鎧伝サムライトルーパー:“鎧デザイン”岡本英郎が明かす アンダーギア秘話 “幻”のメカ合体も
配信日:2025/11/25 21:08
1988年4月~1989年3月にテレビアニメが放送された「鎧伝サムライトルーパー」シリーズの正統続編となる新作テレビアニメ「鎧真伝サムライトルーパー」が制作されることを記念した上映会「『鎧伝サムライトルーパー』メモリアル上映会~新作放送決定記念~」が11月25日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催され、歌手の森口博子さん、鎧デザインの岡本英郎さんが登場した。岡本さんが、鎧擬亜(ヨロイギア)の下に装着するアンダーギアのデザイン秘話を明かした。
岡本さんは「肩を柔道着みたいな感じにしたんです。縫いに石綿が入っています。レガースも硬いものではなくて、サンドバックみたいになっていて、ぶつかると衝撃を吸収します。横にスリットが入っています。曲げると蹴りの防御になるんです」と細部までこだわってデザインした。
アンダーギアは、かかとのデザインも特徴的で、「メカと合体する時にハマるようにしました。技を掛ける時のフックにもしようとしました」と説明。メカが登場する予定もあったといい「バギーのようなものもデザインしました」と“幻のデザイン”についても明かした。
この日は、第20話「新たなる戦い」、第23話「白炎死をかけた戦い」、第28話「謎の女妖邪カユラ出現」を上映。新作「鎧真伝サムライトルーパー」が放送されることも話題になっており、岡本さんは「ずっと好きでいてください!」と呼びかけた。
「鎧伝サムライトルーパー」は、サンライズ制作のアニメで、“鎧擬亜(ヨロイギア)”を持つ5人の少年が、運命に導かれて集結し、妖邪帝王・阿羅醐が率いる妖邪の軍勢と戦う姿が描かれた。1988年4月~1989年3月にテレビアニメが放送され、人気を受けてOVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)も制作。「鎧伝サムライトルーパー 外伝」が1989年、「鎧伝サムライトルーパー 輝煌帝伝説」が1989~90年、「鎧伝サムライトルーパー MESSAGE」が1991年に発売された。「コミックボンボン」(講談社)でほしの竜一さんによるコミカライズが連載された。
「鎧真伝サムライトルーパー」は、1991年発売のOVA「鎧伝サムライトルーパー MESSAGE」以来、約35年ぶりの新作アニメで、テレビアニメシリーズが放送されるのは約37年ぶりとなる。現在の新宿を舞台とした完全オリジナルストーリーで、「銀魂」「おそ松さん」などの藤田陽一さんが監督を務め、「仮面ライダービルド」「クローズZERO」「テルマエ・ロマエ」などの武藤将吾さんがシリーズ構成・脚本を担当。サンライズが制作する。2026年1月に放送される。
提供元:MANTANWEB











