ソムタム田井のコスプレリポート:「スト6」春麗の水着コスプレ こだわりはフィット感
配信日:2025/12/28 20:55
コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
本稿では、12月30、31日に東京ビッグサイトで開催される世界最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット107(コミケ)」に先立ち、同年8月に行われた「コミックマーケット106」に参加していた、「ストリートファイター6」の春麗に扮(ふん)する僕のプリンさんと、「デッド オア アライブ エクストリーム ヴィーナス バケーション」のみさきに扮するBYORUさんを紹介する。
8月16、17日の2日間で約25万人が来場するなど大盛り上がりとなった「コミケ106」は、屋外に設けられたコスプレエリアも盛況で、こちらにも大勢のコスプレファンが集結。その中でも印象的だったのが、人気ゲームのヒロインの“水着バージョン”コスチュームで参加していたコスプレーヤーたち。
僕のプリンさんは、「新衣装として水着コスチュームが追加される」との発表があったときから衣装制作を始めたそうで、サイズ感には強いこだわりがあると話す。
「今回の衣装は手作りで用意しました。春麗の水着衣装を作るのは2回目なので、1着目よりもうまく作れたと思います。特にこだわったのはサイズ感で、何度も調整ながら体のラインにフィットする形に仕上げました。可愛くて強い春麗が大好きなので、これからもたくさんコスプレをしていきたいです」
「コミケ106」に参加するためにベトナムからやってきたというBYORUさんが扮するのは、対戦格闘ゲーム「デッド オア アライブ」から派生したバカンスゲーム「デッド オア アライブ エクストリーム ヴィーナス バケーション」のキャラクター、みさき。自作で用意した衣装は、色味や細部の装飾にもこだわった自信作だという。
「私はベトナム出身で、今回初めて『コミックマーケット』に参加しました。日本のコスプレイヤーさんはどなたもレベルが高くて、見ているだけでテンションが上がります。カメラマンさんも、きちんと列を作って並んでくれて、とてもうれしいです。こだわったポイントを挙げるとしたら、体にぴったりフィットするように制作した衣装のサイズ感ですね。装飾の造形や色味も忠実に再現したつもりです」
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB











