あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル:名古屋で初の国際アニメ映画祭 12月開催
配信日:2025/06/02 16:58

新たな国際アニメーション映画祭「第1回あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル(ANIAFF)」が12月12~17日に名古屋で開催されることが6月2日、明らかになった。名古屋では初めての国際アニメーション映画祭で、日本の三大都市圏の一つである名古屋の持つ産業と文化のパワーを融合したグローバルな映画祭として、“作り手の視点”で運営していく。世界の国と地域からジャンルや表現方法を超えた最先端の優れたアニメが集まり、「世界のアニメーションを一望できる」「アニメーションの過去・未来・現在が分かる」ような映画祭を目指す。
6月2日、東京都内で開かれた記者会見で発表された。ミッドランドスクエア シネマ、名古屋モード学園&HAL名古屋などで開催され、長編を対象とした国際コンペティション部門、国内外の最新作や話題作を上映する招待上映部門、監督や制作スタジオ、テーマに注目する特集上映部門、旬な切り口でアニメの魅力を紹介するニューウェーブ部門、基調講演部門、セミナー/カンファレンスプログラム部門などを予定している。
ジェネラル・プロデューサーの真木太郎さんは「この度、愛知県知事大村秀章様ならびに名古屋市長広沢一郎様を始め関係者様のご尽力により、第1回あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバルを開催する運びとなりました。この映画祭では世界中から集まるアニメーションの価値を広め、高め、進化させるエンジンになれるよう努力していきます」とコメント。
フェスティバル・ディレクターの井上伸一郎さんは「この度ご縁があってあいち・なごやインターナショナル・アニメ・フィルム・フェスティバルのファスティバル・ディレクターを拝命いたしました。愛知・名古屋に根ざす自動車、航空機、工作機械などの産業を支えるクラフトマンシップは、アニメーションの制作現場に共通するものではないでしょうか。芸術・文化と親和性の高いこの地で、新しい映画祭を開催できる喜びをファンの皆様と共有したいと願っています」と話している。
アーティスティック・ディレクターの数土直志さんは「“アニメーションはこれからどこに向かうのか “どこに向かうべきなのか”、あいち・なごやはアニメーションの世界でこれから起きることをいち早く捉え、提示する新しいスタイルの映画祭を目指したいと思います。ワクワクやドキドキが体験できる6日間、そんな映画祭を作りたいです」とコメントを寄せている。
愛知県の大村秀章知事は「愛知県で初めて国際的なアニメーション映画祭が開催されることを、大変喜ばしく思います。本県は、ジブリパークや世界コスプレサミットなど、アニメーション文化と深く関わりを持つ地域であり、本映画祭を通して、愛知の国際的な文化交流が進み、地域全体の活力が一層高まることを期待しています」とコメント。
名古屋市の広沢一郎市長は「世界コスプレサミット発祥の地である名古屋市は、アニメーションが本市の魅力の一つとなっていると考えております。これを生かし、本映画祭では、アニメーションの文化的価値を世界に発信し、国境を超えた多様な文化交流を創出して、アニメ大国、日本のブランドイメージを強化できるよう支援をしてまいります」と語っている。
提供元:MANTANWEB