【ネタバレあり】囀る鳥は羽ばたかないのレビューと感想（2ページ目）

無料分５０話まで読みました。
濡れ場の多いBL作品はあまり好みではないのですが、評価も高いので読んでみました。
読んで納得。
BL&極道ものはよくあるモチーフですが、極道はあくまで設定のみという作品が多いのに対して、今作は濡れ場も暴力描写も痛々しいほどにハードな内容で、読み応えがあります。
理解力が足りない私的には、ヤクザの組員達の顔と名前が一部一致しなくて、ちょっと困りましたが(苦笑)
それにしても、指詰めるとことか痛そうだったな…
矢代と百目鬼の行く末が気になりますが、先は長そうなので課金するかは完結してから考えます…

だんだん、怖くなってきた💦

反社な人達の話だけど、ちょっとズレてて面白いのかと思いきや、だんだんとキツめのBL？になってきて、組員みんなで一人の男の子を、、、とか、命を狙われたりとか、本格的な内容も盛り込まれてきて、ちょっと怖くなって来ちゃいました💧

闇が深すぎる

幼少の頃実父に酷いことされ過ぎて、さらに、その事実を知っている影山との関係を愛ではなく腐れ縁だと言い聞かせ、人間嫌いで生きている矢代の闇が深すぎる。
あんなに執着していた影山が、自分ではなく、あっさりと別の彼氏を作ってしまった事に対しても、苛立ちが有りながらも、その執着が愛だと知ることができず、さらに百目鬼と出会い、無性に疼く身体と心が何なのか、わからないまま、素直に受け入れられず、自分が自分で無くなってしまう怖さで、結局自分から遠ざける。
何故か人情味のある人間が、矢代に惹かれるのは、その儚さか、落ちた時の深さに興味があるのか…
男同士や闇の深さが想像を逸脱していて、この矢代の気持ちの揺れに、ゾクゾクする。

一方で、影山も、矢代のことを、特別大事に思っているにも関わらず、矢代だはなく他の男に惹かれて、矢代の自分への気持ちに気付かない鈍感さにイライラもする。
矢代の気持ち、矢代を受け止められるのは、百目鬼なのか、影山なのか、焦ったい関係が続くみたいだけど、自分としては、できれば影山が、矢代を強い心で繋ぎ止めてあげて欲しい。
百目鬼は、幼すぎる気がする。

早く続きが見たいです。

心に残る

既出だと思いますが、「BANANAFISH」のアッシュと八代さんが重なりました。もう何年も前に読んだ作品ですがいつまでも心に残っている作品です。おそらくこの作品もそうなるでしょう。
９巻あたりではなんだか儚げで美しく凄味を増してきてるとこも似てて、それ故ラストもあんな風になるのでは、と予感してしまいます。
しかし！４年の時を経て「変われた」百目鬼の強さが八代さんも変えて二人の未来が続くのではないかとも期待しながら次巻を待ってます。

この作者さんに惚れ込んで

この作者さんの違うお話に惚れ込んで、こちらも読み始めました。他の違ってかなりヘビーです笑。でも嫌ではありません。極道ものが苦手な方はダメだと思いますが、切なさが好きな人はきっとハマると思います。

心ギュウッー心臓ムギューッ

電子読んで猛ダッシュ！慌ててコミックス全巻購入。ヤバイ…好き過ぎてもうヤバいです、最高ですマジでってこの語彙力の無さがもどかしいしヨネダ先生にも大変申し訳ない。バイオレンスありアンタッチャブルでもありな表現のものは漫画でも小説でも映画でも何でも元来好みでは無いのですが、これはもうそんなもの軽くブッ飛ばされてしまいました。愛する人を心の底から愛しているから一緒にいたい、けれど愛しているからこそ遠く彼方へ自分もう含め何者からも手の届かない場所へ放したい…主人公のこのアンビバレンツな感情がヒリヒリ切なく苦しい。男性同性愛嗜好になるのにも幼少期義父から受け続けた性的虐待も関わっているというのも辛い…だけれども出会ってしまった本当の愛。ああなんという深淵、なんという荘厳さよ…これBLですか？BLというだけで事足りますか？否！無理！違う！これはもはや人の愛と情の経典。何度も読み返したいのですが物語の素晴らし重力がハンパないので（プラス先生の描く男性群全員のその色気が凄まじくて♡）気力体力共に充実しているときにしか読めない、のがアタシにとって嬉し苦しの好き過ぎての難問です(笑)本当に凄い漫画です！出会えて良かった！ヨネダ先生に深く感謝☆なお個人的には影山先生が大っ好きです♡今後の展開もますます目が離せませーん！

しんどくなって

26話まで読んでちょっとしんどくなって休憩してます。それぞれの思いとか幼い頃の記憶とかものすごく細やかに描かれていて、その中にやくざさんの争いとか思惑とか絡み合っていて本当にストーリーがすごいです。精神的に弱っていなければ読むことをオススメします。

かなり本格的なヤクザの世界の話で、主として出てくる矢代はドMでクセのある性癖の持ち主ですが、その性癖にも育った環境も影響してたりするので、かなり興味深い話しです。

BLジャンルの漫画で、初めて面白いと感じました。物語の運びが、過去を挟みつつも自然で、良い映画を観ている感覚で読めました。矢代がとにかく切ない人物ですが、人を惹きつけるキャラクターに説得力があり、幸せを願わずにはいられません。好きなバンドがアニメの劇伴をしていたので試しに読んだのですが、良い出会いでした。

生い立ちの影響で特殊な性癖の矢代と悲運な環境だけどまっすぐな性格の百目鬼が少しずつ距離を縮めているようで、楽しみです。