【ネタバレあり】どうしても触れたくないのレビューと感想（10ページ目）

外川さん、男前

前の職場で恋愛で傷を持つ嶋は転職してきた職場の外川に惹かれてしまう。前と同じ事は駄目だと思いつつも気持ちは止められなくて。外川は家族を悲しいかたちで失くしていて、自分と結ばれると家族を(特に子供)持てないから、諦めないといけないのに…。色んな事を考え、から回って、外川と離れようとする嶋。たが、外川は嶋に気持ちをぶつけて、転勤で離れても、関係を続けようと告げる。外川の転勤を機会に一度距離を置く二人だか…。ふと、引き出しに残っていた外川のタバコをみつけた嶋の心の決壊が解き放たれて…。
外川に会いに行った嶋を包み込む、外川の包容力にぐっときます(涙)

素敵なお話です。

ＢＬの沼にハマって作品を読みまくってるうちに出会った作者さんの初コミックです。不毛な男同士の恋愛の世界ですが、その中で、登場人物の心の葛藤や心理描写が丁寧に描かれているとても素敵な作品です。ノンケな外川が拗らせ男子のシマちゃんに、惹かれていく気持ち、凄くわかります。
シマちゃんがとても可愛い。
回りと距離をおくシマちゃんが、器のおっきい外川さんに絆されて葛藤しながらも
心を開いていく様が、丁寧に描かれています。
一度別れてからの、シマちゃんの告白シーン、胸が詰まって涙が止まりませんでした。
最後にハッピーエンドになってホント良かった。

余韻がすごくよい

最初の出会いは最悪と思っていたのに、ひかれていってしまう。でも、相手の過去とか本来はゲイではないこともあり、自分から身を引こうとしたり切ない内容でした。でも、最後はお互いの気持ちを伝えられてよかったです。面白いところもあり、とてもおすすめできます。

BL特有のせつなさ

ノンケとゲイの恋愛につきものの、ノンケ側の戸惑いと、ゲイ側の不安が丁寧に描かれていて、やきもきしたり、きゅんきゅんしながら読みました。
外川さんが(葛藤はあったものの)過去をまるっと受け入れたからこそ、この恋愛が上手く行ったんじゃないかなと思いました。
ライトで大人向きの作品だと思います。

こちらの作者さんの作品が好きです。男とか女とか、関係なく人間としての細かな心情が描かれているので、読みたくなります。熱いレビューを書いてる方が多いのも納得です。私は、BLを苦手としていましたが、こちらの作者さんのおかげで、読めるようになりました。

作者さん買い

作者さんが大好きで買ってみました。
やっぱりいいですねー。
嶋君もいいけれど、外川さんがいいです。
嶋君の拗れてしまった気持ちをどストレートに解していく。
遠慮なく直球に見せかけた真の優しさ。
いいです。

タイトルに惹かれて読んでみました。
まだ読み始めたばかりなのでピンとこないんだけど、登場人物のキャラがしっかり描かれていて、これから先の展開が楽しみです。

幸せになってほしい

私の中で、BLの世界観？価値観？が変わった作品です。
わたしがBLを読み始めた頃は、ストーリー重視ではなく、エロ重視だったような気がします。なんとなく。知らんけど。
今までの概念が覆りすぎて、平伏しました。苦しくて泣きそうな感情が、ぐゎぁぁあーっと上がってくる感じ。
メインの2人が、本当に幸せになってくれ！！という感情。
この作品に出会えて本当に良かったです。　出演メンバーみんな好きです、幸せでありますようにと願います。

『囀ずる鳥は羽ばたかない』からヨネダコウさんのファン。
BLは苦手分野との思い込みがあったが初めて読んだのが『囀ずる…』というかなり特殊な雰囲気のBLだったのはよかったのかな？
そしてこの『どうしても…』を読むきっかけになったのですが、同性でもこんなに切ない思いをするのかと。
きゅっ、と胸が苦しくなる感じ。
嶋君と外川さんの間髪いれない掛け合いは面白い！

愛しい

欠損感って当事者でないと分からないけど逃げたい気持ちは分かる…私も叶わなかったから。
何より台詞よりも読者に読ませる行間の使い方が上手くて持ってかれるんですよね…
外川と嶋の2人がちゃんとおさまってくれたのでほんとホッとしました。
電話切ってからのお迎えが最高でした。