Mayayaさんの投稿一覧

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11 - 20件目/全272件
  1. 評価:4.000 4.0

    確かに一風変わってる

     メール、LINE、電話…終わりどころを掴めなくて、やり取りを上手く切り上げられなかった経験って、誰しもあるもの。これは、悪魔妖精トリックスターが仕掛けた「これからは あなたが最後の返事をしてください(←さもなくば、あなたは石になってしまいますよ〜勝手に補足)」という呪いに、ヒロインミルアが果敢に立ち向かう姿を描いた、一大スペクタクルストーリーです…のワケないし!多分、コミカルラブストーリーなのでしょう…多分。
     ミルアが陥った「呪い」の設定は、(笑)だけれど、そこに絡んでくるヒーロー、デイラ公爵ユーリクスの天然っぷりも(笑)です。完璧な身分に、完璧な容姿、魔法剣士という唯一無二の力をもちながら、引きこもっていたがために、世間知らずのお坊っちゃま臭が…この人、親切すぎて、ミルアにとっては「最後の返事をさせない」天敵みたいな存在に?!こんなんで、二人にLove 要素が生まれるのか、甚だ疑問です。
     ミルアにかけられた「呪い」は、1年で解けるものらしいのですが、果たしてその間石化せずに済むのでしょうか…メイドのリリーの存在も気になります。何より、トリックスターの意図は?一風変わったおみくじストーリー、吉と出るか凶と出るか、ミルアの健闘を祈りたいと思います。

    • 2
  2. 評価:4.000 4.0

    素数を唱える伯爵令嬢

     婚約者の裏切り→婚約破棄→新たに婚約→そして、愛が生まれる…と、テンプレな展開を予想したのですが、この新婚約者のヒーロー(多分)ジークフリード様、期待に反して、軽い、チャラい、ゲスい…(汗)ある意味、裏切られました。元婚約者王太子パトリックも、周囲から眉をひそめられるくらい能天気だし、この物語、まともな男は出てこないんか?横盗り聖女のベアトリス、本当にパトリックでよかったのか、後でほぞを噛まないことをお祈りいたしますわ〜。
     とはいえ、軽い、チャラい、ゲスいのジークフリード様も、表の顔と裏の顔を使い分けている様子。何だかんだ言っても、「氷の令嬢」ユーフェミアの心に働きかける行動をとっているあたり、彼の作戦のような気がします。
     ユーフェミアが、素数を数えながら必死で心を鎮めようとする姿には、かなり共感。そんな熱い心をもった彼女が「氷の令嬢」なんて、とんでもない!王妃教育の弊害も含め、一体何が彼女の「炎の力」を押さえつけてしまったのか、この先の種明かしが、とても楽しみです。謎を解く鍵は、15年前にある?
     キスによって婚約解消という契約を取り交わした、ユーフェミアとジークフリード。タイトル「これ以上キスをしないで」が、二人のこれからを暗示しているようで、期待大です。

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    拗れて、すれ違って、引きずって…

     白石さよ先生の原作ってことで、拗れて、すれ違って、引きずって…やや自己肯定感低めのヒロインと、微妙に秘密主義のヒーローとの、焦れ焦れカップルの組み合わせかなぁと、期待してしまいます。
     それにしても、地元の中小企業でもあるまいし、都会で、それも仕事上の関係で、幼馴染同士が再会するかぁ?宝くじで高額当選する並みに、有り得ない。それも、初恋の相手?漫画じゃなかったら、まさに運命の再会。莉穂、自分を変えたんでしょ?今度こそ、玉砕覚悟で、想いを伝えなくちゃだよ。
     遼太郎氏は遼太郎氏で、7年ぶりにしては、どうも距離感が近い。これは、ひょっとすれば、ひょっとするよね〜と、白石さよ先生ファンの読者は、思うわけです。
     個人的には、7年間も放置しておいてどうよ!とか、結局、7年間も引きずってどうよ!とか思うのですが、それさえも、白石節に乗せられちゃっているんだろうなぁ…。さあ、遼太郎サン、ぜひ納得できるように、説明していただきましょうか。

