庄司浩平:「仮面ライダーガヴ」ラキアは「とても演じやすかった」 テレ東連ドラにも出演中 主演の風間俊介と“ラーメンデート”?
配信日:2025/07/27 8:05

特撮ドラマ「仮面ライダーガヴ」(テレビ朝日系、日曜午前9時)で仮面ライダーヴラム/ラキア・アマルガを好演中の俳優、庄司浩平さん。現在、テレビ東京の連続ドラマ「40までにしたい10のこと」(金曜深夜0時12分)にも、主演の風間俊介さんの相手役で出演している。役柄のビジュアルは同じ金髪だが、両作品でまったく違う表情を見せる庄司さんに話を聞いた。
◇公園でこども連れの家族から「え!?」
庄司さんは5年前、スーパー戦隊シリーズ「魔進戦隊キラメイジャー」(2020~21年)のキラメイシルバー/クリスタリア宝路役で俳優デビュー。「仮面ライダーガヴ」で“2大特撮レギュラー出演”の快挙を果たした。「長い歴史のある人気シリーズの登場人物になることができたことは、とてもうれしいです。しかも長期間にわたって一つの役に向き合えるというのは、役者としてなかなか味わえることではないと思うので、それを2回も経験させていただけたのは幸せですね」と喜びを語る。
「仮面ライダーガヴ」で演じるラキアは当初、主人公の仮面ライダーガヴ/ショウマ(知念英和さん)と敵対する“ダークライダー”だったが、現在は共闘関係にある。「最初は何を考えているかあまり読み取れないキャラクターでしたが、感情の幅が広がっていっていき、演じる上でも行動や発言に納得できる部分も多かった。個人的にはとても演じやすかったです。自らの犯した罪を背負いながら人を守るヒーローになっていく、その過程がすごく魅力的でもありました」と、ラキアへの愛をにじませる。
作品の反響も実感している。「ありがたいことに、声を掛けていただける機会が増えました(笑)。公園で知り合いのご家族と一緒に遊んでいた時に、居合わせた他のご家族から『え!?』と驚かれたり。僕自身すごく子供が好きなので、声を掛けてくださるのはうれしいです」
「仮面ライダーガヴ」は終盤戦に突入している。「終盤なのに想像以上に敵が残っているなと皆さん思っているかと思います(笑)。大統領ボッカ・ジャルダックをはじめ強敵たちを倒すことができるのか、ショウマがどういう納得のいく未来を見つけていくのか、登場人物それぞれの行く末をぜひ見届けてほしいです」とアピールした。
◇武藤遊戯が! 風間俊介との共演「ひそかにテンションは上がっていました」
7月にスタートしたドラマ「40までにしたい10のこと」では、ラキアと同じ金髪姿で、“アラサー”のサラリーマンを演じている。
ドラマは、風間さん演じるアラフォー男子・十条雀と、庄司さん演じる高身長でクールな部下・田中慶司が織りなす、年齢、立場も超えて育まれる大人のオフィスラブストーリー。オーディションで、初共演となった風間さんの相手役に抜てきされた。「遊戯王カードゲームをしこたまやっていた世代なので、武藤遊戯(アニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』で風間さんが演じていたキャラクター)がそこにいる!とひそかにテンションは上がっていましたし、何より俳優の大先輩。緊張や不安はあるだろうなと思っていたのですが、僕が言うのもなんですけど、“しっくりくる”感覚があって。撮影が始まったら不思議と緊張はなかったです」
風間さんとは、撮影の合間にラーメン屋巡りをしている。「特に理由もなく、2人で近場の気になったラーメン屋に行くという習慣を始めて(笑)。普段自分で外食する際はラーメンはあまり選択肢にないのですが、撮影が始まって2カ月ぐらいで20軒は行きました。お忙しいはずなのに、兄さん(風間さん)がオフでもお話をする時間を作っていただけたのはありがたかったです」と感謝する。
男性同士の恋愛を描く、いわゆるBL(ボーイズラブ)ドラマだが、今作ならではの特色があるという。「ジャンルとしてはBLですがヒューマンラブストーリーといいますか。40歳と30歳を間近にした男性2人がキャリアや人生の選択に悩む姿も描かれている作品です」
2019年に芸能活動を始めて約5年。ブレークの兆しをみせる庄司さんに今後の目標を聞くと、「“求められるようになる”ことですね。今回初めて2番手でお芝居をさせていただく機会をいただいたのですが、より多くの方に求められる役者になりたい」と力を込める。ラキアや慶司と同じく淡々とクールな口調ながら、熱い思いをたぎらせた。
提供元:MANTANWEB