Mayayaさんの投稿一覧

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171 - 180件目/全309件
  1. 評価:4.000 4.0

    続編コミカライズを希望します!

     はっきり言って、面白いです。腐っても伯爵令嬢のはずの行儀見習いリネットが女中下働きに大左遷される謎設定や、魔素、魔術師、魔素宝石、潜伏魔術師、魔術師殺し等の関連性を深追いしなければ…。(似たようなワードが混在していて、無料分1話ずつ読んでいると忘れてしまうんです!)難しいところはスルーして、女を寄せ付けない(母親さえも)特異体質王太子アイザックと、生活力抜群の貧乏伯爵令嬢リネットとの、アクションラブコメディーとして読み進める体がおすすめです。
     この作品の一番の魅力は、ヒロインリネットの逞しさと真っ直ぐさ、そしてワンコ系ヒーローアイザックの天然さ、これに尽きます。初めアイザックは、リネットのことを「アディンセル伯爵令嬢」と呼んでいましたが、徐々に「婚約者殿」「愛しの婚約者殿」に変化し、最終的には「リネット」と呼ぶようになる過程が、彼の気持ちの変化をうまく表していて、作者様の上級テクが感じられました。
     今時の作品には珍しく?エロ要素含有率が1%未満、そちら方面を期待していた方には、肩透かし感があるかもです。多分ハジメテ同士だから、それはそれで推せるのですがね〜。原作はまだ続いているので、さらにコミカライズされることを、強く希望します!

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

    憑かれやすいから疲れやすい(掛け言葉?)

     不吉なものとされる紫の瞳をもって生まれてきた伯爵令嬢フィオナ。「人ならざるモノ」が視えるせいで、さらに社会から浮いてしまい、そのため目立たないように生きています。そんな彼女がロイシュタイン公爵ヴィンセントに触れると、彼にまとわりついていた精霊たちが離れ、体が楽になる…ということで、行儀見習い?恋が始まる?伯爵令嬢→公爵夫人へのシンデレラストーリー?の体質改善ラブファンタジー路線へ…でも、ちょっと違ってたー!
     意外と早く両想いっぽくなっている二人なのに、フィオナの態度がどうも煮え切らない。身分差以上に自分を卑下して、ヴィンセントの幸福を願いつつ、自分は側にいるだけでいいって、何やよー分からん思考回路。でも、それだけ差別をされてきたから、傷付いていて、自己肯定感が壊滅的で、今さら自信がもてないんだろうな…。
     ヴィンセント、兄フェリクス、モブ取り巻き令嬢ルネシアの発言の中に、差別やマイノリティに対する偏見について、さりげなく批判がぶっ込まれていると感じました。ほんわかした画ですが、物語は意外と硬派。差別は人の心の中にある…ラブコメの体をして、改めて突き付けられた気がします。

    • 4
  3. 評価:4.000 4.0

    想うより想われたもん勝ち?

     う〜ん、タイトルからすれば、花は涼のことが好きで、涼の弟の頼は花のことが好きで、涼は…ってな展開なのかな。大方の予想どおり、頼くん、全力で花ちゃん攻略中です!
     それにしても年下頼くん、大博打に出たねー。確かに花との距離は縮められるけれど、逆に、もしこれで涼が花に興味をもち始めたら、目も当てられない…。まあ、ミイラ取りがミイラにならないよう、頼くんの健闘をお祈り申し上げましょう。
     ヒロイン花は、友達に指摘されて恋心を自覚するような引っ込み思案女子だし、頼くんはオレ様テイストの腹黒年下男子…と、ここまでは既存作でもよく見られるパターン。このお話をより面白くしてくれるのは、やっぱり頼くんが、どのくらい読者をキュンとさせてくれるかじゃないかなぁ。既につかみはOK!想うより想われたもの勝ち?!花の心を鷲掴みするような名場面の誕生、大いに期待しています。

