やくならマグカップも:田中美海が多治見の思い出振り返り 第3期に期待 「ぜひやりたい!」
配信日:2025/10/14 10:42

岐阜県多治見市が舞台で、伝統工芸品・美濃焼がテーマのフリーコミックが原作のテレビアニメ「やくならマグカップも(やくも)」の第2期「やくならマグカップも 二番窯」の総集編の上映会が10月13日、イオンシネマ土岐(岐阜県土岐市)で開催され、主人公・豊川姫乃役の声優の田中美海さんが登場した。田中さんは「久しぶりに多治見に来ました! 皆さんお久しぶりです!」と喜び、「『やくもの放課後』のロケの時に多治見には何度も来ました。その時にバスに乗っていると、そこかしこからウナギを焼くにおいが窓から入ってきて……。『きょうはウナギは食べないんですか!』と毎回聞いてました(笑)。こちらのウナギは焼き方が違うんですよね?」と多治見の思い出を語った。
上映会には、神谷純監督、シリーズ構成、脚本担当の荒川稔久さん、原作の梶原おさむさんも登壇した。
「やくも」は、前半15分がアニメ、後半15分が実写パートの2部構成で、実写パートに田中さんらが出演し、多治見のさまざまなスポットを訪れ、魅力を紹介した。田中さんは「放課後(実写パート)のロケは一日で何カ所も回ってるんですよ。次いきまーす!って。なのでいろいろなところに行っているんです」「詰め詰めでした!でもそれが青春だったなーと」と振り返った。
「やくならマグカップも 二番窯」の好きなところを聞かれると田中さんは「5話の十子先輩が悩んでいるエピソードですね。姫乃が助けてあげたいと思うんだけどうまく言えなくて……土岐のアウトレットに4人で行くんですけど私服がめちゃめちゃ可愛くて青春しているシーンがキュンとしましたね。」とコメント。
田中さんは第3期について「ぜひやりたい! もう構想はある感じですよね?」と問いかけると、神谷監督は「ど、ど、どどうなんですか?」と困惑気味に「期待してよいのでは?」とコメント。最後に田中さんが「もしかしたら三番窯もあるかもしれないと私も期待しています。またお会いしましょう!」と呼びかけた。
「やくも」は、2010年に多治見市の有志や企業が集まり、プロジェクトが始動。2012年から地元IT企業プラネットがフリーコミックを発行している。母の故郷・多治見市に引っ越してきた豊川姫乃が、母が伝説の陶芸家であったことを知り、陶芸の世界に引き込まれていく……というストーリー。テレビアニメ第1期が2021年4~6月、第2期が同年10~12月に放送された。アニメの舞台となった“聖地”を選定する「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に選ばれたことも話題になった。
第1期の総集編がイオンシネマ板橋(東京都板橋区)で10月16日まで上映中。第2期の総集編がイオンシネマ板橋とイオンシネマ土岐で10月17日から上映される。
提供元:MANTANWEB