Mayayaさんの投稿一覧

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作品レビュー
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211 - 220件目/全594件

  1. 評価:5.000 5.0

    考えようによっては、新作です!

    「幼なじみはなぜか不機嫌」全6話のロングバージョン版だろうな…程度の軽い気持ちで読み始めたら、よい意味で裏切られました。考えようによっては、これ、新作です!
     途中までの基本の流れは、だいたい同じ。でも、元カノの場面で気付くべきだった…「不機嫌」とは、顔も髪型も全く違う女の子じゃん!!そのあたりから、前作にはないエピソードが、どんどんぶっ込まれてきて、想いを確かめ合う頃は、かなり異なるシチュエーションに…。もちろん、二人を巡るライバル男女の顔ぶれも、豊富になっておりますがなー。そして、これはこれで面白い!
     今のままの流れだと、あーすけ先生、二人が結婚して子どもができるまでも描いてくださりそう。でも、小さな神社に長年納められ続けた保の絵馬の話、好きだったんだよね。ぜひどこかで、あのエピソードに戻ってくださることを、かたく信じております。
    「不機嫌」のほうは、ほぼ早紀目線で、不機嫌だったのは保。その点、こちらは保目線と早紀目線が程よくミックスされており、「かわいすぎて我慢できない」のは、いったい誰なのやら…。主人公たちの揺れる気持ちを、よりリアルに表現した幼なじみシリーズ「新作」、紛れもなく星5です。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    山田南平恐るべし!

    「恋するMOON DOG」で、やっぱり山田南平先生っていいなぁと思って、こちらの作品に戻ってきました。「花ゆめ」連載時にリアルタイムで読み、コミックスも全巻購入しているんですけれどね💦
     あの名作が、各話配信で小分けになると、どうなったのかな〜と興味深々で覗いてみれば…何これ、1話分短っ!ホントに小分けにしちゃったんですねー。上手に区切っているので、次話への期待感、続きを読みたい感がずぅ〜っと続くのはよいけれど、それにしても短っ💦ptを安めに設定しているので、ギリセーフですが、2話分くらいくっつけて、40ptで配信してもよいような気がします。
     というのもこの作品、かなり前のものなのに、全然色褪せていない…つまり、時代とのズレを全く感じないのです。様々な愛のカタチを、普遍的に表しているからかな。これって、「大人になる方法」から既に始まっていたし、「恋するMOON DOG」にも繋がっている…山田南平恐るべし!です。
     多くの、そして本当に様々な困難を乗り越えて成長し、結ばれていく奈子とアッサム、そのアイノカタチをとくとご覧あれ!と、全力で伝えたくなる「紅茶王子」1話分が短くたって、星5です。

    • 1
  3. 評価:5.000 5.0

    息ぴったりの恋愛初心者幼なじみ二人組

    「幼なじみ」ネタの作品、いろいろあるけれど、大抵「ちっちゃい頃から好きだった」的なものが多く、そんなシタゴコロ満載で幼馴染やってたんかーい!と、ツッコミを入れたくなる気分。でも、今作の依都と央士は、本当に時間を共有してきた「幼なじみ」なんだなあということが、テンポの良い会話から伝わってきます。ただしこの二人、阿吽の呼吸?お互いの価値観を尊重し合える、かなり相性の良い間柄なんだけど、そのことに気付いているかな?多分、無理だよな…。
     実は央士は、仕事最優先恋愛後回し生活の結果、その年まで拗らせてしまった無自覚DT。一方、依都は依都で、告ってきた相手と付き合ってきただけで、自分から好きになったことがないときたもんだ…つまりこの二人、どちらも「恋愛初心者」ってことで、間違いないよね?
     こんな二人が、お互いを意識し始めたもんだから、胸キュンが止まらない。幼馴染が、恋愛対象に進化していく様子が、とても丁寧に描かれていて、好感がもてます。
     キスまで0.5秒…つまりそうでつまらない、その僅かな間を、二人がどうやって縮めていくのか、お手並み拝見といきたいと思います。

    • 1
  4. 評価:4.000 4.0

    「私」は誰でしょう?

