ソムタム田井のコスプレリポート:イタリア出身「ワンピース」レイヤー ニコ・ロビンの髪にこだわり クールな雰囲気を表現
配信日:2025/06/29 19:55

コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
本稿では、世界最大規模のアニメイベント「AnimeJapan 2025」で撮影、インタビューした、「ONE PIECE」のニコ・ロビンに扮(ふん)するカミKamiさんと、ナミに扮するちょこさんを紹介する。
4月からは新放送枠でエッグヘッド編が再開するなど、大きな盛り上がりを見せている「ONE PIECE」は、コスプレ界隈でも人気の高い作品の一つ。
現在放送中のエッグヘッド編をはじめ、ワノ国編やホールケーキアイランド編、ドレスローザ編など、章ごとに主要キャラクターにも“その章ならではの新衣装”が用意されており、それらを制作しつつ、友だち同士で誘い合って“〇〇編併せ”ができるのも、本作ならではのコスプレの楽しみ方と言えるだろう。
イタリア出身のコスプレーヤー、カミKamiさんは、アラバスタ編で“ミス・オールサンデー”と名乗っていたころのニコ・ロビンに扮してイベントに参加。髪の質感の再現に力を入れたと話す。
「こちらのコスプレではウイッグにこだわりました。ハイライトを入れて、ロビンのクールな雰囲気を表現してみたんですけど、なかなかいい感じに仕上がったので、個人的にも気に入っています」
ワノ国編のナミに扮するちょこさんは、キャラクターの雰囲気を再現するために体づくりに励んだ模様。
「ナミさんはスタイル抜群のキャラなので、少しでもその体型を再現できるように体づくりとダイエットを頑張りました。今回の衣装は自作で用意したものなんですけど、スタイルをよく見せるために、体にぴったりのサイズで制作しています。左肩のタトゥーは大きさや色味にこだわって忠実に再現しているので、こちらにも注目してもらえるとうれしいです」
取材・文:ソムタム田井
提供元:MANTANWEB