Mayayaさんの投稿一覧

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231 - 240件目/全309件
  1. 評価:4.000 4.0

    美女だけど魔獣?

     ただ親に嫌われて蔑ろにされる令嬢の物語ならよくありますが、ヒロインの手に銀鱗がある時点で、完全に異世界ファンタジー。いつの時代も、どこの世界でも、異形の者は差別、排除されるのかと思うと、悲しくなります。漫画ってさりげなく道徳的価値をぶっ込んでくるなぁーと、感心することしきり。本作も、差別や個の尊厳などについて考えさせてくれました。
     それにしても、シルヴィア本人に想いを寄せるハロルドの一途さ、不器用さは、朝丘先生が描くヒーローのイメージぴったり!相手を想うあまり、直視できずについ顔プイしてしまうあたりは、「一体、君いくつ?」とツッコミを入れたくなるほどです。でも、女性側としては大歓迎の誠実さですね。
     欲を言えば、シルヴィアの銀鱗の謎は、はっきりさせてほしかったかな。結果的に、誰かを守る力となり得るようだけれど、世間一般には評価されないようだし、そもそもそんな体に生まれてきた理由も分からず仕舞いで、ちょっぴりモヤッ。ただ、「真実の愛が二人の運命を救う」ところはブレていないので、テッパン異世界LOVEファンタジーがお好みの方には、強くお勧めします。

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

    一体どんな青春時代を過ごしてきたのぢゃ?

    「恋愛は心のバグ」って言ってのける葵クン、一体キミは、どんな青春時代を過ごしてきたのぢゃ?
     このテンポのよさ、展開の早さ、まるで昭和のトレンディードラマか韓流か?とにかく、みちると葵の丁々発止のやり取りに、まず引き込まれます。二人とも私生活は悲惨なはずなのに、悲壮感がないっていうかなんていうか…無意識にギャグ路線を走っていますね〜。だからこそ、こんな二人の行く末が、とても気になります。
    「恋愛は心のバグ」ワーカーホリック気味の二人が、運命のバグによって偶然隣り合わせになり、「実験」という名目によって互いを知っていく…そんな王道ロマンスの匂いがぷんぷんしてきます。ここはひとつ、葵クンのお手並み拝見といきましょう。人間、心がバグることも必要だと、頭のいい二人なら、きっと気付いてくれると信じています。

    • 1
  3. 評価:4.000 4.0

    将を射んとすれば、胃袋から!

     この手のお話は、揃いも揃って姉妹仲が良くない!一体どーして?親は、何していた?ましてや、ヒロインソフィアは、これだけ周囲及び他国の人々に認められているのに、なぜ家族だけ?婚約者だけ?彼女に冷たいの?そして、何故それが罷り通るの?っと、まずはひとしきり怒ってみました。こんなストレス溜まる設定にしなければ、お話が始まらないのかもしれないけれど、それにしても妹も婚約者もサイコパスか?だとしたら、まともに相手にすることもないか…。ソフィア、あんな奴ら、諦めな。前だけを見て、前に前に進もう!
     けれども、捨てる神あれば、拾う神あり、天知る、地知る、人が知るで、ソフィア、貴方の味方は、思っている以上にたくさんいるよ。将を射んとすれば、胃袋から?今こそ、料理スキル・レベル10の実力を見せてやれ!水戸黄門じゃないけれど、ソフィアを陥れた全員が、こてんぱんにやっつけられることを、切に願います。可愛い画なのに、あまりにもヒロインの初期の扱いが理不尽で、ちょっと迷走してしまいました。

