3.0
タグに「ダーク」はないけれど…
16歳の娘に結婚を強いる母、自分の欲求だけを満たそうとする年老いた夫、結婚の覚悟が足りず、夫の死を望んだヒロイン絢子、同僚いじめをする高杉家使用人たち、そして、傲慢で言葉遣いもぞんざいなヒーロー高杉雄一郎…タグに「ダーク」はないけれど、限りなくグレーに染まった登場人物ばかりで、少々不気味です。
まあ、毒母はよくある設定として、50歳年上本郷氏、金で買った花嫁だから、何をしてもいい的な発想がキモチワルイ。絢子は絢子で、夫に向かって「死を望みます」じゃ、おかしいだろ。結婚生活のそっちの方面を、なんと心得るのじゃ?そして、高杉雄一郎さん、同僚いじめをするような、レベルの低い使用人を雇ってんのかーい?それ、監督不行き届きです。
ヒロインは、時々サイコパスっぽい表情をするときがあるし、ヒーローは、上から目線のぶっきらぼう男だし、ここまでのところ、働き口を世話してくれた旧友の莉津子くらいかな?まともな登場人物は…。これ以上、ダーク路線には進まないでほしいかなぁ。
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かりそめの契り~後家の花嫁は愛される~