ソムタム田井のコスプレリポート:チアガール姿の「ブルアカ」レイヤー へそ出し衣装着こなす
配信日:2025/10/25 19:55
コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
本稿では、世界最大規模のガレージキットの祭典として知られる大型イベントとして千葉・幕張メッセで開催された「ワンダーフェスティバル2025[夏]」に参加していた、特徴的な衣装を着こなすコスプレーヤー、千凛さくらさんとふぁみさんを紹介する。
昨今のスマホゲームでは、キャラクターごとに複数の衣装が用意されているため、夏なら水着、秋ならハロウィン衣装、冬ならクリスマス仕様のサンタコスチューム……といった具合に、季節に応じて、好きなキャラのさまざまなコスプレを楽しめるところも、レイヤーにとってはうれしいポイントだという。
そうしたコスチュームのほかにも、バニースーツやメイド服など、ゲーム内にはさまざまな衣装が登場するが、今回、千凛さくらさんが扮(ふん)したのは、チアガールの衣装を着た「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」の飛鳥馬トキ。さくらさんは自身の学生時代の思い出を反映する形で、こちらの衣装を用意したと話す。
「イベントの開催時期に合わせて、夏らしいコスプレをしたくて。私自身がもともとチア部だったということもあり、トキのチアガール衣装にしてみました。お腹が出るデザインなので、少しでも体型を近づけるために筋トレを頑張って。小道具も原作通りのシルエットのものを揃えました。それと頭の装飾のヘイローは、自作で用意したものになります」
ふぁみさんが扮するのは、法被姿が印象的な「学園アイドルマスター」の姫崎莉波。衣装そのものは知人に制作してもらったそうで、注目してほしいポイントは袖の模様だという。
「衣装制作が得意な知り合いから、楽曲『冠菊』バージョンの衣装を作るから着てほしい……とのお誘いをいただいて。大好きな作品の衣装ということもあり、喜んでお引き受けして、イベントに参加しました。衣装制作のポイントは、袖の模様を既製品の布ではなく、シールを貼り合わせて再現したこと……だそうです」
そうして用意された衣装を着こなしつつ、ファミさん自身はメークにこだわった模様。
「姫崎莉波ちゃんの優しい目元を再現したくて、たれ目気味のアイメークを工夫しました。衣装の方も、とても素敵なお気に入りの一着なので、ぜひぜひ見てください!」
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB











