5.0
後半の巻き返しがとても良い!
家庭の事情で不遇の子供時代を過ごした優希と大河が高校で知り合い、空き家という秘密を共有しながら表向きは他人のフリをしながら過ごす2人。
そんな中でようやく想いが通じ合ったかと思った途端、突然訪れた別れで前半部分が終わってしまいます。
そこから十数年後、仕事関係でバッタリ再会してからの優希がグイグイ攻める感じと、優希のためを思って身を引こうとする大河の攻防が面白いです。
そして優希と向き合う覚悟を決めてからの、気持ちを押し殺さなくなった大河の愛情表現にキュンキュンしっぱなしです。
終盤まで色々と不穏な事件は起きるんだけど、もうこの2人の関係は揺るがないものになったんだと思うと安心して読めました。
最後まで読んで本当に良かったと思える作品です。
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今は、黎明なだけ