さよならララ:小出卓史監督×「いきものがかり」水野良樹 OP誕生秘話 「実は人間の物語で実存の物語」
配信日:2026/07/18 17:00
キネマシトラスの15周年記念作品となるオリジナルテレビアニメ「さよならララ」を手掛ける小出卓史監督とオープニングテーマを担当する音楽ユニット「いきものがかり」の水野良樹さんが対談した映像がYouTubeで公開された。オープニングの誕生秘話が明かされた。
小出監督は「アニメになるのか、うまく作れるのか、楽曲をどう頼んで、どうオープニングになるのか一個も分からなかったので不安だらけで何回も打ち合わせをした」と明かし、水野さんは「原液の状態の監督の考えに触れることができたのが良かった。“生まれる以前”に片足入っているところでお話しできて、“混沌”を共有したということが実はすごく大事だったのかなと思う」と振り返った。
小出監督は「こんなに上手に読み解いていただいて、こんなに消化していただけるんだと正直驚きました」「“合わせる”と“寄り添う”って違うんだよなと。合わせに行くと必ず縮小して、パワーを失ってしまうところを、“寄り添う”っていう形でシンクロしていけば広がりを持つ可能性がある。オープニングってアニメ作品自体を凝縮して体現しなくてはいけないと思っていて、水野さんは同じ方向を向いて作っていただけたのかなとうれしく思っている」と喜んだ。
オープニングテーマを初めて聴いた瞬間に「アニメになったな、作品になったなってすごく思えたんです。ララの作品にマッチした曲になってると思った」と感じたといい「うちの画はほかの作品の画と若干違うんです。そういう雰囲気を作るのにとにかくすごく不安な戦いをしていたところで、エールをもらったような曲だった」と明かした。
水野さんは「自分が人魚であるっていうことをどこか否定していかないと前に進めない、という物語性がある。そこをうまく描けたらいいなって思った」と説明。
小出監督は「人魚姫という童話、物語は人魚の物語だけど、実は人間の物語で、実存の物語だと思っているんです」と作品の核心について触れ、水野さんは「自分の物語を生きるって結構難しいな。こんなにもSNSがあってつながってしまう中で、ちゃんと“さよなら”を言うのってすごい難しいな。自立した大人が自立した別れをするってめちゃくちゃ難しいことだな。難しいっていうことは歌になるなと、自分の中で転換していって、それを曲に落とし込んでいくという作業でした」と締めくくった。
「さよならララ」は、童話「人魚姫」を題材としたアニメで、人魚姫ララが200年後、現代の琵琶湖によみがえる。滋賀出身の小出さんが監督を務め、、川原杏奈さんがシリーズ構成、谷紫織さんがキャラクターデザインを担当する。ララ役の菱川花菜さん、大津茉里役の川石奈奈さんらが声優として出演する。TOKYO MXほかで放送中。
提供元:MANTANWEB