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  4. 評価:4.000 4.0

    不遇な二人の成長物語

     まず、出だしでヒロインをこれでもかっというくらい不遇な境遇に追い込み、そこから、ヒーロー登場!それなりの紆余曲折はあるものの、基本的にヒロインの人生どんどん上向きに…そして、最後はハッピーエンド♡…異世界ファンタジーの定石ですね。こちらの物語も、期待どおりの進み具合、画は綺麗めで、ところどころ癒しキャラ風に転換するのも、可愛らしくて好感がもてます。だからこそ、途中からエロ要素が入ってきた展開は、嬉しい驚き!まさかこの流れで、ここまで描いてくれるとは…。ジークハルトとフィーネ、まるで、光源氏が、紫の上に手ほどきしているが如く?でも、よく見ると女性ジャンルか。さもありなむ。
     定石どおりに進んでいるので、この後波乱があるとすれば、ジークハルトの即位にまつわるあれやこれやか…?愛を知らずに育ったジークハルトと紛い物の愛で裏切られたフィーネが、二人でいることによって、どんな成長を見せてくれるのか、今後の展開を楽しみにしたいと思います。

    • 6
  5. 評価:4.000 4.0

    うぶ・らぶ未満キュン以上

     ヒロインは、七瀬まい高校2年生。ヒーローは西野壮太高校3年生。あー、こんな高校生が、まだ漫画の中に存在してくれていて、よかったーっていう感じです。それくらい、この頃はカルい高校生(特にヒーローがっ!)がメインキャストの少女漫画が多すぎて、辟易していました。
     ただ、その分、もどかしいもどかしい、じれったい。でも、初めて異性を意識して、初めてお付き合いをするなら、こんなもんでしょう。二人は勿論のこと、周りの登場人物も、ガツガツしていなくて、とっても健全な高校生活っぷりです。
     ドタバタはありますが、ドロドロは皆無。まいが所帯じみている(そのどこが悪い!)ためか、寄ってくる友達も、ちょっと変わってはいるものの安心の良い子たちばかり。その中で繰り広げられる、二人の思い込みや勘違いが妙におかしくて、キュンとクスッとニヤニヤが止まりません。
     最後までこの調子なので、正直、「らぶは、どこえいったぁ〜?」と言いたくなるほど、純な仕上がりなのですが、それもまた一興。爽やかに、あくまで、爽やかに…で、うぶ・らぶ未満の物語をお探しの方、必読です!

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  6. 評価:4.000 4.0

    絵に描いたような王道!安心して読めます

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     赤ん坊の頃、人質としてイスパニアに連れてこられたシャノワール国第八王女ブランシュが、優しくしてくれる王太子リカルドを、慕うようになるのは当たり前。そして、それが、恋心に変わるのも時間の問題でした。そしてリカルドも、「赤い悪鬼」の自分を恐れることなく、素直に愛情を向けてくるブランシュを憎からず思うようになるのは、自然な流れ。普通なら、身分違いがネックになるところですが、ブランシュは小国ながらも一国の王女。あとは、どうやってこの二人に、お互いの想いを伝えさせ合うかだけでしたが、こちらもしっかりとリカルドが腹を決めてくれたので、ぐだぐだせず意外とスムーズ♡ 結論として、絵に描いたような王道恋物語となり、安心して読めるお話になりました。ただ、ルナの存在は、本当に必要だったのかな?星はちょっと緩めで、星4で。

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  7. 評価:4.000 4.0

    顔プイ男子のルーツはここに?

    「勘違い妻は騎士隊長に愛される。」のヒーロー、ヴォルク・レグナガルドの両親の物語です。
     それにしても、あの照れ屋で無愛想で、顔プイヴォルクの父親が、こんな脳筋男だったなんて…。愛した相手のためなら、国も王様も、自分の命さえも関係ない、名付けて、溺愛押しの一手KY男!こんなのに見込まれたら、静かに波風立てずに生きてきた、生き残りの魔女エレニーだって、絆されないわけにはいかないよね。
     そのエレニーは、ヴォルクの母親。彼女は、東国の魔女の生き残りだけあって、逞しくはっきり物申すタイプ。やっぱりヴォルクとは、タイプが違う。う〜ん、親子って似て非なるものなんだね。
     そんな二人の馴れ初めと結ばれるまでの物語、最後はちょっと急ぎ過ぎた?どうしてヴァルフェンは、そこまでエレニーのことを好きになっちゃうの?等、ツッコミどころはそれなりにありますが、そこはヴァルフェンの溺愛っぷりに免じて、見て見ぬふりを…。レグナガルド一族による「勘違い」シリーズ第二弾(世に出た順番は逆ですが)、「勘違い妻〜」と合わせて読むことをおすすめします。

