Mayayaさんの投稿一覧

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131 - 140件目/全295件
  1. 評価:4.000 4.0

    「王の菜園」の救世主は?

     江本マシメサ先生の作品は、単純に腹が煮え繰り返るようなクズ悪役の登場が少なく、気持ちよく読めるから、好きです。今作の敵役も、素直に気持ちを表さなかったために、ヒロインリュシアンの恋愛対象外になってしまった、幼馴染みのロイクールくらいかな?でも、全然悪人じゃないし、むしろイタくて可哀想なお坊っちゃま…。完全に、ヒーローコンスタンタンの引き立て役です。
    「北欧貴族と猛禽妻」でも感じたけれど、漫画でありながら、それぞれの土地風土に目を向けたり、さりげなく異文化を紹介したり、経済活性化について触れたりするなど、読めばちょっと頭が良くなる?印象。(個人的に「江本マシメサ講座」と呼んでいます)今作も、人材活用や税金の無駄遣いについて問題提起して、「王の菜園」再生に向けて、リュシアンとコンスタンタンとの恋模様を交えながら、楽しく紹介しています。
     一つ気になったのは、ロイクールに攫われて、夜明かししたリュシアンが、ロイクールと結婚させられなかった件。普通は名誉が穢されたとして、スキャンダル対策で、絶対結婚させられるでしょ。そこだけ?でしたが、規格外令嬢のリュシアンだから、まあ、誰も気にしなかったんだろうなー。

    • 2
  2. 評価:4.000 4.0

    考察「しがみついても無駄です」

    「しがみついても無駄です」誰が誰にしがみつこうとしているんだろう…これが意外と分からない。そこで、主語と目的語を入れ替えつつ、様々な角度から考察してみました。
    ①ラカンが、カイラに「しがみついても無駄です」←2周目のラカンも転生者だから、これ、最有力本命?
    ②ビエナが、カイラに「しがみついても無駄です」←間違いないけど、逆に弱すぎ…。
    ③ビエナが、ラカンに、侯爵家養女の地位に、その他諸々に「しがみついても無駄です」←同上で、弱っ。
    ④トラビスが、オルシェ侯爵の称号に「しがみついても無駄です」←ビエナ以上に弱いから、却下。
    ⑤皇后が、皇后の地位、権力に「しがみついても無駄です」←意外と穴馬?ラスボス的存在やもんねー。
    ⑥フェイロンが、カイラに「しがみついても無駄です」←よもやよもやの?!それだけは、やめてぇ〜。
    う〜ん、案外全部(⑥を除く)だったりして…。多分、最後まで読んで「あ〜、そーゆーことかぁ〜」って思うんだろうなぁ。
     ラカンもフェイロンも、1周目及び2周目の最初は、随分と幼い印象だったのに、回が進むにつれ、男っぽく、カッコよくなって、同一人物たちとは思えないほど。これって、意図的?たまたま?どちらかしらん???

    • 1
  3. 評価:4.000 4.0

    悪人がいない!(ほとんど)

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     女性漫画っていうよりは、少女漫画かも?!だって、悪役令嬢モノなのに、ドロドロしてない…いや、しているか…性悪ヒロインリリアーナが、幅を利かせているターンは、確かにモヤる、お約束だけれど。それから、アイリーンとカーゴの恋路に横槍を入れてくる、話の通じない自己中お姫様シャーロットのターンも、かなりイラつくけれど。でも、アイリーンの懐の深さに絆されて、結局リリアーナもシャーロットも改心しちゃうんだよね〜。そういう意味では、真の悪役が見当たらない。強いて挙げるのなら、リリアーナのとーちゃんとシャーロットのにーちゃんくらいかなぁ…。
     性悪ヒロインたちに理解を示すことで、彼女たちの心を癒し、懐に取り込んでしまうアイリーン。ま、よくできたヒロインだわ。カーゴが、ずっと想いを寄せて、見守り続けるだけのことはあります。雨の日にカーゴが、モフモフの巨大白猫聖獣(ホントは虎らしいけれど)に獣化してしまう設定は、ご愛嬌だけれど。
     一つ気になったのは、前世でヒロインが想いを寄せていた加護社長が、カーゴかどうか最後まではっきりしなかったこと。彼が、意識の薄れゆくヒロインに何を伝えたかったか、気になるんだよなぁ…。一緒に転生してきたっていうのなら、ドラマチックだったのにね。