     この物語にまつわる一番の関心事は、多分、タイトルの「私を捨ててください」の「私」とは、いったい誰を指すのかということ。大方の予想は、ヒロインのカレナことアデルだろうけれど、死から回帰し、妖精の力も得ている彼女、今のところ「捨てて」ほしい理由は、あまり見当たらない。
     アデルとヘクシオン含む3人の男たち(ジン、クァルン)との恋の鞘当ても興味深いけれど、やっぱり一番の関心事は、カロット病の起源と石碑の謎解き、そしてそこに、アデルとへクシオンがどう関わっているのかについてでしょう。フッセンライトはん、まあ、面倒くさい宿題を、残してくれちゃってますわな〜。妖精たちも出てきますが、正直こ奴らも面倒くさくって、あまり可愛くない。ただ、本来妖精の本質って、そんなモンらしいよね。フェアリーゴッドマザーみたいなほうが、珍しい?
     さて、「私を捨ててください」の「私」の本命は、アデル?、対抗はヘクシオン?(大公だけに…寒っ)、穴馬としてフッセンライト?、大穴は…う〜ん、まだまだ読めません。もし、このとっ散らかった状態を、タイトルを含めて全て回収できたとしたら、作者様はプロットの天才!そのときは、レビュー評価を改めることになるかもしれません。

    • 2
  5. 評価:3.000 3.0

    黄緑頭のキツネ目公女が邪魔だよね

     タイトルどおりヒロインフリスティンは、元恋人で現皇帝のジェラードからは復縁を迫られているし、皇妹クラレットからは命の恩人と慕われているしで、普通なら何も怖いものはないはず。
     でも、よほど革新的でない限り、皇帝と釣り合う身分は、低くても侯爵令嬢以上。さて、没落貴族のフリスティンの家門って、どのレベルなのかな?それからジェラードも、反乱を起こした上での、皇帝の地位奪還だから、まだまだその立場は盤石とはいえないし…。
     というわけで、フリスティンが勝ち組になるのは、かなり先のようです…っつーか、フリスティン、賢すぎて、自分の立場が分かりすぎて、闘う気ないでしょ💢ヒロインよ、それでいいんか?
     だって、黄緑くりんくりん頭でキツネ目性悪女のゲナント公女ターニャが皇后になったら、またこの国、傾くよ?皇女のクラレットでさえ尊重しないような女が、皇帝や領民を大切にすると思う?謙譲の美徳も大事だけれど、やっぱり、やるときはやらなくっちゃ!
     それぞれの人物の瞳が、細かく描き込まれていて、よくいえば格調高い、穿った見方をすれば、ちょっと古くさいで、多分好みがはっきり分かれる画だと思います。結構、モヤモヤが長引きそうかなぁ…。

    • 3
  6. 評価:5.000 5.0

    「嫌いになります」の本当の意味は?

    ネタバレ レビューを表示する

    「僕のことを嫌いになってくれたら なりますよ 恋人」と言われたら、普通は諦める。でも、若菜はそうせずに、佐山郁のことをよく見て、自分の意思で「嫌いなところ」を探そうとする…この時点で、このヒロインに軍配!好きな相手と真剣に向き合おうとする若菜を、彼女の友達になったつもりで、大々的に応援したくなってしまいます。
     とにかく、ブレない二人がいい!若菜には、津田くんというイイ感じの同級生が近寄ってきますが、やっぱり佐山くん一択。そして、訳あって無理難題を課した佐山くんのほうも、何だかんだ言って、若菜に誠実に向き合っている…この二人がくっつかなくて、どーするんだ?少女漫画。
     登場人物は必要最低限に抑えられており、この手の作品にありがちな横槍ライバル女子が、珍しく出てこないので、イライラもやもやがほとんどありません。その分だけ、若菜がますます佐山くんを好きになっていく様子や、若菜によって、佐山くんが自分を肯定できるようになっていく姿が鮮明になり、作品を深いものにしています。
     若菜の「嫌いになります」の本当の意味は、「嫌いになるくらい、もっとよく佐山くんのことを知ろうとします」でした。知れば知るほど、好きになっちゃったんだけどねー。久しぶりに気持ちよく読めるピュア恋物語、星5で絶賛おすすめします。

    • 1
  7. 評価:4.000 4.0

    悪くて嫌味な女子オンパレードを蹴散らして

     敵と味方が分かりやすくて、2周目ならではの倍返しができて、更にこの時代設定の中で、女性が専門職に就いて上を目指す…「チャングムの誓い」じゃないけれど、ヒロインが幾多の困難に立ち向かいつつ、自分の立ち位置を高めていく、タイムリープサクセスストーリーです。
     画は、ヒロインが下ぶくれに見えたり、表情が固かったりと、当初あまり上手な印象を受けなかったのですが、慣れるとアラ不思議、このお話の世界観とマッチして、全然気にならなくなります。むしろ、雨後の筍の如く、次から次へと登場してくる悪くて嫌味な女たちの描写には、ぴったりハマっているかも?
     九卿は、1周目の経験と反省を活かして、自分を陥れようとする輩の企みを尽く潰していきますが、ここまで賢いのなら、なぜ1周目でももう少し見抜けなかったのか…。これって、全転生モノに課せられた宿命の?命題かもしれませんね。失敗は成功の母(父だっけ?)、やはり人は学ぶ必要がある生き物ってところでしょうか。
     どーしよーもない男たち(例えば、九卿父)もそれなりに出ていますが、やはり、このお話の真骨頂は、悪くて嫌味なライバル女子たちを、知恵と度胸を使い分けた九卿が、涼しい顔でやりこめていくところ。まだまだ困難はありそうですが、この先も理不尽に屈することなく、林越と幸せになるラストまで突っ走ってほしいと思います。

