【ネタバレあり】一緒にいただきますのレビューと感想

「家族の味」を感じさせるお弁当

父の弁当屋を引き継いだ亮だったが、地域に親しまれていた父の味にはなかなか追いつけず、売り上げは下降腺を辿っていた。そんな時、店でボサボサ頭の行倒れを拾って、売れ残りの弁当を振舞う。光太郎という名の男は亮と同い年の２４歳で、小説家を目指すも書けなくなり挫折、お金も尽きどん底状態になってしまう。雨の中傘もなく帰らせるのが忍びなく、つい一晩の宿を貸すつもりが…放っていけない気持になって…終には同居生活を始めることに。お人好しの亮と、その親切に応えようと店のポスターを描いたり、チラシを配ったりし始める光太郎。店も少しづつ軌道に乗っていき、光太郎も小説を書けるようになっていきます。ほのぼのとした展開に心が癒される作品です。

二人ともほのぼのとした雰囲気で、穏やかな気持ちになれました。もともとノンケだったはずの二人がお互いを必要としていくまでが、わりとすんなり入っていけました。

どギツイシーンはないから全体的な空気を壊すことはなかったけどBLにしなくても割りと面白い話になったんじゃないか？
BLの中から選んで読んだのに何故かこの展開なくて良いのにと思ってしまった。

ほのぼの

弁当屋さんの若主人と、その弁当屋に倒れ込んできた若い小説家の男。
2人のほのぼの物語。
お互いに助け合いながら、ピンチを乗り越える話だけど、それだけで充分良かったのでは？
BLにするために、無理矢理恋人関係にしちゃったような、感じがしました。

温かい❤️

親から譲り受けた弁当屋を一人で切り盛りしてる亮は売り上げが伸びずに悩んでいた。そんな時お腹を空かせて倒れた光太郎の面倒をみてから一緒に暮らす事に。親はなく施設育ちで小説家志望。光太郎も仕事に恋愛に上手くいかず悩んでいた。そんな2人の優しくて温かい幸せな気持ちにさせてくれるステキな話しです。