5.0
リストラと開店休業中の会社というのが、またこの時代らしいお話でした。でも乾いた雑巾はまた使えるし、悪くないよなぁって。世相が変わったからこそ、感想も異なってきます。
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3259位 ?
リストラと開店休業中の会社というのが、またこの時代らしいお話でした。でも乾いた雑巾はまた使えるし、悪くないよなぁって。世相が変わったからこそ、感想も異なってきます。
「心の病」は作品当時のかなりホットな話題だったと思いますが、家族の人情物語がこの人の作品の大きな柱だよなぁと感じる話です。90年代の短編に近いテイストですね。
専業主婦と働く女性という、ジェンダー観の話が出てきますが肉じゃがとじゃがいもの煮っころがしを比較し、食材自体に男と女、食べ方にも男と女を暗喩的に使った表現がうまいと思いました。
正社員とパートの時給や待遇の話が出てきて、ひでえ会社だなぁという印象ですが、この時代最低賃金が600〜700円台でしたよね?最低賃金が1000円にもとどく今の時代、果たしてこの会社はどうなっているのか。
これはちょっと主人公が可哀想になるお話。 妹もどうかと思うし、そりゃ鬱憤もたまるわな。
これまた世相がうまく描かれています。そろそろかげりが見えてきた中国の経済成長ですが、この頃は未知のポテンシャルがすごく高かった。そんな時代の「日常」がうまく描かれています。
リーマンショック直後の混乱も今は昔……ですかね。
ささやかな幸せに楽しみを見出している人たちの物語が切ない。
王道の展開ですけど、案外充くん割り切ってんだなーと。
そこは妙にゲイのリアルでしたね。笑
身体の描き方が本当にエロい。
こんだけ初々しいならハルカさんも気づけよ。笑
仕事辞めてまで東京に出てゲイライフスタートさせるっていう展開はちょっと古いというか、スマホ持ってんのに主人公は遊びを知らんのか?とは思いますね。
気がつけばうちのごはんのにおいだった 完全版
007話
切り干し大根