3.0
その女、危険物につき取扱注意
紹介文に「爽快ざまぁ三昧!!!!!」とありますが、本当にそうでしょうか。確かに神器とやら(どんな仕組みかよう分かりませんが…)を駆使してのざまぁ三昧、その部分だけは爽快です。でもその過程が、絵柄からは想像できないほど凄惨で、思いの外受け入れ難いのです。
自分的には「お前はもう死んでいる」風に、敵役がどんどん分解されている印象。確かにそのまま生かしておいては、いろんな意味で禍根を残す可能性があるから「完膚なきまで根絶やしに」というエリザベート(=エリー)の行動も、理解しようと思えば理解できます。けれども、毒を食らわば皿まで、一族郎党連座制という流れは、かなり違和感。個人主義にどっぷり浸かって育った自分には、「そこにいただけで」「所属しただけで」命を奪われるという理不尽さは、到底受け入れられるものではありません。きっとこれは、エリザベートが「貴族」だからこそ思い至る結果なのでしょう。
この女、どこまでやるのか…かつてないダークヒロイン、爆誕の予感です。
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ブチ切れ令嬢は報復を誓いました。