薬屋のひとりごと：TikTokでも大人気　「TikTok上半期トレンド大賞2025」大賞に　授賞式で猫猫が壬氏様にぼやき

配信日:2025/06/24 17:20

「TikTok上半期トレンド大賞2025」で大賞を受賞したアニメ「薬屋のひとりごと」の宣伝プロデューサーの八木萌子さん（左）と主人公・猫猫

　人気アニメ「薬屋のひとりごと」が、2025年上半期にTikTokで流行したコンテンツやキーワードを発表する「TikTok上半期トレンド大賞2025」の大賞に選ばれたことが6月24日、明らかになった。アニメ・マンガ部門賞も同時受賞した。

　TikTokでは「薬屋のひとりごと」に関連する投稿が約4万5000件あり、幾田りらさんが歌う第2期の第1クールのオープニングテーマ「百花繚乱」の“踊ってみた動画”も話題になった。同日、東京都内で授賞式が開かれ、「アニメの楽しみ方に新しい価値観を生み出し、次世代のカルチャーをけん引するコンテンツとして注目され、本イベントの狙いであるトレンドからカルチャーへを体現した」と受賞理由が説明された。

　アニメを手掛けるTOHO animationの宣伝プロデューサーの八木萌子さんは「スタッフ一同うれしく見ていました」と喜び、「我々のゴールとしては“お客さまと楽しみたい”というものがあった。踊ってみた、歌ってみた、コスプレなどたくさん投稿いただいて励みになっていた。楽しいものを最後まで届けていきたい。引き続き応援いただけたら」と語った。

　主人公・猫猫（マオマオ）の着ぐるみも登場し「たくさんの方たちにいろいろな形で楽しんでいただけているようで、壬氏様もとても喜んでいました　このようなキラキラした場所は、あのお方の得意分野なのに……人前が得意じゃないんだよな。私が右往左往するのを楽しんでいるのか？」とコメントを寄せた。

　「薬屋のひとりごと」は、小説投稿サイト「小説家になろう」から生まれた日向夏さんのライトノベルが原作。ライトノベルがヒーロー文庫（イマジカインフォス）から刊行されており、コミカライズも人気を集めている。原作のシリーズ累計発行部数は4000万部以上。とある大陸の陰謀ひしめく後宮を舞台に、毒見役の少女・猫猫と、美形の後宮管理者・壬氏が事件に挑む。テレビアニメ第1期が日本テレビ系で2023年10月～2024年3月に放送された。第2期が日本テレビのアニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT（フラアニ）」で放送中。第2期は、7月4日の放送で最終回を迎える。

　「TikTok上半期トレンド大賞」は、2020年から開催されており、TikTokのデータを基に選出。昨年は「ショートドラマ」が大賞に選ばれた。授賞式には、ミュージック部門を受賞したアイドルグループ「CUTIE STREET」、ブレイクスルー部門を受賞した原宿系動画クリエーターのしなこさんも登場し、“あのちゃん”こと歌手でタレントのanoさん、元日本テレビアナウンサーの上田まりえさんがプレゼンターを務めた。

提供元：MANTANWEB