    • 3
  4. 評価:4.000 4.0

    莉子が子どもを欲しがる理由

     女性が子どもを欲しがる理由…子どもが好きだから、愛する人の子どもが欲しいから、後継者が必要だから等々、様々あると思うけれど、その中に「子どもを産んで、私の人生ミッションクリア」もあるんじゃないかな。ヒロイン莉子も、多分そんな理由。その気持ちを否定するつもりは毛頭ないけれど、妊活離婚を経験して、結婚や妊娠、子育てに対する莉子の考え方が、少しずつ変化していく様子に共感を覚えるのも、また事実です。
     結果論でいけば、元旦那がクズ男だったので、不妊離婚は正解。ただ物語的には、これでかなり内容が薄くなった気がします。離婚したけれど、もっと若く、もっとイケメンで、もっと尽くしてくれる男が、すかさず距離を縮めてくるって美味しい話、そうそう転がっていないよ〜。
     ご都合主義なところは、ちょっと残念だけれど、結婚は予定日のあと…と言っていた莉子と航大が、双方の事情を理解し合いながら、カップルとして少しずつ成長していく姿は、応援の価値あり。養子制度についても触れていて、バランスがよい。ただし、出産後の認知、入籍は、制度上、なかなかめんどくさいぞ〜。

    • 2
  5. 評価:4.000 4.0

    「氷の皇帝と宝石姫」の結末は?(スルメ)

     よくある異世界転生風、お世辞にも画が上手いとは言えない、イケメンレベルがこの程度?という感じで始まったこの物語…どうぞ序盤で離脱しないで、頑張って読んでみてください。この手の作品あるあるですが、読めば読むほど味の出てくる、スルメのようなお話です。
     ダイヤ姫に転生してしまったヒロインが、バッドエンドを変えるために、涙ぐましい努力を重ねていきますが、その過程で「氷の皇帝と宝石姫」の違和感の秘密も解き明かされていきます。そこからはもう大変!冷たい氷の皇帝シリルパパが、ただの親バカにしか見えない…💦あとは、ラストまで一直線!無料分が大量にあるときを逃さず、リーズナブルに読むことをオススメします。
     道尾秀介氏が、読む順番によって結末が変わる本を出版されましたが、もしかしたら「氷の皇帝と宝石姫」もその類?実は、本の形をとったマルチエンディングゲームだったかも?といろいろ想像しながら、オープンエンドな終わり方を楽しみました。うん、ダイヤ、確かにこれからも、氷の皇帝の娘はラクぢゃなさそうだね…。

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  6. 評価:4.000 4.0

    天下無双のお化粧掛姫!

     異世界転生モノって設定が自由だけれど、実在の人物を登場させる場合は、ちょっと注意が必要。だって、「史実」っていう「事実」と、ある程度擦り合わせなくちゃならないから…。まあ、どうしても有名人を死なせたくないときは、タイムリープさせて、実は現代で幸せに暮らしました、チョンチョンという必殺技もあるけどねー。こちらの作品は、if山内一豊サン夫婦の娘与祢が長らえて、美容部員として寧々(「おね」じゃないんかーい)に仕えたら…という、まさに「そうだったかもしれない」劇場です。
     ところで、中の人が美容オタクの与祢姫サマ、表向きは一国一城のお殿様の溺愛娘なもんだから、ほんっと権力を傘にきて?好き放題!?でも、それらが全てツボにハマるんだから、爽快です。一豊パパと千代ママの全てを許す感も(笑)
     気になるのは、寧々さまの御化粧係となってからのストーリー展開。寧々は大局的に見ると「勝ち組」ですが、秀吉の女好きっぷりからすると、現代女性感覚では、ちょっと残念な感じ。そこを、どのように完全「勝ち組」にもっていくのか、作家チームの腕の見せどころかと…。戦国末期の「もしも」劇場、与祢姫の天下無双ぶりを、しばらくの間楽しみたいと思います。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    どうして「梨本くん」なんだろう…

     人の心の中なんてぐっちゃぐちゃで、聞くに耐えないことも多いでしょうに、ヒロイン小春がここまでピュアで、真っ直ぐで、気遣いができる子に育ったのは奇跡!人間不信になって、心を閉ざしてもおかしくなかったのにね。罪滅ぼしにしても、自分の心を守るためにしても…です。梨本くんは、外見だけではなく、そんな小春の強さと優しさにも惹かれたのかな。
     心の声が聞こえる設定の作品は、それこそ古今東西星の数ほどあれど、触れると心の声が聞こえなくなるというパターンは初めてかも?!よかったね、梨本くん、これで堂々と小春に触れる大義名分ができたぞ。直接的には多くを語らない梨本くんだけれど、その分小春がフォロー(別名:大きなお世話)をしてくれるから、案外この二人、破れ鍋に綴じ蓋の名コンビかもしれません。
     気になるのは、どうして「梨本くん」だったのかということ。小春を好きになる男の子だったら、誰でも「聞く」ことを止められたのかな?二人の関係の行く末とともに、そこんとこ、興味があります。星5の滑り出しかと思ったのですが、ギャグシーンの小春の顔の崩れかたが、あまり好みじゃなかったので、星マイナス1で。

