ひゃくえむ。:劇場版アニメ トガシ、小宮の小学生時代は種崎敦美、悠木碧 高橋李依、内田雄馬、榎木淳弥、杉田智和も出演
配信日:2025/06/25 17:00

テレビアニメ化もされた「チ。 -地球の運動について-」で知られる魚豊さんのマンガが原作の劇場版アニメ「ひゃくえむ。」の追加キャストが発表され、種崎敦美さん、悠木碧さんら豪華声優陣が出演することが分かった。種崎さんは主人公・トガシの小学生時代、悠木さんはもう一人の主人公・小宮の小学生時代を演じる。青年期のトガシ、小宮は、俳優の松坂桃李さん、染谷将太さんがそれぞれ演じることが発表されている。
笠間淳さんが元中学陸上界のスター選手であり、高校の陸上部でトガシとチームメートとなる仁神役、高橋李依さんが高校陸上部へトガシを勧誘する明朗な女子高生・浅草役、田中有紀さんが浅草とともに高校陸上部に所属しチームを支える女子高生の椎名役として出演する。
内田雄馬さんが次世代の陸上界を担う有望ランナーの樺木、榎木淳弥さんが小宮の高校時代の陸上部に所属し、明るく気さくな性格の沼野、石谷春貴さんが小宮の高校時代の陸上部の部長で、小宮の才能を恐れる経田、石橋陽彩さんがトガシに憧れを抱く陸上選手の森川、杉田智和さんが仁神の腐れ縁でライバルを自称する尾道をそれぞれ演じる。
「ひゃくえむ。」は、魚豊さんの連載デビュー作で、講談社のウェブマンガアプリ「マガジンポケット(マガポケ)」で2018~19年に連載された。陸上競技の世界で「100m(メートル)」という10秒に満たない一瞬の輝きに魅せられた者たちの狂気と情熱が描かれた。生まれつき足が速く、友達も居場所も手に入れてきたトガシと、つらい現実を忘れるためにただがむしゃらに走っていた転校生の小宮が出会い、次第に2人は100メートル走を通して、ライバルとも親友とも言える関係になっていった。数年後、天才ランナーとして名をはせるも、勝ち続けなければいけない恐怖におびえるトガシの前にトップランナーの一人となった小宮が現れる……というストーリー。
アニメは、「音楽」で、米アニー賞にノミネートされた岩井澤さんが監督を務め、「音楽」を手がけたロックンロール・マウンテンが制作する。9月19日公開。10月に北米でも公開される。
声優陣のコメントは以下の通り。
◇仁神役の笠間淳さんのコメント
この度、仁神役を担当させていただきます。今作において一番大切にし、そして一番難しいと感じたのはやはり飾らない「生の感情」でした。人の「感情」「想(おも)い」というものは、本来決して外に発露されることを目的にしません。しかし、今作は人間の持つさまざまな「生の感情」を、渦となってアウトプットさせることこそが価値であり、作品の色だと感じました。よって、丁寧に、飾ることなく仁神を生きることを第一の目標に演じさせていただきました。「人の生の感情」と「エンタメ」の渦のような融合を、ぜひお楽しみください。
◇浅草役の高橋李依さんのコメント
自分の性質だったり経験ごと挑んだオーディションだったので、浅草としてのご縁をいただけて、胸が熱くなりました。原作の魅力を突き詰めた映像化に、私の人生にもこういう時間があったんだと追体験するような、ビデオに残していくような感覚になる掛け合い。「ひゃくえむ。」の世界を共に生きられて、光栄です!
◇椎名役の田中有紀さんのコメント
椎名役を務めさせていただきます、田中有紀です。それぞれに負けられない理由を背負いながらも、0.01秒でも速くあることを求めスタートを切る選手たちの姿に、思わず息を止めて見守ってしまうほどひき込まれました。心も身体もギリギリで、時には危うさも垣間見える本気の世界を、椎名ちゃんと一緒に走らせていただけることとても光栄です。十数秒に全てをかける極限の生き様、ぜひ劇場で見届けてください……!
◇トガシ(小学生)役の種崎敦美さんのコメント
自分は走るのが人一倍遅い人生を歩んできたので、「100メートル」という距離に人生を懸けている人たちのことを想像をしたこともありませんでした。でも「ひゃくえむ。」の中には私も知っている感情がたくさん詰まっていました。熱いです。作品に触れた時から、収録の間も、ずっと感じていた熱を、皆様にも感じていただけたらうれしいです。
◇小宮(小学生)役の悠木碧さんのコメント
走ることからとにかく逃げてきた人生だったので、走りで自分を確立する人がいること、だからこそがむしゃらに走る、走らざるをえない。その景色を、小宮を通して初めて見ることができました。酸欠になりながら全力で挑んだアフレコ、苦しいけど意外と気持ちよくもあって……。この感覚、伝わったらいいな……! ぜひご覧ください!
◇樺木役の内田雄馬さんのコメント
この度は、「ひゃくえむ。」に参加させていただき、大変光栄に存じます。カバキは言葉数の多い人ではありませんが、その内に秘めた熱いものを持っている方です。一つ一つの言葉を丁寧に紡ぐぞという気持ちで収録に臨みました。ぜひご覧いただけたらうれしいです。「ひゃくえむ。」を、どうぞ劇場でお楽しみください!
◇沼野役の榎木淳弥さんのコメント
沼野の声を務めさせていただく、榎木淳弥です。原作を読んだ時、ものすごい熱量を感じましたので、今回アフレコに参加することができてとてもうれしかったです! 陸上シーンはもちろんですが、日常のシーンもかなり面白いです。どうぞお楽しみに!
◇経田役の石谷春貴さんのコメント
僕も短い間ですが、陸上、そして100メートルに、持てる全てを賭けていた時期があります。ケガをして諦めた身ですが、今回「ひゃくえむ。」にて経田役として、その時諦めた陸上を生きられること、とてもうれしく思います。たった10秒。たった100メートル。シンプルで、一瞬で、残酷で、喜びに満ちた世界に生きる彼らの今です。お楽しみに。
◇森川役の石橋陽彩さんのコメント
森川役の石橋陽彩です。原作に心を打たれ「絶対に出演したい」と思っていたので、決まった時は本当にうれしかったです。森川は松坂桃李さん演じるトガシの大ファンという役柄で、実際に僕も松坂さんに憧れていたこともあり、掛け合いの際は感情を込めて演じることができました。白熱の陸上対決を、ぜひ劇場でご覧ください!
◇尾道役の杉田智和さんのコメント
夢や理想に向かって進む若者のひたむきさと熱意を表現するのに、彼が個性ある彩りを添えられれば幸いです。よろしくお願いします。
提供元:MANTANWEB