3.0
カタカナ言葉が多すぎて…
メイア(モブ)、ラクハ(黒幕)、デルカイン(黒幕の弟)、アイーシャ(黒幕の妹)、キネス(男主人公で皇帝)、レイナ(女主人公)、テリトゥス(神?)、ポルトゥナ(??)、シャキルの花(タイトル)…う〜ん、ざっとこのくらいのカタカナと顔と名前を覚えておけば、何とかなるのかな?その中でも、序盤はメイアとラクハと双子による、意味不明のドタバタ劇だから、この4人の能力と関係性を理解すれば、楽しく読み進めることはできます。
ただし、楽しさと面白さは別。面白く感じるためには、あまりにもいろいろな事情や秘密が伏せられすぎていて、戸惑いを感じる場面が、それなりに少なくありません。一番分かりにくいのは、ヒロインメイアが、結局何をしたいのか、どうしたいのか、明確な意思が感じられないこと。皇帝キネスに祝福を与えることで、自分が死を迎える結末を避けたい気持ちだけは伝わってくるんだけれど、じゃあ、具体的にどう頑張るんだいってな感じ。最初は、優柔不断流されヒロインでも構わないけれど、やっぱりヒロインにはそれなりの資質を期待しちゃうかな。
面白さが、今一つ伝わらない異世界転生ファンタジー。もう少し、無料分が増えないかしらん?
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執着系黒幕一家のお世話係になりました!?