不思議の国でアリスと:主題歌はSEKAI NO OWARI “ふつうじゃない住人”キャストに木村昴、村瀬歩、小野友樹、花江夏樹
配信日:2025/06/04 7:00

ルイス・キャロルの名作「不思議の国のアリス」を日本で初めて劇場版アニメ化する「不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-」で、バンド「SEKAI NO OWARI」が主題歌「図鑑」を担当することが分かった。書き下ろし楽曲で、メンバーのSaoriさんは「どうして自分はうまくできないのだろうと悩みもがく日々が、少し可愛く思える曲になったらいいな、と思っています」とコメントを寄せている。
本予告がYouTubeで公開され、主題歌がお披露目された。本予告は、何者にもなれずに立ち止まっていた大学生・りせが、亡き祖母の遺(のこ)した一通の招待状に導かれ、不思議の国へと飛び込んでいく様子が描かれている。不思議の国は“ふつうじゃない”が当たり前の世界で、せかせかとせかす白ウサギ、ひょうひょうとしたマッドハッター、自由すぎる三月ウサギ、ミステリアスなチェシャ猫など個性豊かな住人たちが次々と登場。「常識なんて大迷惑」「真面目にやれば良いと思ったら大間違い!」「優しさってどういうもの?」といったユニークなキャラクターたちの言葉に振り回されながらも、りせは自分の本音と向き合い、少しずつ前に進み始める。りせは、アリスと一緒に“好きと自分”を探す冒険を繰り広げることになる。
“ふつうじゃない”住人たちを演じる追加キャストとして、木村昴さん、村瀬歩さん、小野友樹さん、花江夏樹さんが出演することも発表された。木村さんと村瀬さんはサーカス小屋の名物コンビ、双子のトゥイードルのダム&ディー、小野さんはヤマネを演じる。花江さんが演じるキャラクターは役名や詳細は一切明かされておらず、りんご姿のビジュアルのみが公開された。
トゥイードルダム役の木村さんは「もしもこの世の本音と建前に姿形があるなら、多分こんな感じで少し不気味だけど憎めない愛嬌(あいきょう)たっぷりの双子になるだろうな~と、キャラクターを見た時に思いました。トゥイードルディーを演じた村瀬さんと一緒にラップできたのも思い出です。世にも奇妙なダムとディーのサーカス小屋でみなさまをお待ちしております」とコメント。
トゥイードルディー役の村瀬さんは「篠原(俊哉)監督の描く世界観がとても好きでまたご一緒できたこととてもうれしく思っております。みなさんご存じ不思議の国のアリスの世界観や登場人物を踏襲しながら、思春期のジレンマやドラマに寄り添っている作品だなと感じました。僕が声を担当したトゥイードルディーがどんな風に物語に絡んでいくのかも楽しみにお待ちいただけますと! 昴さんと2人で楽しく収録したバイブスが物語の一助になっていれば幸いです!」と話している。
ヤマネ役の小野さんは「『不思議の国でアリスと』にて、ヤマネ、ブタさん、電車のアナウンス等々で出演させていただきます、小野友樹です。アニメ収録の形式上、収録時はまだ線画の状態でアテレコさせていただいていていたので、どんなアニメーション映像になるのか楽しみにしておりました。が、現在公開されているPVで少しだけ見ることができ、完成がさらに楽しみになるすてきな映像です! そして、某朝の子供向け番組でご一緒していた原菜乃華さんと久々に共演できたことも、個人的にうれしかったことの一つです。アテレコ時に再会できた際、感情を爆発させて涙を流して喜んでくれた姿に、あの頃と変わらない菜乃華さんらしさと、確かな成長を感じられて、作中のりせとどこか重なりつつ僕自身も感激したことを覚えています。というわけで! そんなりせをはじめ、ひと癖もふた癖もある魅力的な登場人物や、不思議の国のアリスのすてきな世界観を存分に堪能できる『不思議の国でアリスと』、ぜひ劇場でお楽しみくださいッ!」と語っている。
花江さんは「お声がけいただき、大変光栄に思います。幻想的で奥深いこの世界に登場する、ひと癖もふた癖もあるキャラクターたちはとても魅力的で、アフレコ中も自然と愛着が湧きました。どんな役で登場するのかお楽しみに。また、主演の原菜乃華さんとは以前番組でご一緒しており、今回アニメーション作品で再び共演できたことが本当にうれしいです。ぜひ劇場でご覧ください!」とコメントを寄せている。
同作は、現代の少女・りせが、ある日、ワンダーランドに迷い込み、アリスと出会う……というストーリー。「凪のあすから」「色づく世界の明日から」「白い砂のアクアトープ」などの篠原俊哉さんが監督を務め、P.A.WORKSが制作する。8月29日公開。
提供元:MANTANWEB