    • 2
  8. 評価:5.000 5.0

    「君たちはどう生きるか」山田版

     ん?300歳の死神さんで、余命半年?十分の一の人間時間でいけば、体感的に半月ってこと?!そりゃ、短いわ…あれ?10倍の6年?人間時間と死神時間、どっちに合わせればいいのか、分かんなくなっちまった〜い。
     それはさておき、自分の時間が限られていると分かった場合、人はどう生きるのか…そして、周囲の人々は。それをどう支えるのか…命のQOLについて、ユーモアを交えつつ、真剣に取り組んだ秀作です。
     普通なら、余命は闘病生活で占められるのでしょうが、山田さんの場合は、「死神病」。目立った症状がなく、元気に過ごせる期間の多い、余命半年です。だからこそ、「どう生きるか」の選択肢が広がり、迷いが生じ、後悔が残ってしまうのです。そんな山田さんと、彼女を取り巻く人々(ヒトぢゃないけれど…)の日常を、淡々と描いている本作、ほのぼのします、クスリとさせられます、鼻がツンときます、泣かされます…。
     全ての生きとし生けるものに対して、いつか必ず平等に訪れる「死」。そのときを迎えるまで、自分はどう生きるのか、どう生きたいのかを、改めて考えさせてくれた作品、もちろん星5です。

    • 1
  9. 評価:5.000 5.0

    日本中の紅とコウジたちへ…

     正直、お酒は呑めるほうではない。はっきり言って、下戸。それにも関わらず、地酒?クラフトビール?地ワイン?みたいな「その地域で一定量しかつくっていないお酒」が大好き。呑めないくせに頼んだり、購入して無駄に保管したりするもんだから、ある意味プチ道楽。
     なぜそんなことをするかといえば、大手メーカーにはない独特の風味が、それらにはあるから。う〜ん、同じ具材、同じ市販ルーを使っていても、それぞれの家庭で微妙に味の異なる美味しいカレーライスみたいな…?その、ちょっとした「旨さ」の違いを求めて、ついつい呑めない「地元のお酒」を購入してしまう。
     でも、この「紅一献」を読んで、自分の投資も、決して無意味ではない気がしてきた。呑めない自分が、地方の小さな蔵で生まれたお酒たちに感じていた「風味」や「旨み」、それらを生み出すために、どれだけの手間と時間と情熱が傾けられているのか、この作品を読むことで想像することができる。きっと、日本中の酒蔵や醸造所で、コウジみたいな人たちが、唯一無二を造り出すために努力し、紅みたいな人たちが、それを支えているのだろう。
     ああ、呑めないのに、呑みたくなってきた。先日勢いで買ってきた、地元ワイナリーのボージョレ・ヌーボーでも開けるか…呑み切るのに、3日は掛かるけれど…。

    • 1
  10. 評価:5.000 5.0

    最強の虫除け物語

     女の子に触れられると、発疹が出る?でも、たった一人の女の子が相手のときだけは、大丈夫?何それ、最強の虫除け、浮気防止やん!!あとは、当の本人たちが、この偶然と必然に気付いているかどうかだよね〜。
     そんな自分の気持ちに、気付いているのかいないのかは微妙だけれど、今のところ、椋佑の押し勝ちですな。ま、彼もこの体質を何とかしたくて、必死なんだろうけれど、どうもそれだけではない気がする…。
     千夏は千夏で、「男らしさ」を前面に出しているけれど、女の子らしい気持ちを封印していたのは、無意識?いずれにせよ、ひと足早く(いやいや、もっとずっと前からか…)大人になっていた椋佑からのムチャぶりアプローチで、目覚めつつあるので、椋ちゃん頑張れーっと応援したくなります。
     基本的にモノクロのほうが好みですが、この作品はフルカラーになっても違和感がなく、丁寧に色がのせられていて、好感度高め。むしろ千夏の喜怒哀楽は、フルカラーのほうが伝わり易いかも?!焦れったさは、相変わらずですが…。
     幼い二人の思い出から始まった、もどかしさMAXのピュア恋物語、まわり道にイラつくこともあるけれど、それでも星5です。

    • 1
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