中禅寺先生物怪講義録:京極堂メンバー勢ぞろいのメインビジュアル公開 OPはHoneyWorks feat.花譜 追加キャストに宮本充、佐倉薫
配信日:2025/02/28 19:00

京極夏彦さんの人気小説「百鬼夜行シリーズ」の前日譚を描くスピンオフマンガが原作のテレビアニメ「中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。」のメインビジュアルが公開された。京極堂こと中禅寺秋彦、女学生の日下部栞奈、榎木津礼二郎、関口巽、木場修太郎ら京極堂メンバーが勢ぞろいしたビジュアルとなっている。テレビアニメが4月7日からテレビ東京、BSテレ東、AT-Xで放送されることも発表された。
追加キャストとして、榎木津礼二郎の兄・榎木津総一郎役の宮本充さん、千鶴子と関口巽の友人・雪絵役の佐倉薫さんが出演することも発表された。クリエイターユニット「HoneyWorks」とバーチャルシンガー・花譜による「HoneyWorks feat.花譜」がオープニングテーマ(OP)「彼女は今、迷宮の中。」を担当する。第1弾PVがYouTubeで公開され、OPと音楽プロジェクト「Sizuk」が担当するエンディングテーマ「君の知らないこと」がお披露目された。
榎木津総一郎役の宮本さんは「昭和の話が好きです。特に戦後間もない頃の話が。戦禍から立ち直り、貧しくても助け合って、街に活気があって、温かい感じがします。数回の出演でしたが、作品が醸し出す魅力的な昭和の世界に浸り楽しむことができました。皆さんもどうぞお楽しみください!」とコメント。
雪絵役の佐倉さんは「かつて心をときめかせてくれた作品に声の出演をさせていただけて、こんなに幸せなことはありません。日常に潜む奇天烈(きてれつ)な出来事、クセが強くて愉快な人たち……そんな中で暖かな雪絵さんを演じられていたらうれしいです。4月の放送、ぜひ一緒に楽しみに待ちましょう!」と話している。
花譜は「HoneyWorksさんにつくっていただいたこの楽曲では、自分のドッペルゲンガーに心ひかれる様子が描かれています。『自分だけど、自分じゃない』という感覚は、姿形が異なるという点では真逆ですが、バーチャル上にアバターを持ち活動している私自身にもつながる感覚だと感じます。“自分らしき”存在に、どんな風に近づき、そして知りたいと思うのか。歌詞に込められた願いに思いをはせ歌いました。アニメの放送をとても楽しみにしています!」と語っている。
「Sizuk」の俊龍さんは「怖いもの見たさ、進むべきかやめるべきか、多くの人が抱えたことがある感情を表現しています。不思議な物事で頭の中がグルグルしてしまうのも成長の一つだと、聴いたあとにそう思えるように心がけました。編曲のANCHORさんの繊細な息遣いのサウンドは、昭和前期の物語の時代も感じさせつつ現代の気持ち良い激しさを持っています。そしてミステリアスでありながら寄り添ってくれるしほりさんの歌詞にも注目していただきたいです。青さと強さを持ったAYAMEさんの歌声を通して中禅寺先生の図書準備室の本の匂いを感じていただけたら幸いです」とコメントを寄せている。
同作は、志水アキさんが作画、田村半蔵さんが脚本を手掛けるマンガで、「少年マガジンエッジ」(講談社、現在は休刊)で2019年に連載を開始し、2023年にウェブマンガサービス「コミックDAYS」(同)に移籍した。「百鬼夜行シリーズ」の京極堂こと中禅寺秋彦の高校講師時代を描く前日譚で、女学生・日下部栞奈と中禅寺秋彦が、怪異にまつわるさまざまな事件に立ち向かう姿が描かれている。
アニメは、熊野千尋さんが監督を務め、100studioが制作する。前田佳織里さんが主人公の女学生・日下部栞奈、小西克幸さんが中禅寺秋彦を演じる。
◇キャスト(敬称略)
日下部栞奈:前田佳織里▽中禅寺秋彦:小西克幸▽榎木津礼二郎:立花慎之介▽関口巽:西地修哉▽木場修太郎:星野貴紀▽中禅寺敦子:降幡愛▽中禅寺千鶴子:茅野愛衣▽榎木津総一郎:宮本充▽雪絵:佐倉薫
提供元:MANTANWEB