    • 9
  4. 評価:4.000 4.0

    ヒロイン無双!…ぢゃなかった…

     55話までが第一部、いわばバルムート公爵家vsロジモンド公爵家という構図の、ヒロインイザベラ復讐編です。義父(予定)キャラハンのサポートがあったとはいえ、表向き9歳のイザベラが、頑張ります。中身は、成人しているんだけどね。
     ただ、このイザベラ、回帰した割には、そのアドバンテージを生かしきれていないっていうか、いつもアセアセしている感じ。他作品によく見られる回帰=無双というわけではないところが、逆に興味深い点です。
     第二部56話以降は、イザベラとその婚約者ユータが15歳に成長した場面から始まります。黒魔法使いたちとの戦いも気になるところですが、何と言っても一番の興味の対象は、イザベラとユータの「恋の行方」。ユータは「お嫁ちゃん」と見定めたイザベラを、昔から大切に想っていますが、彼女のほうはというと、諸事情からそこまでの想いでは…。でも、ワンコのユータの性格を変えてしまうという16歳での発病まで、もう間もなくだし、「聖女」も登場してきそうだし、「ラドグルンの王冠」の秘密も気になるところだしで、このお話、まだまだ油断のできない展開になりそうです。

    • 4
  5. 評価:4.000 4.0

    これはS級にスッキリ!

     異世界転生と、悪役令嬢断罪イベントと、冒険者ダンジョンと、農場スローライフと…よくもまあ、いま流行りの要素を、いろいろぶっ込んだもんだ。ただ、普通はここまで欲張ると、内容が散漫になってしまうものですが、この作品は、そうでもない。それはひとえに、ヒロインシルヴィアーナの強さと逞しさが、きっもちいーからです!👍
     この手のお話って、一度は断罪イベントが成功して、ヒロイン不遇の期間が、少しくらいはあるもの。でも、シルヴィアーナときたら、証拠を完璧に揃え、クリストファー&カティアカップルを、見事に返り討ち!もう、スッキリ爽快です。他の同ジャンルの作品も、このくらい準備しておけば、イライラしなくて済むのにね。
     さて、希望どおりスローライフを始めたシルヴィ。そこに、隠れツンデレ第二王子エドガーが、絡んできた!というわけで、ここからが、実は本編の始まりっていう感じ。花より団子で、恋愛モード皆無のシルヴィを、ここからどう攻略していくのか、エドガーの作戦?が楽しみです。その前にエドガー、その隠れツンデレ、何とかせにゃあ(笑)

    • 4
  6. 評価:4.000 4.0

    バイオリン伴奏のみで唄うのは、難しいぞ〜

    「花より団子」じゃないけれど、レオナルドさま、才能より金をとったわけね。君みたいな自己顕示欲丸出し男にとって、自分より才能のあるアリアは、正直目の上のたんこぶ状態。渡りに船と、銭ゲバほくろ女の誘惑に堕ちたあたり、物語上必須要素。ちゃっちゃと二人で、自爆してくださることを期待します。
     一方、「捨てる神あれば拾う神あり」で、早くもアリア復活?!救いの神?のアルフレッド様とのコンビネーションが楽しみです…が、バイオリン伴奏で、歌?!アルフレッド様の音域って?俄然今度は、彼の「声」が気になり始めました。
     ルックスからいくと、バスやバリトンではなく、テノールっぽいのですが、果たしてバイオリンの音域と合っている?よもやよもやのカウンターテナーだったりして?!二次元の作品だけに、想像が広がります。
     今んとこ、侯爵令嬢のアリアに対して、アルフレッドは子爵家だから、恋愛に発展したとしても、逆玉と言われてしまうのがオチ。でも、公爵家にくっついている子爵位だったら、一発逆転も十分あり得る?二人の今後がとても気になる、物語のスタートです。

    • 2
  7. 評価:4.000 4.0

    今から読み始めるのなら、フルカラー版で!

     当初は、濡れ衣を着せられた公爵令嬢が、前世の経験を生かし、異世界で悠々自適に自立していく物語かなと思って、読んでいましたが(モノクロ版で)、話が進むにつれて、異世界転生ファンタジーの様相が、どんどん強くなっていきました。
     ヒロインラナ(エレイン)の転生は、1回こっきりではなかったようだし、妖精王やら聖獣やら女神様やらが乱入してくるし、単なるざまぁ展開のお話かと思いきや、そんなスケールではなかった…ということが、回を重ねるうちに分かってきます。ヒーローも、途中までは、第一王子のウィルフレッド様だと堅く信じていたのですが、実は…?いや、これは、まだ分からない。
     自分は元々、タテスクで読む派なので、比較するとすれば、フルカラーの是非。これ、異世界ファンタジーで、ヒロインのコスプレにも力を入れている作品なので、フルカラー化は、なかなか成功だと思います。モノクロ版を全然読んでいない方なら、こちらを読み進めることをお勧め。サンドラの纏う「暗さ」とラナから発する「明るさ」が、フルカラーでより鮮明になっていますよ。欲を言うなら、もう少し陰影まで配慮してもらえれば、星5だったのにな…。

