みんなのレビューと感想「[小説]獣の王と白の乙女 運命の番は甘い檻に囚われる」（ネタバレ非表示）

獸王も愛を語る

こういう小説好きですね！只、支配的にヒロインを束縛するかと思えば大違い。繊細な心遣いが獸王としての立場と違い、ヒロインにされて健気ですね！
側近との絡みもなかなか面白く、この話をその場にいる様に感じます。獸人の中でヒロインが心広げ、囚われの身から解放されていく様に(^^)

ヒーローめちゃくちゃいい人

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始まり早々、ヒロインの国を滅ぼす勢いで乗り込んできた獣王ですが、読み進めるうちに良い人かよ！とツッコミ満載。真面目だけでは済みませんよ。

番って事で盲目的に愛されてるヒロインですが、ちゃんとヒロイン自身の良いところ好きでいてくれる様です。ヒロインの不安に応える、いい人！
巫女制度も馴染みがないですが、フツーらしいので。でも毒も薬も効かないヒーローには巫女も異物でしかなく、事情が分かってからは、巫女ちゃんの嫌がらせでムカついた気持ちも治りました。巫女を庇うヒーロー、ダメだけどいい人〜。
姉と元婚約者に対して、泳がせといたけど、結局キレるヒーロー。だけどヒロインの愛を履き違えて逆に自傷気味なヒーロー。まじか。いい人過ぎる。
そして、やっとそのいい人に全振りで気持ちが向いたヒロインも、ヒーローがいい人すぎてワンコに見えてきた様です。

ストーリーもしっかりしてて、最後の決戦はハラハラしました。
もしかして、ダルクさんは番を無くしてるのでしょうか？意味深発言が２箇所ほどあり、そこ知りたかったですね〜。