Mayayaさんの投稿一覧

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181 - 190件目/全384件
  1. 評価:5.000 5.0

    魔力無双のオールマイティ元社畜女子

     確かにヒロイン聖(セイ)の魔力は、万能っつーか無限大。気持ち良いくらい、傷を癒し、魔物を消し、効果抜群のポーションを量産します。そして、最大限聖女の力を発揮できるのが、愛する人を護りたいと願うときだというから、ラブロマンス要素もたっぷり!冒険ものと恋愛ものを上手く両立させた、一粒で2度美味しい異世界転生ファンタジーです。
     このお話の気持ち良いところは、ほかにも。それは、イラッと要素がとても少ないこと。例えば、聖女が二人召喚されたら、普通一人は「悪役」であることが多いけれども、こちらは二人とも、向上心のあるとても良い子たち。理不尽に召喚されたにも関わらず、置かれた場所で花を咲かせようと、一生懸命頑張っているよね。一番「悪役令嬢」になりそうだった、第一王子カイルの婚約者リズも、もう一人の聖女候補アイラの力になろうと奔走するし、結局「悪役令嬢」って、周囲の捉え方でも存在が違ってくるんだろうなぁと思いました。あえてイラつく人物を探すとすれば、カイルかねぇ…。
     好きこそものの上手なれ、結局この世界での「聖女の力」の源って、興味の強さとそれを極めたいという意欲と、誰かを強く想う気持ちなのかな。セイとホークの恋模様も見守りつつ、まだまだセイの魔力無双っぷりを楽しみたいと思います。

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  2. 評価:5.000 5.0

    「君たちはどう生きるか」山田版

     ん?300歳の死神さんで、余命半年?十分の一の人間時間でいけば、体感的に半月ってこと?!そりゃ、短いわ…あれ?10倍の6年?人間時間と死神時間、どっちに合わせればいいのか、分かんなくなっちまった〜い。
     それはさておき、自分の時間が限られていると分かった場合、人はどう生きるのか…そして、周囲の人々は。それをどう支えるのか…命のQOLについて、ユーモアを交えつつ、真剣に取り組んだ秀作です。
     普通なら、余命は闘病生活で占められるのでしょうが、山田さんの場合は、「死神病」。目立った症状がなく、元気に過ごせる期間の多い、余命半年です。だからこそ、「どう生きるか」の選択肢が広がり、迷いが生じ、後悔が残ってしまうのです。そんな山田さんと、彼女を取り巻く人々(ヒトぢゃないけれど…)の日常を、淡々と描いている本作、ほのぼのします、クスリとさせられます、鼻がツンときます、泣かされます…。
     全ての生きとし生けるものに対して、いつか必ず平等に訪れる「死」。そのときを迎えるまで、自分はどう生きるのか、どう生きたいのかを、改めて考えさせてくれた作品、もちろん星5です。

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  3. 評価:5.000 5.0

    ヘンタイ全裸単細胞ヒモ男の成長

     古今東西「真実の愛」をテーマとした物語は、多々ありますが、こちらもその一つ。何故暴君ネロが現代日本に?に関しては、彼が王として君臨する世界にそのままいては、その価値観を変えるのは難しいし、何故桜子の前に?に関しては、婚約者に裏切られ、真実の愛を信じられなくなっている彼女なら、簡単には金髪イケメンに靡かないので、この世界でのナビゲーターとして適任だったと考えられます。魔女サマ、なかなか粋な計らいですね。15万円の本を売っていた店主サマ、あなたはそのままの人?
     そもそもこの二人、愛を知らない、信じられない体で描かれているけれど、桜子はヨリちゃんに、とても愛されているし(友人として)、ネロだって帝国民に愛されている。愛されているからこそ、「魔女の呪い」という学び直しの機会を与えられたんでしょ。「アナと雪の女王」じゃないけれど、真実の愛にはいろんな形があるもんねー。ま、元カレ俊一や、その相手のマウントあざと女の千紗には、ぜってー分かんねーだろーけど?
     普通なら絶対に出会うはずのない二人が、「真実の愛」を見つけるまでの?あれやこれやを、ユーモアたっぷり、笑いたっぷりに描いた高山版人魚姫、星5で絶対お薦めです。ホント、夫婦漫才ですよ〜。

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  4. 評価:5.000 5.0

    ん?1話60pt誰が読むの?

    「乙ゲー破滅フラグ」の「タテヨミ」版が配信開始ってことですが、正直これ、読む人いるのかな?だって、1話60ptよ。先行版は、もっと安いよ。話数も進んでいるよ。先行版を縦スクロールで読んだら、タテヨミ版にならないの?どなたか「縦スクロール読み」と、「タテヨミ」の違いを教えてくださいませませ。
     内容に関しては、もう文句なしに面白いです。自分が物語の中の悪役令嬢という立ち位置だと思い出したカタリナ、そこからバッドエンドを回避すべく、破滅フラグをバッキバキにへし折りまくります。もう笑っちゃうくらいに…そりゃ、そうだよね。だって、中身は17歳の日本人女子高生、不幸になることが分かっていて、わざわざ悪役令嬢の人生を選ぶほど、日本の教育、馬鹿は育ててない。
     きつめの容貌で、魔法もショボめ、公爵家という家柄以外は意外とポンコツなカタリナですが、バッドエンド回避に向けての飽くなき執念と、真っ直ぐで素直な気質(前世のJKのものだけれど)が功を奏して、周囲の人々を魅了していきます。その様子が非常に痛快で、楽しく読めること間違いなしです。
    「タテヨミ」にこだわらなくてもよいのであれば、今にところ無料分がたっぷりで、1話分が安価な先行版で十分なのでは?形式はさておき、内容は星5で、超絶オススメです。

