Mayayaさんの投稿一覧

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231 - 240件目/全866件
  1. 評価:5.000 5.0

    祝「(仮)夫婦円満 商売繁盛」物語

     鈍感ポジティブ令嬢×溺愛系腹黒婚約者モノとして、「自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。」や「出稼ぎ令嬢の婚約騒動 次期公爵様は婚約者に愛されたくて必死です。」が思い浮かびますが、本作もそれらと肩を並べる面白さ。うん、これは掘り出し物です!
     画はちょっと幼めながら、その分ギャグとズッコケ具合が光ります。特にヒロインジネットが、アッパーカットをくらったが如く天を仰いでコケる?場面は、自分にとっても笑いのツボ。この先、何シーンこんな彼女(あるいはクラウス様も?!)を拝めるのか、楽しみでなりません。
     そして、ヒーローのクラウス様、「自称悪役令嬢な〜」のセシル様ほど腹黒ではありませんが、裏表男子としてはなかなかの素質。超天然ポジティブヒロインを溺愛しちゃっている系男子として、王道のポジションを熱演してくれています。う〜ん、気持ちいぃ〜っ♡
     商会を立ち上げて、伯爵家の立て直しに成功したクラウスですが、そこに「成金教育」の申し子ジレットが加わったのですから、これはもう、鬼に金棒の比翼連理。「(仮)夫婦円満 商売繁盛」間違いなしです。イライラもやもやを全て吹き飛ばしてくれそうな痛快なお話が、また一つ始まりました。

    • 12
  2. 評価:3.000 3.0

    これは、どっちだ?

     転生したら、性別違っちゃった〜!という転生性性同一性障害(?勝手に名付けました)のお話。性別が異なっても、全く意に介さず、剣の道を極めようとする者、元から想いを寄せていた男性ヒーローに、女性としてアプローチしていく者、男性(ヒーロー)に想いを寄せられ、右往左往する者等、いろいろなパターンがありますが、今作のヒロインケイト(圭)は、男性としての気持ちを優先しながら、試行錯誤を重ねていきそうです。
     ただしこの作品、「アナス・ミラビリスの福音」という乙ゲーの世界だけあって、攻略ルートが目白押し。ケイトは、なまじ攻略法を知っているだけに、思いの外イベントに巻き込まれてしまいます。ここでヒロインが、本当に「ヒロイン」だったら、原作補正無視して、モブっ子がんばれ〜とか、悪役令嬢負けるな〜とかなるのでしょうが、悲しいかな、中身は普通に「俺」。「男同士」でくっつくのには、抵抗があるようで…さて、圭の気持ちを尊重して、ケイトの恋愛ルート無しの展開になるのか、それとも、姿は女性、心は男性のままヒーローと結ばれて、「隠れBL」路線を突っ走るのか、あるいは、時間をかけて完全女性化するのか…作者さんの采配が楽しみです。
     ところで、幼馴染のエドガーに想いを寄せていた、本物のケイトの「精神」は、いったいどこにはじき飛ばされてしまったのでしょうね。

    • 4
  3. 評価:3.000 3.0

    実は時空を超えたロミジュリ物語でした…?

     数多くの見合い姿絵?の中から、たまたま太子妃候補に選ばれたヒロイン花顔、窮屈な生活は真っ平ごめんとばかりに、太子雲遅の求婚を断り続けます。その方法は徹底していて、自分の教養のなさを暴露したり、素行を悪くして評判を落とすだけでなく、不妊を装う術を自らにかけるほど…まさに「太子妃なんて絶対にイヤです!」って滑り出し。花顔はビックマウスの割に、大したことできていないし、雲遅は花顔に対してはヘタレだし…の追いつ追われつ物語、太子がここまで想ってくれるんだから、絆されちゃってもいいじゃん!と思えるぬる〜い展開でした、途中までは…。
     雰囲気が変わってくるのは、花顔が雲遅に絆され?、二人の関係性が変わってくるあたりから。不定期に謎の「発作」に苦しめられる花顔、実は、命に関わるので、太子家と結ばれないように戒める家訓があることが分かってきます。おまけに、単なる言い伝えだけではなく、花顔の魂に「花静」というお后サマの霊魂が紐付けられているという、何ともオカルトな事実が判明!花顔の命のカウントダウンも始まり、完全にロミジュリ展開です。
     よ〜く読むと、ネタはそう悪くもなかったのに、やたら似たような人物を登場させて、あっちこっちに話を振るもんだから、全体的にとっ散らかった印象。余分なエピソードを削ぎ落とし、前世からの因縁解決に絞って話を展開させれば、よかったんじゃないかな〜。

    • 1
  4. 評価:5.000 5.0

    「拾う神」は、遠矢サマ?!

