5.0
一気に読破しました
無料分だけのつもりが作品に引き込まれました。
画力の高さはもちろん、話の展開のテンポの良さ、登場人物が魅力的で、久しぶりに読み応えのある作品でした。
雪人も宮本さんも佐江さんも向井さんも、呉林さんもがそれぞれの立場にありつつ現実を見据え、清濁併せ呑む懐の深さを備えながら人として誠実であろうとしている姿勢に心打たれます。
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8308位 ?
無料分だけのつもりが作品に引き込まれました。
画力の高さはもちろん、話の展開のテンポの良さ、登場人物が魅力的で、久しぶりに読み応えのある作品でした。
雪人も宮本さんも佐江さんも向井さんも、呉林さんもがそれぞれの立場にありつつ現実を見据え、清濁併せ呑む懐の深さを備えながら人として誠実であろうとしている姿勢に心打たれます。
もはや古典ともいえるほどの作品なのに、新鮮で引き込まれます。少女漫画における元祖男装の麗人は、やはりオスカルをおいていないでしょう。なくしてしまった全巻がデータでかさばらずに読めるのが嬉しいです。
夜中に家で一人で読めないのではないかと思います。それでもハマるのが篠原先生の作品です。
人物はもちろん、猫の造形や動き、しぐさが本当に緻密です。篠原先生の絵は、動作の切り取り方が躍動感があって画力の高さを際立たせています。
始めから展開はいいのですが、終わりが多少尻切れトンボ的でした。
赤い伝説は、確か篠原先生のデビュー作のはず。闇のパープルアイ掲載中に単行本を探して読みました。デビュー作とは思えないほどのストーリーの発想や展開に唸ります。その単行本は、なくしてしまったのでこうしてデータでまた読めて嬉しいです。
篠原先生の作品は、大河ドラマ的長編のイメージですが、短編も秀逸です。限られた紙幅の中で起承転結があり、ストーリー展開が上手です。凍った夏の日は、初めて読んだときから特に好きです。
これでもかというほど男運に恵まれないヒロイン女子3人。よくもここまでアカン男のエピソードをかき集めてきたと感心します。
でも、彼女たちは、ダメ男に自分を押し殺さずに毅然としている点が痛快です。
よくやったと笑えます。
同じ外見を持つ双子を主役にした作品は以前から枚挙に暇がないが、本作は双子同士の葛藤や絆がオカルトを背景に深く描けていて秀逸である。
しかし、ルカはともかくルミが克之なんかに凝った方法で犯罪をしてまで固執する理由、すなわち克之の魅力がわからない。克之の配慮のなさやおっちょこちょいがガンだから。
また、ルカもルミとの対比か、おめでたい類型的ないい子ぶりっ子で言動が鼻に付く。
主要登場人物の中でルミのみが己の感情に正直でリアリティがある。
小学生の頃、クラスの女子中で流行りました。何十年ぶりかで手に取りました。王道の少女マンガで胸を躍らせながら読み進められます。
蘭世と神谷曜子の掛け合いが楽しい。
子供が成長後、独り立ちできなかったり犯罪を犯したりするのは、もちろん親の育て方にも原因がないとはいえないだろう。しかし、子供自体が具備している障害(発達障害や精神障害等)に起因している場合は、その子の更正を親のみの責任に委ねても、親の能力を超えている。押川さんのようにそのような家庭と病院等を結びつけて親が社会から孤立しないようなシステムが必要だと思う。
親子が社会から孤立し、特に親を追い詰めても、子の更生や社会参加等解決には結びつかない。元事務次官の父親が息子を●害した事件を思い浮かべながら読んだ。
入れ替わりの設定は割とよくあっても、入れ替わる人物像の設定がよく思い付くなと感心します。すなわち、ありがちなネカフェ難民の唯一が入れ替わった人物は、一見才色兼備・文武両道の警察官光宗。しかし、光宗はシリアルキラー。
毎回のように、唯一のスペックが記載されていて、その中にはコミュ障とあるけど、光宗の振りをするために周囲と会話したり、空気を読んだりコミュニケーション能力はかなり高いし、しかも、具体的な状況下で光宗の身体能力に適応しており、かなり機転が利くタイプだと思う。そうでなければ、ストーリーが進まないのでしょうが。
とにかく、先が楽しみです。
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雪人 YUKITO