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  8. 評価:4.000 4.0

    そーとー残念な朝比奈さん…

     容姿はごく普通で地味設定のはずなのに、作品中ではなぜか可愛かったり、そこそこイケメンに描かれがちのヒーロー、ヒロイン!やっぱり、漫画の世界だもんねー💢と思うことがほとんどですが、この作品は違う!ヒロインの凛は、女子校出身→職場は女性ばかりの、よくある男性苦手でカッチコチタイプだから、縁遠いのも致し方ない。そして、朝比奈さん!こりゃあ、アカン!!いろんな意味で、癖が強すぎ!だから、いくらイケメンハイスペックでも、ひくわ〜。触りを読んだだけの読者が、ひいてるほどだから、実際に彼が生きている世界では、どれだけひかれているのか、想像するのも恐ろしい…。イケメンDTとして、辻褄の合う存在です。
     それだけに、これからのポテンシャル、伸び代はあるのでは?レビュー評価が低いのは、現時点での朝比奈さんのキャラに耐えられないから…。ストーリー自体は面白く展開しそうなので、ここは踏ん張って、朝比奈湊のイケメンヒーローとしての成長を、もう少し見守っていきたいと思います。さあ、一ノ瀬凛ちゃん、あなたはプリンスメーカーだっ、頑張れー!

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  9. 評価:4.000 4.0

    ベタな勘違い←分かりやすい

     西国イゼルマールを舞台に、蒼の志隊騎士隊長を務めるレグナガルド一族がヒーローの「勘違い」シリーズです。勿論「東の魔女」も、さりげなくしっかり登場しています。
     今回の勘違いは、思い立ったら真っしぐら、ある意味天然系の伯爵令嬢レオノーラと、スペックは高いのに、恋愛スキルは微妙なヴォルクの、お互いを思い合うがゆえの勘違い!まあ、可愛い勘違いだと、見る人が見りゃ、すぐに分かるわな。ヴォルクの「顔プイ」が笑えます。朝丘先生の画は、銀髪のレグナガルド一族を描くのにぴったりだと思うのですが、好みは分かれるところでしょう。
     13話完結なので、起承転結が分かりやすく、周囲もよい人ばかりなので、ストレスなく読み続けられます。個人的には「勘違い魔女〜」と併せて読むことをお勧めするかなー。

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  10. 評価:4.000 4.0

    勝負にもならんじゃろ

     貧乏伯爵令嬢アリスと、そのアリスに意地悪をすることでしか好意を示せなかった侯爵家次男グレンと、アリスと過去に関わりがあって、結果彼女を溺愛している筆頭公爵家長男アーサーとの二等辺三角関係物語…つーか、グレンくん、全く勝負にならんでしょ! まず、アーサーは筆頭公爵家の長男で跡取り、将来は公爵サマだけど、君んち侯爵、君次男、侯爵になれるかどうかも分からない。それに、何より肝心のアリスに嫌われてるじゃん!女の子には、優しくしておかなきゃいけないんだよ〜、特に好きな子には。完全にヘタこいたねー。アリス、伯爵家だって、十分に立派な家柄。借金をしているならまだしも、貧乏なんて気にせず、堂々としていればいい。
     このままだったら、完全にアーサーの一人勝ち!彼のデレデレとアリスがアーサーに心惹かれていく様子を楽しむのもよいのですが、グレン君、ここらで素直になって、正攻法でアリスに再アタックしませんか?君が単なる当て馬ではなく、真のライバルに成長してくれれば、このお話、もっともっと盛り上がると思うのですよ。今のままでは星5は難しいか…でも、アーサーのデレには大いに期待して、星4で。

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