束の間の一花
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あらすじ
千田原一花は、高校2年の春に医師から余命2年の宣告を受けていた。それから3年、大学2年になった一花はいつ終わりを迎えるかわからない日々を過ごしている。そんなある日、彼女は偶然、大学を辞めた元哲学講師・萬木昭文と再会する。想いを寄せていた萬木先生に出会えたことで一花の気持ちは、ふたたび燃え上がるが――。はかない生を歩む一花と、静かに消えていこうとする男の、束の間の恋の物語。
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みんなのレビュー
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切なくて苦しい
広告で出てきて気になって読みました。
余命宣告をうけた者同士の儚い話、
物語だと分かっているのに読み進めるたびに苦しくて、2人の幸せを願わずにいられない。
最初は自分の命が短いことを受け入れているのなら、いっそ出会わずに静かに死を迎えた方が良かったんじゃないかと考えました…でも、相手の余命や自分が先に旅立つかもしれない悲しみがあってもなお、2人で過ごした楽しくてキラキラした時間がこの世でできたことが、2人の人生に意味があることだったのだから、、幸せな人生だったんだな思います。
この2人が天国で、あるいは来世でも結ばれてほしいなぁと、切ないけど温かい気持ちになりました。by 恋煩いのなんしー- 5
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5.0
精一杯生きてる姿に感涙
お互いに余命宣告を受けている男女の儚いストーリー。共に何の病気なのか、余命があることすら知らないままって設定も切なすぎる。
ヒロインの友人も健康だと思ってるから普通に接する姿がとても辛くなります。
生きることの意味、意義を考えさせられるお話です。
実写化もされましたが、コミックも映像もどちらもよかった。by にら団子- 0
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5.0
無料分だけ読んでみるつもりが、あっという間に全話読み終えていました。重いストーリーではありますが絵が淡々としているので読みやすかったです。とにかく主人公の強さに惹かれました。母親や病気を知らないまでも主人公を見守る友人達は距離を取りながらも温かく、弟は口は悪いのですが優しさから来るお節介をしてしまったり、いずれにせよ愛されているのが伝わりました。最期ははっきりとは描かれていませんが、これがベストだったのかも知れません。素晴らしい作品をありがとうございました。
by こんぶしいたけ- 1
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5.0
どう生きるか
はじめはもどかしい感じでした。
自分の病を人に言えず、前向きなようで臆病で、必死で、一花になかなか共感できない。
でも、先生との時間の積み重ねがあってちょっと変わるのかな? と思ったらあまり変わらずでした。
ただ、本当に一花の周りにはいい人ばかりで、幸せになるチャンスはたくさんあり、自分の生を全うできたのだな、よなったなと思いました。
束の間でも、誰かとお互いを想う時間を共有できて、ぶつかり合う時間があって本当に幸せだと思います。
終わりが見えていても、どう生きるかのお話。
良いお話でした。by あおいうた- 0
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5.0
複雑な気持ち
引き込まれるように読んでしまいました。
余命宣告を受けた同士との、惹かれ合い。
深い話で、続きが気になります。
最初は、生きる希望だった初恋の先生のことがどんどん好きになり、恋愛するのは素敵なことだし、生きる希望、と言っていたので、そうとばかり思っていたけど、命と向き合っていなかっただけ、と女の子が気づいた時の感情など、宣告者にしか分からないかもしれません。
難しいですが、深くて、どんなラストであれ最後まで読みたいです。by タニクちゃん- 0
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