鬼滅の刃:下野紘×千葉繁 “師弟”が熱い思い語る 「下野君は本当に真っすぐに演じられる人」

配信日:2025/08/04 19:01

「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」の公開記念舞台あいさつに登場した下野紘さん(左)千葉繁さん(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」の公開記念舞台あいさつに登場した下野紘さん(左)千葉繁さん(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんの人気マンガが原作のアニメ「鬼滅の刃」の新作劇場版「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」の公開記念舞台あいさつが8月3日、TOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)で行われ、我妻善逸役の下野紘さんと、善逸の師匠である桑島慈悟郎役の千葉繁さんが登壇した。“師弟”の2人が互いへの熱い思いや公開の喜びを語った。

 下野さんと千葉さんがステージに登壇すると、会場は万雷の拍手に包まれた。アニメ「鬼滅の刃」のイベント初登壇となった千葉さんは、ファンを前に「とてもうれしいですね」と笑顔を見せ、「こんなにたくさんの方が応援してくれる作品の舞台あいさつに下野君と立つことができて、本当に幸せです」と喜んだ。下野さんにとっても千葉さんの登壇は念願だったようで、「鬼滅の刃という作品は、炭治郎や善逸、柱たちなどさまざまなキャラクターがいて、そんな個性的なキャラクターをいろんな声優さんたちが演じています。『無限城編』の第一章の善逸を語る上でも、どこかで千葉さんとこういった形でご一緒できたらいいなと、本当に思っていました」と万感の思いを語った。

 下野さんは、「鬼滅の刃」のオーディションの際から千葉さんの存在が大きかったようで、「オーディションを受けるにあたって、マンガの切り抜きの善逸を見せていただいた際に、ギャーギャー騒いでいるかと思えば、シリアスな表情をしていたり、二面性がいろいろとあるキャラクターであるという印象を受けました。僕自身これまでもコミカルなキャラクターを演じる機会はありましたが、もっと激しいものを出さないと“我妻善逸”を表現できないだろうなと思い、どういう声を出したらいいのかと考えていた際、ふと千葉さんのようにはちきれんばかりの声を出さないとこのキャラクターは演じられないのではないかと思い、千葉さんをイメージしていました」と振り返った。

 下野さんは「千葉さんの演技をヒントにして臨んだら、善逸役が受かって。そしてその後“育手”の爺(じい)ちゃんを千葉さんが演じられるということで、僕の中で本当にうれし過ぎて、千葉さんとこの作品で初めてアフレコでご一緒した時に、この喜びを伝えられるチャンスはほかにないかもしれないと思ってご本人にお伝えしました。我妻善逸というキャラクターを演じる上で、僕の中では千葉さんという存在は本当に大きかったです」と明かした。

 一方、千葉さんは、善逸にとって大きな存在である桑島を演じるにあたって、「ただ、弟子を育てる師匠というだけではなく、親のように時には厳しく優しく見守り、弟子を信じ切るということを意識しました。こいつはヘタレだけど大丈夫。強くなるんだ、真っすぐな生き方をしてくれるんだと善逸を信じる部分を壊さないように、師匠かつ親的な存在であるように演じました」と語った。声を張り上げる演技についても、「下野君も柱稽古編などで青筋立てながら頑張っていたもんね!」とねぎらい、「下野君は本当に真っすぐに演じられる人。全身全霊をかけて演じる姿が、まさに善逸だと思いました」と賛辞を贈った。

 下野さんは「“爺ちゃん”として善逸を育てる、厳しい面を見せるというところから、千葉さんのあの高音が聞けないかなと思ったら、まさかの“師範と呼べ!!”のところで聞くことができて、アフレコ中泣きそうになりました。そんなところも含めて、しっかりお話しするのは『鬼滅の刃』が初めてだったので、その時に体を心配してくれて肩をもんでいただいたりして本当にうれしかったです」と振り返った。

 今作の感想を聞かれると、下野さんは「鬼滅の刃は、毎回毎回クオリティーが前作を超えている作品ですが、本作でも音と映像と迫力が何度も超えてきて、びっくりしました!」と興奮気味に語り、千葉さんも「下野君も言っていましたが、画(え)の力など、全てのスタッフさんが才能を注ぎ込んで、もちろん役者も頑張り、ああいったすごい作品が出来上がりました。僕は常々思っていますが、皆さんお一人お一人の中に鬼滅の刃が存在しています。同じ意見はなく、それでいいと思っています。伝えたかったことを、ご覧になった方がどこの部分を受け取っていただいたかはおのおの違うと思います。ご覧になった皆さまが『鬼滅の刃』という作品を持ち帰っていただいて、もう一度ご自身の中で再構築していただくという楽しみが映画の中にあると思います。あなたの中の『鬼滅の刃』を作りあげてください」と熱くアピールした。

 下野さんは「(本作は)善逸の中で大きな物語の一つになると思いますし、今までの善逸とは異なる雰囲気であることが分かっていたので、自分の中で気合を高めてアフレコに臨みました。緊張感や気合いは、今までで一番だったと思います。今回の戦いに集中していました」と明かした。

 最後に下野さんは「本作をご覧になった皆様、本当にありがとうございます。本作は我妻善逸にとって本当に重要な物語の一つだと思います。僕自身この我妻善逸というキャラクターを通じて、よりいろいろな方に自分自身のことを知っていただいたと思っています。それだけではなく、自分自身が声優として積み重ねてきたものが全部発揮できるようなすてきなキャラクターで、僕の声優人生においてなくてはならない存在のひとつだと思っていますので、これからも善逸で高めたものをさらに良い形で発揮して、そんな姿をいろんな方に見ていただきたいです。作品は、本作と、二章、三章と続きますので、まだまだ楽しんでください! これからも『鬼滅の刃』をよろしくお願いいたします!」と、ファンに向けてメッセージを送った。

 「無限城編」は三部作で、「第一章 猗窩座再来」は「無限列車編」を上回る規模となる452館で7月18日に公開された。上映時間は155分。公開から8日間で興行収入が100億円を突破し、国内歴代興行収入1位の劇場版「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の記録を塗り替え、日本で公開された映画史上、最速で100億円を突破したことも話題になっている。公開から17日間で興行収入が176億3955万円、観客動員数は1255万を突破している。

提供元:MANTANWEB

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