5.0
圧倒的な完成度
人間が豹に変身するという設定、母から娘でつなぐヒロイン、躍動感あるストーリー展開、ヒロインをつけ狙う曽根原薫子との対立を軸に、広がりつつも登場人物との関係がわかりやすく、大変完成度の高い作品です。長さを感じさせず、むしろ、終わりに近付くと淋しくなります。
小学生の頃に連載していたのですが、いま読んでもストーリーや絵に古さを全く感じません。
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8308位 ?
人間が豹に変身するという設定、母から娘でつなぐヒロイン、躍動感あるストーリー展開、ヒロインをつけ狙う曽根原薫子との対立を軸に、広がりつつも登場人物との関係がわかりやすく、大変完成度の高い作品です。長さを感じさせず、むしろ、終わりに近付くと淋しくなります。
小学生の頃に連載していたのですが、いま読んでもストーリーや絵に古さを全く感じません。
時代や設定がおよそ現代からかけ離れているからこそ個々の登場人物の背景や人格に対する深い作り込みが際立ちます。さらに、話の伏線が展開し、相互に関連しながら回収されていて読み応えがあります。
鬼の始祖たる鬼舞辻無惨が消滅しても、個々人の心のあり方やそれまでの他者との関わり方や人生経験により鬼になったりならずに済んだりするものであるから誰しも鬼になり得る要素は抱いているのだと思う。
ご主人をひたむきに愛そう、ご主人から愛されたいと願う元犬の猫のいじらしさに涙が止まりません。ご主人に喜んで欲しくて一生懸命な姿に愛猫が重なります。
犬や猫は、野生動物のように人間の保護と愛情なくしては生きていけません。当然、感情や個性もあるし、人間との精神的な関わりを望んでいます。かわいい外見や仕草だけどぬいぐるみではないのです。すべての犬猫が幸せでいられるようにと、このにわかペットブームにおいて切に願います。
主人公、久能整の唐突な長いセリフにペースを乱されるのは登場人物のみならず読者も同様。なのに、種明かしの段階では、それまでの整のセリフに無駄なものはなく、伏線を回収していて見事に一杯食わされた読後感です。一話を読み終えたら、また読み直して伏線を確認してしまいます。
本が話題になっていたので漫画の方が読みやすいだろうと思い手に取りました。
非行少年の更生や少年法の扱いが議論されていますが、ケーキを三等分する程度の生育環境や知能、人生経験や機転等を満たしていない人間について、それが未成年という理由で果たして社会に馴染んていけることを前提にした処置が妥当か否か、暗澹たる気持ちに陥ります。
亡きお母さんのレシピの話に涙が止まらなくなりました。私も、母と祖母を亡くしました。母は、意見はしっかり持っていても元々それを主張するタイプではありませんでした。母亡き後、細々した物事に対して具体的に母はどう思っていたのかなと思うこともあります。そういうとき、亡き人の思いを少しでも覗けたらと思っていたときに出会った作品です。
男女を取り替えられる美貌の若君と姫君という設定自体に心が踊ります。さいとうちほさんの美しい人物画にふさわしいテーマだと思います。この先どう進むのか、先が楽しみです。
千鶴の何気ないセリフ「恋の始め方を忘れた」などにいちいち共感します。自分に正直な千鶴を応援しつつ先が気になります。
孤独死が話題になるご時世で特殊清掃業を耳にしていたので興味をもって読み始めました。その部屋の住人だった人それぞれの事情やその背景にある社会情勢など考えさせられます。
ドラマ化されたことは知っていたのですが見たことがなくて、今回無料分を読み始めて一気に引き込まれました。産婦人科にかかる患者さんそれぞれの人生やその背景の社会問題を考えさせられます。多分、無料チャージが終わったら課金するでしょう。
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闇のパープル・アイ