    • 1
  8. 評価:4.000 4.0

    あったまにきたぁーっ💢

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    「この人のどこが 好きだったんだっけ」
    そうだ!ちか、こんな見てくれだけのマウント女にあっさり手を出すような、そして、思いやりのかけらもない男のどこがよかったの?付き合っているときは、分からなかった?それとも、結婚してから孝輔が変わった?せめて言わせてくれ、「子どもができる前でよかった」…子どもに罪はないけれど、浮気男の遺伝子を感じながら、毎日笑顔で子どもの相手をできるほど、菩薩になりきる自信はない。
     さあ、ここからが、あなたの新たなステージ!幸い手を差し伸べてくれる、イケメン同期の有望株もいらっしゃる。お友達ポジから脱却しようと、朝比奈くんも本気で活動し始めたみたいだから、一度立ち止まって考えてみたら?
     ところで、孝輔が「(離婚のこと)上司以外に話すな」と、変ないちゃもんつけていたけれど、それに従っちゃ駄目だよ。(そもそもそれなら、どーやって再婚すんだ?)不倫男との離婚は、全然恥ずかしいことぢゃない。情報を制する者に利があるのだから、堂々と「浮気夫とは暮らしていけないので、相手に差し上げました」と、三行半を突き付ければいい。こんな不誠実な奴、いずれ営業でもボロを出して、会社に不利益をもたらす可能性大だから、今のうちに腐った芽は摘みとっておこう!

     ヒロインちかに対する孝輔の仕打ちが、あまりにも酷くてあったまにきたので、ちかのモブお友達目線で、思いっきりグダめいてみました。社会人、会社人としての自覚や責任が、これっぽっちもない奴らに、ぜひ正義の鉄槌を!!と願ってしまうのは、私だけでしょうか。

    • 448
  9. 評価:4.000 4.0

    ついにフルカラー♡

     いずれフルカラーになるんだろうなぁと、覚悟していたのですが(フルカラー苦手)、予想を超える出来具合にびっくり!この作品、多分フルカラー大成功です。
     主演二人が黒髪だから、そのまま表現したら、絶対画が重ったるくなる。でも、藤子さんを紫基調で、仁科さんを栗色で塗ったことで、ぐっと画が明るく、かつ締まって見えます。この色指定、ナイスです!
     それにしても、改めて読み返してみると、最初の頃は偶然の上に偶然が重なって、「藤子さーん、恋のチャンス到来だよー。」と、少女漫画チックに応援したくなる内容。それが、途中から大どんでん返しのサスペンス?仕立てに。そしてラストは、ちょっと急いだ感はあるけれど、ヒューマンドラマ風へ…と、起承転結どころか、ここまでテイストがコロコロ変わる作品も、ある意味珍しいかも?!
     フルカラーとして、なかなかの水準を保ってのスタートですので、この作画のレベルのまま、この後も続いてほしいかなぁ。あ、ストーリーをお知りになりたい方は、ぜひモノクロ版へどうぞ。

    • 66
  10. 評価:4.000 4.0

    多少既視感はありますが…

     この作品の第一印象は、「私と上司の内緒の事情」と「鬼神課長は甘さでできている。」を足して2で割ったような…???直属上司と部下の「秘密」ネタという基本設定に加えて、ヒロインはるかのキャラが、「私と〜」のひなや「鬼神課長〜」の萌と、重なるところがあるからかもしれません。もちろん、この3人の中では、今作のヒーローはるかが、一番仕事ができますが…。(あとの二人は、結構ポンコツ💦)誤解されがちな、でもよく見るとイケメンだった!中間管理職ヒーロー設定も、似ているかもです。
     上司と部下だから、元々のスペックも人生における柵もパワーバランスも、上司、つまりヒーローのほうが断然上!そこからドジっ子ヒロインが、どうやって難局・障害を乗り越え、ヒーローを攻略?していくかが、この手のお話のキモですね〜。出来の悪い子ほど、かわいい的な?はるかと司も、その流れにしっかりと乗っかって、毎度ハラハラさせつつ、甘々に向かって絶賛爆進中です。
     多少既視感はあるものの、安心・安全な煙たがられ上司とポンコツ部下モノ、星4つは堅いかな〜。(でも司さ〜ん、新入社員を早々に退職させたら、いかんぜよ〜。)

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