    • 4
  5. 評価:5.000 5.0

    逆ハー最強(恐)皇女殿下の無双物語

     前世の記憶をもったまま、ヒロインが赤ちゃんに転生した場合、大抵こまっしゃくれて、鼻持ちならない性格の場合が多い。それに輪をかけて、今作のヒロインエニシャは、前世がアルカスの大魔導師、今世はヒペリオン待望の第3子皇女殿下という身分だから、とんでも女が出来上がっても不思議じゃなかったけれど、さすがは元大魔導師、最上級の男たちを手玉に取りながら?天下無双の賢さで、物語の舵取りをしていきます。
     エニシャ自身も輝くように美しいけれど、周りの男たちも超一級品。父親のロドゴを筆頭に、双子の兄ヘラードとロシエル、イケオジのデル、アルカスの右魔ノクシタ、左魔ベルアン、前世からエニシャに執着しているアバルティア、そして、おーかみのけがわカヒル…。この超絶イケメンたち、それぞれ気持ちの表し方は異なれど、みぃんなエニシャが大好きすぎて、結構笑えます。その中で、カヒルとのやり取りだけは、あったかくて、切なくて、エニシャが転生したのは、カヒルのためだったのかな…と思いたくなるくらい、胸熱のエピソードが多いです。二人には、ぜひくっついてほしいけれど、いろんな意味で障害が多いよな…。
     物語は、いよいよエニシャ転生の秘密が明かされようとしています。魔法陣の罠を仕掛けたのは、一体誰だったのか…その目的は?無料分をじっくり読むのも悪くないけれど、ちょっくら課金して、最新話を読むのもまた一興。だって、無料分が終わっても続きが気になって、絶対課金したくなること間違いなしですから。

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  6. 評価:5.000 5.0

    謎が謎呼ぶ、逆転生物語

     エステラは、こんなにイザークのことが好きだったのに、いったい何があったんだろう…そんな疑問で、まず心をがっちり掴まれます。エステラの心を変える何かがあった?それとも、全くの別次元の出来事?とにかく、謎解きが気になって仕方ありません。
     それにしても、未来へ「転生」とは、それを願った誰か(多分、未来のエステラ)も罪なもの。そうよね、時間を巻き戻して、未来のエステラが過去に戻って、やり直すのは勝手だけれど、じゃ空いた場所に誰が入るかって…過去のエステラ?まさかの入れ替わり?その秘密は、これから徐々に明らかにされていきそうです。
     未来に転生したエステラは、まさに記憶喪失状態…自分がやってもいないことで、責められるなんて、どんなに辛いことだろう。それも、愛するイザークからだもんね。そんな彼女の強みは、ただ一つ、どうしようもなく彼を愛していること。「愛は勝つ」って言葉と歌を、彼女に贈りたくなります。
     エステラとイザークだけだったら、話が重苦しくなって、モヤる時間が長くなったろうけれど、この作品には、ルースとルーシーという救世主が…。無邪気だったエステラを、そのまんま小さくした可愛らしさ、こりゃ、癒されるわぁ。この子たちをを悲しませる展開は、絶対にお断りです!
     本人たちが預かり知らぬレベルでの、勝手にやり直し婚元サヤ物語、エステラの頑張りにエールを送る意味で、星5です。

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  7. 評価:5.000 5.0

    日本中の紅とコウジたちへ…

     正直、お酒は呑めるほうではない。はっきり言って、下戸。それにも関わらず、地酒?クラフトビール?地ワイン?みたいな「その地域で一定量しかつくっていないお酒」が大好き。呑めないくせに頼んだり、購入して無駄に保管したりするもんだから、ある意味プチ道楽。
     なぜそんなことをするかといえば、大手メーカーにはない独特の風味が、それらにはあるから。う〜ん、同じ具材、同じ市販ルーを使っていても、それぞれの家庭で微妙に味の異なる美味しいカレーライスみたいな…?その、ちょっとした「旨さ」の違いを求めて、ついつい呑めない「地元のお酒」を購入してしまう。
     でも、この「紅一献」を読んで、自分の投資も、決して無意味ではない気がしてきた。呑めない自分が、地方の小さな蔵で生まれたお酒たちに感じていた「風味」や「旨み」、それらを生み出すために、どれだけの手間と時間と情熱が傾けられているのか、この作品を読むことで想像することができる。きっと、日本中の酒蔵や醸造所で、コウジみたいな人たちが、唯一無二を造り出すために努力し、紅みたいな人たちが、それを支えているのだろう。
     ああ、呑めないのに、呑みたくなってきた。先日勢いで買ってきた、地元ワイナリーのボージョレ・ヌーボーでも開けるか…呑み切るのに、3日は掛かるけれど…。

