呪術廻戦:津田健次郎、櫻井孝宏 七海建人、夏油傑への思い
配信日:2025/11/21 18:05
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された芥見下々(あくたみ・げげ)さんの人気マンガが原作のアニメ「呪術廻戦」の七海建人役の津田健次郎さん、夏油傑役の櫻井孝宏さんがコメントを寄せた。
津田さんは「声優として参加する前から原作自体の盛り上がりがすごく、非常に印象に残っています。僕が七海として『呪術廻戦』に参加すると解禁されたのが週末ですごく盛り上がってくださって。そしてその週明け、月曜日にジャンプが発売されて原作の方で七海が死んだんですよ。その数日の間に温度差と落差がすごくて。そのくらい自分が参加する前から『呪術廻戦』の熱量がすごくて、さらにアニメ第1期の頃から原作との相乗効果でアニメーションも盛り上がっていたので作品の影響力や人気をすごく感じていました。世界にも同時配信されていたので、日本だけじゃなく世界でもすごく盛り上がっているなというのも感じていましたね。実際に海外に行ったら、いろいろな外国人に声をかけられて、なんで知っているの?と聞くとほぼほぼ『呪術廻戦』を見ていると言っていました」とコメント。
「渋谷事変」の七海の最期の独白シーンや呪霊たちとの戦いのシーンについて「『渋谷事変』に入る前から結末はわかっていたので、アフレコに入るタイミングで『渋谷事変』ができるんだという気持ちと、卒業してしまうんだなという楽しみと寂しさが同居したような思いでいました。演じる時は思い残すことがないように精いっぱい七海を演じました。全て演じ終えて自分の中で一度『呪術廻戦』が終わったような感じはありました。七海の最期をすごく丁寧に描いていただいたなと思っていて、監督含めアニメスタッフさんの七海への愛情を感じながら演じさせていただいて、それぞれがそれぞれのパートで七海を送り出したような、愛情と気合いを感じながらみんなであのシーンを作ったというイメージです」と話している。
櫻井さんは“偽夏油”の姿で初めて五条悟の前に現れるシーンについて「五条が違和感を持つ、不審感、不気味さとか、迷わせるような瞬間にしたいなと思って表現しました。獄門疆に捕えることが目的であってそのために膨大な時間を要して準備をしてきたので。ただ、偽夏油にしてみれば確実に封じ込められるという、何か確信はあったと思うので、ああいう意地悪な物言いをするんですけど、その辺は偽夏油として会話を楽しみたいなという、役の表現もそうなんですけど、私自身が少し楽しんじゃったところがあるかなと思います」と語った。
高専時代、呪詛師時代、加茂憲倫などさまざまな夏油を演じたことについては「高専・呪詛師時代くらいまではアニメ化が決まったタイミングもあり、丁寧に彼を追いかけたので、彼の気持ちが分かるという姿勢でいるのですが、ほかの道はなかったのか、あったんじゃないかという迷いも含めて、彼が五条と袂を分かつ時に告げた『生き方は決めた』という言葉がすごく印象に残っています。覚悟じゃないんですよね。覚悟はもうとうに決まっていて、生き方を決めた。その生き方が悟が思っているものじゃないのはもう明白だし、もしそれで俺を殺したいんだったら殺せばいいよ、それには意義も意味もあるからねっていう、そういう突きつけ方をした彼の気持ちを悪いものにしたくないと思って収録に臨んでいました」とコメント。
「加茂憲倫の辺りからはちょっと難しくて、うまく言えませんがキャラクターのメカニックを考えて表現していました。よくある説明ですけど数学的とか音楽的な取り組みって感じの方法です。声を音として操縦するようなやり方ですね。表現する人間からしてみるとまた違った面白さはあるんですけど、演技としては外れたやり方で難しいですね。『懐玉・玉折』の夏油傑は楽しかった。楽しいと面白いの段差を一つのキャラクターでじっくり味わっています」と話している。
「劇場版 呪術廻戦『渋谷事変 特別編集版』×『死滅回游 先行上映』」のMX4D、4DX版が11月22日から上映されることに向けて、悠仁くん、憂太くん、悟くんが体験する様子の写真も公開された。
「呪術廻戦」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で2018年3月~2024年9月に連載されたマンガ。強力な“呪物”の封印が解かれたことで、高校生の虎杖悠仁が呪いを巡る戦いの世界に身を投じることになる……というストーリー。コミックスのシリーズ累計発行部数は1億部以上。
テレビアニメ第1期が2020年10月~2021年3月、第2期「懐玉・玉折/渋谷事変」が2023年7~12月に放送された。第3期「死滅回游 前編」が、MBS・TBS系のアニメ枠「スーパーアニメイズム TURBO」で2026年1月8日から毎週木曜深夜0時26分に全国同時放送される。
提供元:MANTANWEB











