森口博子:「サムライトルーパー」時代は「氷河期」 名曲「サムライハート」が「新たな導きに」
配信日:2025/11/25 20:44
1988年4月~1989年3月にテレビアニメが放送された「鎧伝サムライトルーパー」シリーズの正統続編となる新作テレビアニメ「鎧真伝サムライトルーパー」が制作されることを記念した上映会「『鎧伝サムライトルーパー』メモリアル上映会~新作放送決定記念~」が11月25日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催され、歌手の森口博子さん、鎧デザインの岡本英郎さんが登場した。テレビアニメの後期オープニング主題歌「サムライハート」を担当した森口さんが当時を振り返った。
森口さんは、テレビアニメ「機動戦士Zガンダム」のオープニング主題歌「水の星へ愛をこめて」で1985年にデビューした。「鎧伝サムライトルーパー」は子供だけでなく、多くの女性ファンを獲得するなど人気となったが、森口さんは「オンエア直後は熱量が分からなかった」といい「イベントで歌わせていただき、女性にキャー!と言ってもらえたことがうれしかったんです。赤いボディコンを着て歌っていました。当時は、リストラ宣告を受けた氷河期でした。仕事がない時に、アニソンをいただいて、私にとって新たな導きになった作品でした」と振り返った。
「コンサートでも盛り上がるんです」と森口さんにとって「サムライハート」は大切な曲になっているといい「アニソンでデビューして、おかげさま40周年になりますが、これからもライブで熱い気持ちで大切に歌わせていただきたいと思います」と思いを語った。
この日は、第20話「新たなる戦い」、第23話「白炎死をかけた戦い」、第28話「謎の女妖邪カユラ出現」を上映。上映会の最後に、「サムライハート」が流れると、森口さんはサプライズで同曲を生披露し、ファンから大きな歓声が上がった。
「鎧伝サムライトルーパー」は、サンライズ制作のアニメで、“鎧擬亜(ヨロイギア)”を持つ5人の少年が、運命に導かれて集結し、妖邪帝王・阿羅醐が率いる妖邪の軍勢と戦う姿が描かれた。1988年4月~1989年3月にテレビアニメが放送され、人気を受けてOVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)も制作。「鎧伝サムライトルーパー 外伝」が1989年、「鎧伝サムライトルーパー 輝煌帝伝説」が1989~90年、「鎧伝サムライトルーパー MESSAGE」が1991年に発売された。「コミックボンボン」(講談社)でほしの竜一さんによるコミカライズが連載された。
「鎧真伝サムライトルーパー」は、1991年発売のOVA「鎧伝サムライトルーパー MESSAGE」以来、約35年ぶりの新作アニメで、テレビアニメシリーズが放送されるのは約37年ぶりとなる。現在の新宿を舞台とした完全オリジナルストーリーで、「銀魂」「おそ松さん」などの藤田陽一さんが監督を務め、「仮面ライダービルド」「クローズZERO」「テルマエ・ロマエ」などの武藤将吾さんがシリーズ構成・脚本を担当。サンライズが制作する。2026年1月に放送される。
提供元:MANTANWEB











