5.0
本多麻衣スペシャル!
こうこなくっちゃねぇ。
- 2
3259位 ?
本多麻衣スペシャル!
こうこなくっちゃねぇ。
こら!網浜!何やってんだよ!
そして姫野先生どーすんのよ!?
短すぎる展開に目が離せない。笑
とうとう網浜奈美がカッコいい展開!?
いや昔ヤンチャしてたとかアリな気はしますよ。
かつての海外飛び回ってたエピソードとか、スケール違うじゃん。
なにげに高学歴だし、「勘違い女」とは程遠いでしょ。
とうとう自分を客観視までし始めた網浜!連載開始当初の自サバっぷりはどこへ行った!?
暴走しているのは網浜!?それとも作者!?
まさかの網浜成長物語になったのか?いやたいしたもんだよ。
第一話のサブ主人公がまたまた登場ですが、リーマン・ショック後の不況下の色合いが濃いこの作品においては、何とも景気のいい話……と、思いきやこれはちょっと……というどんでん返しがあります。
あらためて思うのが、「だし」の大切さですね。料理はだしが命です。
あまり関西弁の作品が少ない作者さんの印象でしたけど、この作品は関西のおばちゃんたちが主人公です。
家庭料理ではなく、お惣菜屋さんが舞台っていうのもユニークですね。(「豚のしょうが焼き」も社食が舞台でしたが、社食のメニューに関してはつまらんものという描き方がされています)。
何とも切ない感じが、90年代の短編作品を思い起こさせる内容でした。食材を通して、記憶の中にある家族と再び出会える瞬間。ひじきのように甘くほろ苦い作品です。
わたし自身も何でもかんでもごっちゃに煮てしまうのが楽でいいのですけど、きちんと食材の特徴をつかんで「炊き合わせ」にするとより美味しいものが出来そうですね。人間関係も同じかもしれません。相手の個性をきちんと見分けて、長所を伸ばしたり短所を逆に有益なものにすると家庭も職場もうまくいくと思います。
お惣菜がメインの物語で、この作品もそうなのですけど、「ソーイングブック」に連載していた頃の作品のように、洋服に関するお話をまぜこんでいるのがこの作者らしいです。メインはむしろファッションですね。おからも料理次第で、色々使えるんですよね。もらい物のおからを腐らせてしまったことに申し訳なくなるお話でした。
ワタシってサバサバしてるから
121話
第31話-1 高校教師編