3.0
散々こすられた設定をどう展開できるか。
前作は原作があったので、全く同じではないと思いますが、既視感満載のスタートです。
・ヒロインの寧々は財閥のお嬢様だったが、父親の事業失敗で借金がある
・昼は工場で働き、空いた時間に奉公もしている
・従兄弟の千代子が執拗に虐めるが、ひたすら耐える
・千代子の罠に嵌り更なる借金を背負う
・今後子づくり契約をする?
上記のような設定は多少の違いはあるものの飽和状態です。
ここから面白くするには圧倒的な画力や、よく練られた&予想外のストリー展開などが必要なのではと思いました。
前作のように長々と一方的に虐められ、耐えるヒロインは読んでいてストレスが溜まるので、千代子には早々に退場してもらい、寧々と鮫島さんの距離が縮まり、寧々が幸せになっていくところが見たいです。
前作みたいにいくら鮫島さんから優しくされてもこれは契約だからとか、いずれは契約が解消するからとか考えて、ウジウジすることがないように願ってます。
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寧々の結婚~望まれぬ花嫁は幸せを願う~