までしちゃうんだから、やっぱり本物の「夫婦」だったんだね?!
     それにしても、ジークに目が行きがちだけれど、リツの魅力も捨てがたい。優しくて、実は強くて、働き者の領主様です。白髪がトレードマークの北の雪男、これでも貴族だけんね。
     リツたちの生活は、日本でいうところの「マタギ」の暮らしと共通するところがあり、なかなか興味深いです。自然の恵みに感謝しつつ、ゆっくりと流れていく時間を楽しむ二人を、これからも応援していきます。

    • 4
  9. 評価:4.000 4.0

    等身大チャラ男のハツ・コイ

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     ヒーロー(?)一ノ瀬海は、来るもの拒まずのモテチャラ男。その海が、ある時を境に、幼馴染みの小鳥遊リコのことが気になり始めて…一途になって…と、ここまでは少女漫画のテッパン!夢見る乙女にとっては、大好物のネタです…が、この海クン、また女遊びを始める時期があるんだよなぁ…。ま、完全に彼の勘違いだったんだけれど、自分の恋を諦めたら、すぐに他の女の子(マジ恋ぢゃなくて、不特定多数)に行っちゃうその軽さが、どうしても性に合わない。やっぱり、フラれたと思っても、一定期間は誠実一途でいてほしいなぁと思うのは、お年頃の男の子には酷な話なのでしょうね。女の子のほうから据え膳上げ膳状態なんだから、モテ男からすると、ごく普通の行動?ある意味、キレイゴトではない等身大の青春を描いていると思います。
     少女漫画ジャンルだけあって、直接的な性的描写はほとんどなく、画の可愛さもあってピュアなお話の印象がありますが、匂わせを信じると、主要男子メンバー3人の私生活はなかなかのモノ。こういう付き合い方をする高校生も、それなりにいるんだろうなぁ…。そこんとこ、ちょっと残念なので、星マイナス1で。

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  10. 評価:4.000 4.0

    千景さま、兎鞠のこと、どう思ってる?

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     閻魔さまって、漫画にしやすいのねー。それも大体は、イケメンキャラ!本作の「千景」さまも、その例に漏れずハイスペックなイケメン、ただしその仕事っぷりはテキトーで、いつも脱走することばかり考えている、微妙に残念な役どころ。ここに、偶然が重なって、補佐役兼婚約者になってしまったヒロイン兎鞠がいい感じに絡み、もうドタバタドタバタ、タグに「ギャグ」や「コメディー」がないのが不思議なくらいです。
     ところで、こちらの千景サマ、ヒーロー史上最も気持ちが掴みにくい男!兎鞠のことを気にかけているようで、捨て置いているようで、やっぱり好きなようで、何とも思っていないようで、ほんっとむずキュンイライラさせられます。まあ、それもそのはず、千景は「好きという気持ちが分からない」のですから。73話完結でよかったです。これ以上長いと、兎鞠がかわいそう?過ぎるので…ラストは本当に「閻魔次第!」でした。こんな面白い面々が待っている地獄なら、一度行ってみてもいいのかな…?

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