ルパン三世:新作劇場版アニメ「不死身の血族」本予告公開 ゲスト声優に片岡愛之助、森川葵 最強の敵と謎の少女に
配信日:2025/05/16 4:00

故・モンキー・パンチさんのマンガが原作の人気アニメ「ルパン三世」の完全新作劇場版アニメ「LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族」にゲスト声優として片岡愛之助さん、森川葵さんが出演することが分かった。片岡さんはルパンに立ちはだかる最強の敵となる不死身の男・ムオム、森川さんはムオムに仕える謎の少女・サリファをそれぞれ演じる。
ムオム、サリファが登場する本予告がYouTubeで公開された。ルパンの「待ちくたびれただろ?」というセリフから始まる映像で、地図にない謎の島に眠る莫大(ばくだい)な財宝を狙い、島にたどり着くルパンたちが描かれている。敵を倒し財宝を盗み、24時間以内に脱出しなければならないという状況の中、ルパン一味を徹底的に追いつめる不死身の敵・ムオム、謎の少女・サリファが現れる。サリファの「あなたの一族はあなたの代で終わるの」という不穏なセリフと共に、ルパンが水へ沈むシーンも収められている。ラストには「奴はまた、とんでもない物を盗もうとしている。」という意味深な言葉が映し出される。小池健監督が描き下ろした本ビジュアルも公開された。
ムオムを演じる片岡さんは「歌舞伎『流白浪燦星』からのご縁で今回のお話をいただきまして、驚いたと同時にとてもうれしかったです。子供の頃から見ていたルパン三世。30年ぶりとなる2Dアニメーション劇場版に携わることができ光栄でございます。収録も『あ、ルパンとしゃべってる!』と本当に夢のような時間で信じられなかったです」とコメント。
「今回務めさせていただいたムオムというキャラクターは、不死身の生き物というのか、人工的に作られた最強な不死身の生物というのか。言葉であって言葉でないような、うなるような、ハッキリと何かを言っているでもないセリフもあり、謎が多いので深みを出したいと試行錯誤しながら作り上げていき、『よし、これがいい!』というところで落ち着きました。僕の中では出し切りました! また主題歌には僕が昔から大好きなB’zさんということもありいろいろなご縁を感じております。ぜひ劇場の大スクリーンで体感いただきたいです」と話している。
サリファを演じる森川さんは「お話をいただいた時に飛び上がるほどうれしかったです。しかしアフレコの本番日が近づくにつれて、ルパンという名作への参加という重みに不安とプレッシャーが襲いかかりました。今回の『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』ではこれまで私がイメージしていたユーモアあふれる姿よりも男前なルパンの姿がありました。きっと皆さんの目にもそんなルパンの姿が魅力的に、そして新鮮に映るのではないかと思います」と語っている。
「サリファを演じる上で、感情を抑えつつも、常に明るく天真らんまんな雰囲気を保つことに気を付け、ルパンと対等な立場に立つのではなく、さりげなくルパンを振り回すような存在感を出すように心がけました。サリファ自身の軸を大切にしながら演じることができたと思います。ムオムとサリファとのやり取りもぜひ目を離さず見ていただきたいです!」とメッセージを送った。
新作は、モンキー・パンチさんが初めて監督を務めた「ルパン三世 DEAD OR ALIVE」(1996年)以来、約30年ぶりとなる2D劇場版アニメで、「LUPIN THE IIIRD」シリーズなどを手掛けた小池さんが監督を務める。新作にして原点となる“究極”のルパン三世を描く。
ルパン三世たちは、これまで彼らに刺客を送り続けてきた黒幕の正体と、隠された莫大な財宝を暴き出すべく世界地図に存在しない謎の島を目指す。そこはかつて兵器として使われ、捨てられた“ゴミ人間”たちが徘徊(はいかい)し、24時間以内に死をもたらす毒が充満した死の島だった。ルパンは、島の支配者で不死身の敵・ムオムを前に、過去と誇り、そして盗人としての矜持をかけた知略の戦いに挑む……というストーリー。6月27日公開。
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