地獄楽:テレビアニメ 第2期で新たな関係性 新カット公開 牧田佳織監督コメントも
配信日:2025/12/26 12:00
集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で連載された賀来ゆうじさんのマンガが原作のテレビアニメ「地獄楽」の第2期の新たなカットが公開された。タッグを組んでいないキャラクター同士の新たな関係性が垣間見えるカットで、死罪人・杠の手を取る打ち首執行人・佐切や、桐馬と巌鉄斎、新たに島に上陸する殊現などが描かれている。
アニメを手がける牧田佳織監督は、第1期を振り返り、コメントを寄せている。第1期で印象に残っているエピソードについては「全話に思い入れはありますが、特に印象深いのは2話と5話の佐切の葛藤です。幼少期の出来事や神仙郷での源嗣とのやり取り、『女性だから帰れ』と言われる場面など、佐切の痛みが丁寧に描かれていて、自分自身も女性として感情移入できる部分がありました。2話で葛藤を提示して、5話で回収し、6話で成長へと繋がる。第1期で佐切の物語がひとつ完成する流れになっています」と語っている。
「特に佐切の感情の流れを丁寧に描いた第1期ですが、1話では画眉丸の人物像も掘り下げています。原作1話の完成度が非常に高いので、アニメでもそのままを忠実に描きました。1話で妻を大切に思う画眉丸の姿があったからこそ、13話の展開がより強く響いていると思います。シナリオを担当している金田一(明)さんの構成もそうですが、原作の流れ自体がとてもロジカルで読みやすく、伝わりやすいです。特に1話には『地獄楽』で描きたいものが凝縮されています。1話・2話・5話の画眉丸と佐切に注目していただくと、『地獄楽』が持つテーマ性をより感じられると思います」と説明している。
第1期はYouTubeで無料公開されており、見返すファンに向けて、「第1期で芽生え始めたキャラクターの関係性は、第2期でさらに深まり、変化していきます。画眉丸と杠のように、タッグを組んでいないキャラクター同士の関係性も見どころのひとつです。そういった部分を第1期でも注目していただくと、第2期をより楽しんでもらえると思います。また、視点を変えて見返すのもおすすめです。たとえば、弔兵衛と桐馬にフォーカスして見る回を作ってみたり、巌鉄斎と付知に注目してみたり。『この場面で、このキャラクターは何を考えているんだろう』と焦点を当てながら見ていただくと、キャラクターをより好きになれますし、第2期でさらに深みを感じられると思います。ぜひ何度でも繰り返し見ていただけるとうれしいです」とメッセージを送った。
「地獄楽」は、「少年ジャンプ+」で2018年1月~2021年1月に連載。江戸時代末期を舞台に、仲間の裏切りによって捕らわれの身となった最強の忍・画眉丸が、最愛の妻と再会するため無罪放免をかけて不老不死の仙薬を求め、化け物たちと戦いを繰り広げる姿が描かれた。
アニメは牧田佳織さんが監督を務め、MAPPAが制作する。小林千晃さんが主人公・画眉丸を演じる。テレビアニメ第1期が2023年4~7月に放送された。第2期はテレビ東京系ほかで2026年1月11日から毎週日曜午後11時45分に放送される。
提供元:MANTANWEB