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  8. 評価:5.000 5.0

    ねじれにねじれた運命の赤い糸

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     初めは、事故で両親を亡くした少女と、彼女が通う高校の臨時講師として赴任してきた男性の、「まずは片想いから」始まる安直なラブストーリーかと思いました。ところがどっこい、幾重にも伏線が張り巡らされ、ねじれにねじれた運命の赤い糸に翻弄される三人の物語だったのです。
     まずヒロイン明香里。両親亡き後、父親の仕事仲間に引き取られましたが、実は、こいつが相当のクズ親。明香里にしてきたことは、絶対に許せないし、息子の紘にしてきたことも許せない。それでも明香里は、自分にできることをしながら、生き抜いてきた…たくましいサバイバーです。
     ヒーロー大和は、明香里と紘が通う高校に赴任してきた臨時講師。明香里と紘の理解者であり、彼らを父親の虐待から守るために、いろいろ奔走します。明香里が両親を亡くした際の事故現場に、偶然居合わせたことも運命?
     もう一人のヒーロー紘は、とても難しい立場。父親が犯罪に絡んでいたことを知って、明香里を守るために、実の父親を告発します。でもそのせいで、明香里と離れなければならなくなった…彼女のことが好きなのに…です。
     大和も紘も、どっちもいい男で、正直甲乙付け難い。今のところ、大和が一歩リードしてるけれど、最終的にどうなるかは、全くの未知数なのでは?「まずは片想い」以降の三人から、目が離せそうにありません。地味に星5でお薦めです。

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  9. 評価:5.000 5.0

    何、これ、カワイイんですけれど

     何、これ、あり得ない!紫苑サン、直視できないくらい美人で、仕事ができて、性格もいいのに、とんでもなくネガティブさん?一方、昴様ときたら、本当は裏方気質なのに、役職柄そういうわけにもいかず、イケメン故にカワイイもの好きを隠し、日々自分を偽って生活する日々…。こんな二人が出会って、意気投合?お付き合いの特訓をすることになったから、あり得ないほど面白い!
     これだけハイスペックなら、自信過剰になってもおかしくないのに、何の因果か、二人とも自己肯定感控え目の性格地味男女。そこから生まれる、トンチンカンなやり取りが、ギャップ萌えで、思わずクスりとさせられ、楽しいのです。ここまで「いい人」同士のカップルは、近年稀に見る珍しさ。絶滅危惧種レベルだわさー。
     気になるのは、「高嶺の花はこじらせる。」という意味深なタイトル。元カノやその他もろもろ横槍等の面倒くさい要素は必要最低限にして、拗らせるんなら、26歳ハイスペ美女と28歳イケメン上司の自爆拗らせとギャップ萌えに特化してほしいかなぁ…。いずれにせよ、「仮恋契約」が1日も早く解消されて、本契約になることを信じ、星5です。

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  10. 評価:5.000 5.0

    不器用な二人のこじらせ「ピュア」ラブぅ?

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     はい、確かに「じれキュンが止まらない!!!不器用な二人のこじらせラブ」には賛成です。でも、「ピュア」っていえるのかーい、海翔くん!
     ま、学生時代の7股事件は、日花里への気持ちに気付いて、「遊びの女性たちを切った」で済むけれど、その後の8年間の君の行動は何なんだい?💢副社長の霧生さん曰く「社長のスキャンダル処理も うちの大事な仕事なんだ」とわ?!💢日花里が結婚か何かしていたのならまだしも、単なる「男嫌い」疑惑でしょ?フラれるのが怖くて…この関係を終わらせたくなくて…なんつーのは、男にとって都合の良い言い訳にしか聞こえない。遊びに逃げている暇があったら、誠実に向き合う努力をせーよ、このチキン男ーっ💢

     実はこのあたりが、原作のあさぎ千代春先生の上手いところ。完全に匂わせなんです。海翔は、動画配信サービスとVR関連のアプリ制作を行うIT企業の代表取締役社長だから、スキャンダル相手も実は、単なる仕事の相手だったのかもしれないんですよ。本当にピュアだったのかもしれないんですよ。でも、火のないところに煙は立たない、イケメン金持ち健康青年男子が8年も‥なんてねぇ。
    「8年前からずっと 俺はお前しか見ていない!」(でも、目を瞑って気晴らしをしてたんですかぁ?)
    「俺の心は お前のモノだ」(じゃ、カラダわぁ?)
    「好きな女抱いてんだ 気持ちいいに決まってるだろ?」(好きな女じゃなくってもねぇ…)
    あ〜、ツッコミを入れたくなる自分の心の狭さを憐れみたい。あさぎ先生、いったいどっちなの〜?

     海翔に対するピュア疑惑は、最後まで晴れませんでしたが、それでも彼が8年間日花里のことを諦めずに、追いかけ続けたことは事実。まあ、心のピュアラブで手を打っておこうか。海翔さん、「お前は俺のモノだろ?」って、一生日花里に言い続けてよねー。

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