【ネタバレあり】蟷螂の檻 単行本版のレビューと感想（5ページ目）

うわー

蔭間を隠して飼っているのかと思いきや、実のお兄ちゃん！？ってことは、親子で∑(ﾟДﾟ)！！？そりゃあ、お母さんも狂っちゃうよねー。っていうか、この家に関わってるみんなから死臭がする感じ。なのに、読むのがやめられない…

昭和初期戦前のお話の様です。今の様に人権が叫ばれていない時代なので、そのつもりで読まないと、嫌な感じになりそうです。暗く思いお話で、無料版で20話まで読み終えて続きをどうしよかと思いましたが、覚悟がまだなのでここまでにしています。

時代が違うと、いろいろ問題が複雑になるんだと思いました。障害のある兄の、あんな扱いを見れば、まともに育つはずがない気がします。

お話しに興味があり、無料分を読み進めましたが、想像していた以上に辛い描写が多くて途中で挫折してしまっています。

ものすごい独特の世界観と闇を感じる作品です。
登場人物の背景がみな深くて、それを丁寧に描いているのがすごいなと思います。どのように着地するのか、、まだ道半ばです。

重い。
重い。
重すぎる。
人間の闇？
嫉妬、妬み、羨望
人を見下す事で、自分を精一杯保っているような気がしました。

重苦しいけど好き

時代背景といい、歪んだ愛のかたちといい、読んでいて重いのに手を止められません。
この世界の独特な雰囲気に引きずり込まれて、苦しいくらいでした。
平凡でも、人並みの人生を歩んでいくのかと思いきや。
執着した憎悪にも似た愛の行く末…
胸がぎゅうっとなる結末。
でもものすごく納得できるラストです。
個人的意見ですが、たぶん、いつまでも心に残る作品だと思います。

本当に闇ばかりで気持ちが沈んでしまうので、このお話を読んだ後は必ず明るいBLを読みます。
気持ちが沈んでしまうのがわかっていても、読まずにはいられませんでした。
人の幸せとは愛とは何か…必ずしも普通であることが幸せでは無い、執着や闇の中にある愛でしか生きられない者もいる…そんな深いお話でした。
深い闇なんだけど…私はその中にも救いを感じました。彼らにはそれが幸せだからでしょうね…本当に深い…色々な解釈があって良いと思う作品です。
他の作品も読んでみたいと思える作者様です。

かなしい

うつくしく、はかなく、怖いお話し。救いがないような気がするけれど、さいごはどうなってしまうのでしょうか…。絵は最高です！

閉ざされた奥座敷、立派な家柄の奥に囲われた座敷廊に囚われ生涯を暮らす知的障害者。とてもわかりやすく描かれ、実際過去にここにもあそこにもあった現実だと思います。人として生まれながら日の目を見ずに、子孫にどんな影響を遺しているのでしょうか。