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

    社畜な元王太子とおちょぼ口の聖女サマ

     ネグレクト、虐待、魔法至上主義を是とするヴィルキャスト家が「悪」ならば、傷付いたララをそのまま受け入れ、慈しむトゥルムフート王国は「善」。一家から排除されたヒロインの物語は、これまでたくさん読んできましたが、ここまで明確に「悪」がはっきりしていて、同情の余地がない作品も珍しい…そのくらい、実父と義母は金の亡者で、義妹は脳内お花畑の自己中勘違い娘で、義弟は卑屈なエロがっぱで…ま、こんな連中を認めているくらいだから、ベルブロン王国の民度もさもありなむ。
     反対に、トゥルムフート王国のほうは、全ての関係者が善き人たち(今のところ)。ヒーローのロイが、「元王太子」っていうから、どんな陰謀に巻き込まれて、そんなことに?!って思っていたら、何のことはない働き過ぎで体を壊し、これ以上無理させないためとか…異母弟が王太子になっても、みんな仲良しって、うん、なかなか新しいパターンだ。
     さて、水の浄化を巡ってのベルブロンとトゥルムフートのせめぎ合いでは、トゥルムフートに軍配が上がり、ロイとララの初々しい関係も、大人の階段を登ったところで、ここから全て順風満帆…とは、いかないんだろうな。それでも、どこか不完全な二人が、互いを補い合いながら、きっと幸せを手に入れてくれると信じています。

    • 5
  9. 評価:4.000 4.0

    惜しい!でも、楽しみでもある

     もし、この作品が5年程早く紹介されていれば、こんなレビュータイトルにはならなかったでしょう。でも、「ツガイ」「四や五等、お好きな漢数字をどうぞ→◯摂家」「異能」などのワードが並び始め、且つヒロインが虐げられている設定とくれば、どうしても「わたしの幸せな結婚」「結界師の一輪華」「鬼の花嫁」等々あたりの、先発の作品を思い浮かべてしまうのは仕方ないこと。紙コミックス化されているそれらの作品と比べても、遜色ないほどの画力と構成力で、とても面白く読めるだけに、二番煎じ感があるのが、ホント勿体無いです。
     ヒロインツユリが、芯のある逞しい女性であること、最上位ヒーロー刀夜様が、狼の姿にもなれること、ツユリの弟雪緒の行方が物語の鍵になっていることなど、先発作品とは異なる設定も多く、今後のストーリー展開によっては、二番煎じ感を払拭して、更にオリジナリティを発揮してくれるかも?
    「惜しい!でも、楽しみでもある」というのが、今の正直な感想。この先、大化けしてくれることを、大いに期待しています。

    • 2
  10. 評価:4.000 4.0

    昔一途、今ストーカー?!

     ストーカーっていう概念、いつ頃から認知されるようになったっけ?あみんの「待つわ」や石川ひとみの「まちぶせ」が流行った頃は、まだ、そうでもなかった気がする。そういえば、メット無しで原付に乗っても、シートベルトしないで運転しても、違反にならなかった…イジメは、いじめられたと思った時点で、認知件数にカウント。違反、犯罪、コンプライアンス…時代とともに変化して、まるで生き物のようです。
     だから、森山春奈、相馬直人とも、現代の基準でいけば、多分お互いにストーカー。好きになったら、相手のことを知りたくなったり、相手の持ち物を欲しくなったりするものだけど、それって「推し活」とどう違うんだろ。
     ただこの二人は、お互い憎からず想い合っているので、ストーカー事例にカウントされないんだろうな。だから「犯罪ではなく恋」なんだ。春奈目線と直人目線とで、それぞれのエピソードが描かれるので、誤解の生じようがなく、安心して読むことができます。(本人たち以外はー笑)
     誌上?最高最凶のスレ違いジレきゅん物語、75ptはかなりお高めですが、この鈍チン二人がどうやって折り合いをつけていくのか、見守るのも一興ですよ〜。

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