    舞香、そんなに崖っぷちか?
    舞香、勤務先倒産の件→失業手当という選択…条件を精査して申請すれば、確か貰えるはず。でも、期限があるから、要注意。
    父親の借金の件→母、自己破産という選択…その後の社会生活で、微妙に不利益。弟たちの進路選択にも影響。
    借金返済による家計圧迫の件→母、生活保護を選択…看護師として、一定以上の収入があると認められない。ただし、病弱で働けなくなったとすれば、可能性あり?
    弟たちの進学費の件→要保護家庭、準要保護家庭の申請及び奨学金の給付・貸与を選択…こちらも、母親の収入次第。ただし、貸与型の奨学金なら、かなりの確率で受給可能。(人によっては「借金」と見る向きあり)

     う〜ん、こうしてみれば日本の社会保障制度、それなりに行き届いているようで、実際は、なかなか弱者に厳しい印象。舞香、崖っぷちとまではいかなくとも、崖の方に追いやられていることは事実。ここは、契約だろうが政略だろうが、拾う神あり精神で、遠矢クンの提案にノっちゃいましょう!!
     それにしても遠矢、10年以上も音信不通の幼馴染に、突然契約婚を持ち出すくらいだから、よほど政略結婚相手がお気に召さない様子。そのうち、二人の間に波風を立ててきそうです。それでも、運命の日に偶然再会した運命の?二人、ここから距離がぐんぐん縮まることを期待して、星5です。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    知識は人を救う!

    「今の私には知識がある!!」
    美容オタクとしてのスキルをもとに、雄々しく立ち上がった虐げられ令嬢キャロル。人間、知識と経験と自信があれば、ここまで生き方が変わるんだろうなと、今さらながら思います。だって、前世の記憶が蘇っただけで、中身は今までと同一人物なんでしょ?父親の秘書的な役割も務まったみたいだから、決して頭の悪い子ではないはず。にも関わらず、虐げられるままだったのは、「知らなかった」から…教育の力って、大きいです。
     とはいえ、現在のキャロルの人格は、完全に前世の記憶に基づいている感じで、多分本来のキャロルとは別人格。まあ、性悪寄生虫家族にざまぁするなら、かえって「他人」のほうがよいのかも?血縁と思うのも残念な3人だもんね〜。破滅のフラグが立っています。
     心配なのは、クリス王子との恋の行方…存在を隠された男爵令嬢と王子?身分、違い過ぎ!ヒロインの顔に火傷がある?キズものとして、初めから対象外!ってことで、今回恋に結び付くには、障害が多過ぎ。スーパーどんでん返しでもない限り、二人の恋路、前途多難です。それでも、ヒロインキャロルが美容知識を駆使しながら、どんどん成功していく姿を見守りつつ、知識が悪意を駆逐する様子を楽しみたいと思います。

    • 13
  6. 評価:4.000 4.0

    両片想いのフラグが立ってるような???

     32歳専務(!!創業者一族ならアリか?)と受付嬢とのマッチング、そんなにシンデレラって気はしないんだけど、ヒロイン莉子は自己肯定感低めなので、やっぱりシンデレラストーリー?莉子、受付って、人の顔覚えなくちゃいけないし、適切な対応しなくちゃだし、容姿だって一定水準以上のものを求められる…そんじょそこらのチャラチャラ女子には任せられない、会社の顔!もっと、自信もっていいと思うよ。
     そもそも各務専務って、料理教室に付き添う前から、莉子のことを意識していたと思う。(思いたい!)もしかして、莉子がジュニアレッスンのサポートをしているって知ってて、敢えて志願した?!(深読みかい)料理教室で貴成サンが見せる、ちょっとはにかんだ感じの自然な笑顔…普段とのギャップに、莉子でなくても、ときめいてしまいます。
     まだ姿を見せてはいないけれど、創業者一族〜御曹司ってラインからすると、そのうち「政略結婚」「婚約者」なあんてワードも、登場してきそう…でもきっと、ナリくん姪の美奈を筆頭に、たくさんのキューピッドたちが、二人を助けてくれるよね?普段はクールでも、好きな相手には甘〜い各務専務の奮闘ぶりを、大いに期待したいと思います。

    • 0
  7. 評価:3.000 3.0

    電子向きではないな…

     中華系のお話は、登場人物の名前に、日本で馴染みの薄い漢字を多用しているので、人間関係が頭に入りにくい。そこに、役職、字、位etcが関わって、その上、衣服、顔、髪型が似ているキャラが被ってくるので、完全にお手上げ状態!因みに、見分ける自信のある登場人物は、ヒロイン顧嬌と生ぐさ小坊主の浄空くらいかな。ヒーロー(多分)の六郎でさえ、怪しいときがあるから、他のキャラは言わずもがなです。
     こんな感じだから、電子書籍で無料分を毎日ちまちま読んでいると、以前何があったのか、この人って誰だったのか、すっかり頭から抜けていて、でも、読み返すために、わざわざ課金するのはどうかな〜って雰囲気で…つまりは、漢字と記憶力に自信のある方向けのお話ですわー。
     スーパーエージェントから転生しているので、ヒロインが武術も医術もできちゃうとか、中身が自動的に補充される薬箱とか、結構ご都合主義。それでも回が進むごとに、顧嬌取り違え案件や、夫六郎のまだ明かされていない秘密の匂わせ、そして、大化けしそうな小坊主浄空の存在など、興味深い展開に。う〜ん、面白いのか、面倒くさいのか…でも、ヒロイン顧嬌が、勝ち組になることだけは、間違いなさそうです。

    • 2
  8. 評価:5.000 5.0

    星5超の、後世に伝えたい名作

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     いくら個人的に「よい人」であっても、腐敗した組織に属していれば、「個人」としては尊重されず、連座制で罪に問われる…どうにも理不尽な、けれども、どうしようもなかったところから始まる懺悔と再生の物語、先に言います!まぎれもなく星5超の、後世に語り伝えたい名作です!

