3.0
一番の嘘つきは誰?
さすが「嘘」をテーマにしているだけあって、見事な隠し展開。伯爵の非嫡出子であるメリッサが、不当な扱いを受けるところはお決まりの流れとしても、その彼女が「神託の子」?その根拠は?というあたりが、全く説明されていない、少なくとも序盤では…。ん?自分、何かを見落としてる?
そして、件の「神託の子」…ざっくり言えば、神様とやらに愛されて、何かを託された子よねぇ。なのにメリッサ、全然大切にされている感がない。百歩譲って、金の卵を産む鵞鳥扱い?まあ、権力と信教の関係なんて、そんなもんか…
メリッサを取り巻く5人の「運命の花」とやらも、みんな胡散臭い。画的に、そして話の流れ的に、いまだ「ヒーロー」不在。表紙的には、第一王子のバーナード?魔術師のヘリス?う〜ん、よもやの読者の人気度による後付けヒーローだったりして…!
とことん設定を伏せる手法は、今後の展開を考察する分には面白い。でも、ほどほどにしないと、読者は早々に興味を失ってしまうだろうし、過ぎたどんでん返しは、構成力の未熟さを露呈することにもなる。さて、メリッサを取り巻く「この嘘」が、どこまで通用するのか、お手並み拝見です。
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この嘘も運命ですか?