    • 1
  4. 評価:4.000 4.0

    婚約破棄もしてみるもんだ

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    「カリスマ御曹司に溺愛されています」まさしくそのとおりの内容。じゃ、なぜ綾は婚約破棄したのかって?この二人には、一度はそれが必要だったんだろうなあ…ということが、読んでみれば分かります。
     何せ、二人の婚約を邪魔するものは、一つもない環境。確かに旧華族と大企業だから、それに伴う窮屈さはあるけれど、両家の家族とも人間的に一流。はぁ?となるような変な輩は、一人も見当たりません。(ただ、「親バカ」なだけ)誰もが歓迎した関係だったわけです。
     そんな中で、綾が婚約解消を申し出たのは、湊に愛されていないと感じた、ただそれだけ。でも、政略結婚に愛を求めたってことは、それだけ彼女がこの結婚を、真剣に考えていたってことだよね。
     そこからの湊の行動力が凄かった、まさにカリスマ御曹司の溺愛。でも、元々湊だって綾のことが好きだったんだから、雨降って地固まる、二人には必要な過程だったと思う。
     コミカライズ作品のためか、やや説明?内言?が多めですが、その分、二人の気持ちが手に取るように分かります。表情に出ないから(さすがお育ちが良き)、分かりにくいけれども、年の割にはピュアなんよね〜二人とも…。ほとんどストレスなしで、最後まで楽しめますので、良質のピュア恋をお探しの方にはお勧めです。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    暴君カエルは、かまってちゃん!

     まったく、最初の目的を忘れそうになってしまう。ん?何だっけ?暴君カエルを眠らせ続けて、メッケリオン家門を救えばいいんだよね?で、嫡出の姉レイリンの代わりに、庶子のリリアンがその役目を引き受けて、結局のところ、うまくいったんだよね?じゃ、リリアン、このままカエルと結婚していてもいーじゃんと思うのは、私だけ???暴君カエル…実は、超絶「かまってちゃん」で、リリアンにベタ惚れやん!
     その中にあって、いくつかのツッコミどころ(違和感)が…。
     疑問その1。リリアンは、やたらヒロインのセイラの存在を気にしてるけれど、セイラは名前だけの「ヒロイン」で、登場する気配さえない(今のところ)…そんなヒロイン、ほっとけば?
     疑問その2。リリアンは下女の娘で、使用人たちからも蔑ろにされてきた割には、剣術の心得があったり、皇后としての判断力に優れていたりする違和感。初期と設定が変わってきた?
     疑問その3。姉レイリンは恋人セイジと、いつ結婚すんの?っていうか、全然セイジ、出てこないんですけれど…。
     皇后としてのリリアンの成長を喜びつつも、設定が初期とブレてきていないかなぁと、ちょっぴり心配になってきている今日この頃です。このお話、きちんと完結するよね?

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    堅物ヒーロー 一ノ瀬護

    「その背中に恋をして」というタイトルの割には、Love 控え目?どちらかと言うと、お仕事スキルアップ物語のほうに重きを置いている印象です。だって、一ノ瀬護サン、朱夏と一緒に住んでも、全然甘い雰囲気にならない…地味に真面目なんだよなー。
     特撮戦隊ヒーローもの、結構ハマっていました。ずっと視ていると、「中の人」にも興味がわいてくる。シリーズが変わっても、「中の人」って、結構同じ人なんだよね。で、ポージング、やっぱ決まってんなーなんて、何げに推すようになったりして…。日本のアクション界が凄いのは、ショッピングモールや遊園地のショーでも、一定レベルの水準を保ったアクションを提供していること。だから、ヒーローショーを誇りに思う朱夏や護の気持ちが、とてもよく分かります。
     ちょっともったいないと思ったのは、朱夏も護も副業的に?ヒーローショーの仕事をしていること。本業以上に大切にしているようなので、いっそのこと専業にすればいいのにって、ちょっぴり思ってしまいました。やっぱり現代の日本では、一部のプロを除いて、専業は難しいのでしょうね。

    • 4
  7. 評価:4.000 4.0

    またバカ親とアホ妹か…

    「聖女」が関わる物語って、なぜにこうも身内がアホで腹黒なんだろう…。それも、今回は正真正銘の家族だし…親、妹の育て方を完全に間違ったね。子育ての失敗、いつか自分に跳ね返るよ、必ず。
     それはさておき、この物語の聖女の定義は、なかなかに斬新。神聖力だか何だか、得体の知れない力に頼るのではなく、科学的な知識を駆使して領民の生活を守る…うん、こちらのほうが、「聖女伝説」として信憑性がある。努力と工夫が功を奏しての「奇跡」の積み重ねが、「伝説」や「聖女」を誕生させるのだろうから。
     ただ、ちょっと残念なのが、「農業」の知識が、やや付け焼き刃的なところ。「農強」を謳うなら、もう少し最新の農業情報に基づいて、考証してほしかったかも。例えば「やませ」は、米が不作なのであって、小麦は大丈夫なのですよ。フィクションだから、事実と異なっても、構わないか…。
     自分の仕事に、真剣に取り組むアリシアたちと、対照的に、形だけ整えて、実際には全くやる気のないお飾り聖女ノエル周辺と、さりげなく?現代女子のお仕事事情も反映されていて、次の展開が気になります。新しいタイプの「聖女物語」として、これからも楽しんでいけそうです。

    • 12
  8. 評価:4.000 4.0

    葵よ、責任とれるんだろーな?