     ヒロインが「転生」した物語は多々ありますが、自分の不慮の死がきっかけだったり、無理やり召喚されたりで、そのほとんどが単なる「設定」。転生後から、ヒロインの全く新しい物語が始まるのが常。それなら、無理矢理転生させなくてもよくない?って感じ…。

     でも、この作品は違います。哀しいまでに想いを遺して引き裂かれた「二人」に、何かが与えてくれた赦しの時間の物語…自分なら、こう名付けます。シャーリーの場合、「転生」といってよいのか分かりませんが、彼女が「前世の記憶」をもって生まれたからこそ可能になった、再生の道筋です。

    「二人」というのは、もちろん「お嬢様」とカイドですが、他にも「お嬢様」とメイドだったカロン、「お嬢様」と宝石職人見習いだったフェンネルなど、いろいろな人々と「再会」することで、自分の前世と今世を見つめ直し、成長していく…同時に、関係した人々の後悔も、「約束」を守ることで癒していく…それは、まさに「奇跡」の物語。初めて、意味のある転生物語に出会えた気分です。

     こんなに重厚な内容なのに、余分な説明は、一切ありません。シャーリーの前世である「お嬢様」の名前さえも、「かつてライウスに嫁いだ王家の娘と 同じ名を持っていたライウスの宝花様」とあるだけ…。彼女を転生させたもの、転生した理由、転生した意味などは、全て読者の想像と解釈に任されています。

    「お嬢様」の記憶をもって生まれてきた故に、自分を押し殺して生きてきたシャーリーと、愛する人を死に追いやった後悔を抱えて生きてきたカイド…再び出会うまでの15年、二人はどんな想いで過ごしてきたのでしょう。だからこそ、「二度目の奇跡」を宝物のように大切にし、お互いを想い合う二人の姿が、本当に尊く見えます。

     語っても語っても語り尽くせない、この奇跡の物語、電子でも紙でもよいので、ハンカチまたはテイッシュ箱を用意して、ぜひぜひご完読ください。

    • 2
  9. 評価:3.000 3.0

    最強脳内お花畑令嬢降臨!

    「生贄」「邪竜」と、タイトル及び設定に禍々しいワードが並んでいますが、ヒロインエミリアの脳内お花畑っぷりで、全てが吹っ飛んでしまいました。多分このお話、かなりの確率でギャグ・コメディー路線です。
     そもそも物語の鍵を握る二体の邪竜の名前が、ゼクシィードとリ・エーンってところから、変。「ゼクシィ」と「離縁」かーい。このお話、とことん「結婚」にこだわったつくりのようです。
     エミリアは単なる脳内お花畑娘か、それとも「結婚」に関わるふか〜い事情があるのか、また、生贄を捧げさせてきたゼクシィードの真意は?等、流れによっては、興味深い展開になりそう…。話の通じない脳内お花畑令嬢の、唯我独尊ドタバタ劇で終わらないことを願っています。

    • 0
  10. 評価:5.000 5.0

    デカ足上等、何か問題でも?

     シンデレラのガラスの靴って、本当にガラスでできているんじゃなく、シンデレラのDNAに反応して可逆的に変化するガラス様繊維でできていたんだろうな…って、勝手に想像しています。じゃなきゃ、ガラスの靴なんて、絶対履いたりできないって!
     でも、考えようによっては、世の中の靴って、みんな自分にとっての「ガラスの靴」。美しく、そして、気持ちよくフィットするお気に入りの一足を見つけるために、どれだけ苦労していることか…。これ、ヒロインの麗に限った話じゃない。21、22cm台の大人の靴を探すのは、実は結構大変だし、EEEEの幅広足用の美しパンプスなんて、ほとんどお目にかかれない。人の数だけ足の形があるんだから、執拗に「デカ足」を揶揄する三流モデルの松野何某の無教養さと無神経さ、鼻で笑いたくなってしまう。
     だからこそ、麗にはもっと自信をもってほしい。そもそも世界的スーパーモデルって、みんな足大きいよ?まあ、そこは城戸サンが、これからいくらでも何とかしてくれそうなので、割愛させていただきます。それにしても「輝将=てるまさ」って、堅〜いお名前なのに、女性の足&靴命のこのギャップ…この先の城戸サンのぶっ飛び具合が、とっても楽しみです。

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