ベルサイユのばら:劇場版アニメ 歌唱シーンお披露目 沢城みゆき、平野綾、豊永利行、加藤和樹が歌う
配信日:2024/12/25 12:00
池田理代子さんの名作マンガが原作の新作劇場版アニメ「ベルサイユのばら」(吉村愛監督、2025年1月31日公開)の本編の歌唱シーンが12月25日、YouTubeで公開された。同作は、音楽プロデューサーの澤野弘之さんが手掛けた15曲もの挿入歌が使用されており、そのうちの「The Rose of Versailles」の歌唱シーンの一部がお披露目された。オスカル役の沢城みゆきさん、マリー・アントワネット役の平野綾さん、アンドレ役の豊永利行さん、フェルゼン役の加藤和樹さんが、「宿命さえ愛で貫いて生きる」「燃えるほど香り立つ情熱のままに」といった各キャラクターの心情を歌い上げている。
音楽プロデューサーを務めた澤野さんは「キャストの方が歌われた劇中歌とは別に、挿入歌としてコーラスをフィーチャーした楽曲や英語詞のロック曲も制作しました。劇中でのボーカルによるサウンドアプローチとの違いも楽しんでいただければ幸いです」とコメント。
劇伴制作をメインに担当したKOHTA YAMAMOTOさんは「本作は最新のアニメーション技術だけでなく、澤野さんの挿入歌を多く使用した音楽演出など、2025年公開作品としての現代的なエンターテインメント性も兼ね備えた作品だと感じています。そのため作品の見せ場の一つであるアクションシーンなどでは劇伴音楽としても現代的なアプローチを取り入れることで現代版の『ベルサイユのばら』を表現できればと考えました。その一方で登場人物の心情を表現するような場面などでは生楽器を使用したクラシカルなアプローチにすることで作品の世界観とのバランスを取るように心がけました」と語っている。
「The Rose of Versailles」をはじめとした挿入歌などを収録したCD「Song Collection from The Rose of Versailles」と「The Rose of Versailles Original Soundtrack」が2025年2月26日に同時発売される。
12月25日のオスカルの誕生日を記念し、オスカルの新たなカット5点も公開された。自らの信念に従って生きる、りりしく美しいまなざしのオスカルが描かれている。
「ベルサイユのばら」は、1972~73年に「週刊マーガレット」(集英社)で連載された池田さんの名作マンガ。18世紀後半のフランス革命の時代、男装の麗人オスカルと、隣国オーストリアから嫁いできた純真無垢な王妃マリー・アントワネットらの愛と人生が美しく描かれた。
劇場版アニメは、「アオハライド」「チア男子!!」などの吉村さんが監督を務める。「進撃の巨人」などの澤野さんが音楽プロデューサーを務め、澤野さんとKOHTA YAMAMOTOさんが音楽を手がける。「呪術廻戦」「チェンソーマン」で知られるMAPPAが制作する。
◇キャスト(敬称略)
オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ:沢城みゆき▽マリー・アントワネット:平野綾▽アンドレ・グランディエ:豊永利行▽ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン:加藤和樹▽アラン・ド・ソワソン:武内駿輔▽フローリアン・ド・ジェローデル:江口拓也▽ベルナール・シャトレ:入野自由▽ルイ16世:落合福嗣▽ジャルジェ将軍:銀河万丈▽マロン・グラッセ・モンブラン:田中真弓▽ナレーション:黒木瞳
提供元:MANTANWEB