     地味女子&王子様男子のムズキュン恋物語…だったら、よくあるお話。まあ、それはそれでもよかったんだけれど、これが、自己肯定感低め女子&猫かぶり腹黒男子ともなれば、なかなか先行き不安…これ、ぜってーキラキラ女子に足引っ張られて、モヤモヤするやつ。さあ、葵、どー責任とってくれるんだ!?
     だいたい華子が葵の「生贄」に選ばれた理由って、葵の本性を見抜いたから?いやいや、それならお友達の陽菜だって、もっと先に気付いていたでしょ。なぜに「3か月」かということとともに、これから解き明かしていってほしい謎です。
     地味女子という位置付けながら、華子はかなり可愛いと思う。地味なら地味で、もそっと地味らしくすればよかったかな。逆に、葵の笑顔はホントわざとらしいし、ダルい瞬間の無表情マナコは、なかなかにダーク。これに気付かず、周りでもてはやしている女子群よ、君たちの目は節穴か?
     従来のものとは一味違った格差カップルものになりそうで、葵がどこまでデレてくれるのか、期待大です。お願いだから、M系女子とS系男子のイラ💢もやストーリーだけには、しないでね〜。

    • 10
  9. 評価:4.000 4.0

    いやいやいや…

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     いやいやいや…いくら漫画だとしても、これは考えられない、無理がある…。まあ、変装した詩織を、都筑係長が見分けられなかったというところまでは、我慢しよう。他人の顔や名前に興味ない人は、結構な割合で存在するし、確かに女の子の中には、もの凄く化ける子もいるしだし…。
     でも、不自然なのは、その後。以前、婚約者に二股されて女性不信になり、嘘に対して潔癖なまでに嫌悪感をもつようになったはずの都筑係長が、意外とあっさり詩織を許しちゃっている…現実なら、ここまで不誠実な態度をとり続けた相手に、結果、赤っ恥をかかされたわけだから、許せないんじゃないかな。でも、それじゃ、漫画にならないか…。前半「カオリ」として引っ張った部分が濃かったからこそ、ネタバレからの〜の部分が薄かったように思えます。まぁ、あんまりモヤモヤさせられるより、ちゃっちゃと進んで、よかったのでしょうがね。
     詩織は24歳、都筑征一郎は30歳設定だけれど、画はかなり可愛めで、幼い印象。だから、お色気?含有率は1%以下のPG12未満レベルです。誰でも安心して読める、大スレ違いLOVE、ぜひ「あり得なさ」をお楽しみください。(あくまで、個人の感想です・笑)

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  10. 評価:4.000 4.0

    くたばれっ💢ユアルバンナ王家

     第1話のプロローグで、異母兄であるユアレバンナ国王クレイグを見返す、ヒロインアメリアの力強い眼差し…ここまで来るために、彼女はいったいどれだけ努力を重ね、犠牲を払ってきたことでしょう…。異世界転生設定ではない、同じ時間軸での復讐ものなので、ヒロイン自身の復讐を果たそうとする気持ちが、よりリアルに伝わって、ドキドキさせられます。
     ところで、この手の作品によく登場するのが、家族由来悪役(親や兄弟姉妹が、何故かしらヒロインを虐待している…)。数ある類似作品の中でも、今作のユアルバンナ王家は、クズ中のクズ!クズ父王の血をひいているアメリアが、こんなにまともに育ったことが、信じられないくらい。異母姉のオロールなんて、クズ性格が顔に出過ぎて、ほんっと不細工だから。その愚かさが家族内だけだったらまだしも、他国との戦争に及んでしまっているんだから、こりゃ成敗しなきゃでしょ。くたばれっ、ユアルバンナ王家!
     画面はやや暗めで、色も重たい印象ですが、氷魔法の使い手のノアムと、毒魔法の使い手のアメリアを表現するのなら、むしろぴったりかも。個人的には、アメリアのドレスのデザインが、他とは一線を画していて、好きです。強くなったアメリアが、ノアムの力を借りつつ、自分で「ざまぁ」してくれることを強く期待して、星を捧げたいと思います。

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