天使のたまご:4Kリマスター版 米国でも大反響 興収1億円 押井守監督の“伝説のOVA”
配信日:2025/11/25 15:36
1985年に発表された押井守監督の“伝説のOVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)”「天使のたまご」の4Kリマスター版が、11月19日から米国で公開され、2日間で興行収入が約67万6099ドル(約1億円)を記録するなど大きな反響を呼んでいる。米国の映画デイリーランキングでは、3700館規模で公開している「プレデター:バッドランド」の3位に続き、400館にも関わらず初登場で4位にランクインした。
日本では、11月14日にドルビーシネマで先行公開され、11月21日から全国で拡大公開された。公開から10日間で興行収入が3700万円を突破し、観客動員数が約1万5000人を記録した。
「天使のたまご」は、押井監督の初めてのオリジナル作品で、天野喜孝さんが原案、アートディレクションを担当したOVA。限りなくモノトーンに近い色彩、ごくわずかのせりふ、異例の長回し、約400カットという通常のアニメ約3分の1という少ないカット数といった禁欲的なスタイルで制作された。1985年にOVAとして発売され、発売記念として期間限定で劇場でも上映された。
4Kリマスター版は、同作が40周年を迎える2025年に向けて制作されることになった。押井監督による監修の基、35ミリのフィルム原版をスキャニングし、最新技術で4Kリマスター化した。
提供元:MANTANWEB











