劇場版モノノ怪第二章火鼠：坂下「行けー！薬売り！」の裏側　神谷浩史も「最高！」「声に出して読みたい日本語」

配信日:2025/03/15 14:31

「劇場版モノノ怪第二章火鼠」の公開記念舞台あいさつに登場した（左から）中村健治総監督、鈴木清崇監督、戸松遥さん、神谷浩史さん、日笠陽子さん、堀内賢雄さん

　人気テレビアニメ「モノノ怪」の完全新作劇場版「劇場版モノノ怪」の第二章「劇場版モノノ怪第二章火鼠」の公開記念舞台あいさつが3月15日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ（東京都港区）で行われ、薬売り役の神谷浩史さんら声優陣が登場した。同作は、大奥に足を踏み入れる薬売りを後押しする広敷番の坂下が「行けー！　薬売り！」と叫ぶシーンがファンの間で話題になっており、神谷さんも薬売りと坂下のやり取りを「最高ですね！　声に出して読みたい日本語というか」と語った。

　神谷さんは、坂下役の細見大輔さんと一緒に収録をしたといい、「僕はすっかりファンになってしまいまして。一緒に録（と）れてうれしかったです」と語った。同シーンについて、中村総監督は「鈴木監督とオンラインでミーティングをしながら作っていたのですが、『行けー！　薬売り！』のシーンのラフをいただいて、『これやりすぎじゃない？　こんなに坂下は（薬売りと）仲良くなっているかな』と言ったら、鈴木監督に『いや、これくらい熱いと思うんです』と言われて」と明かした。神谷さんは鈴木監督を「グッジョブ！」と笑顔で称賛した。

　イベントには、声優の日笠陽子さん、戸松遥さん、堀内賢雄さんも登場した。

　「モノノ怪」は、2006年にフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送された「怪～ayakashi～」の人気エピソード「化猫」のスタッフが再集結して制作されたアニメで、2007年にで放送された。「化猫」に登場した薬売りがモノノ怪に立ち向かう怪異譚（たん）が描かれた。

　「劇場版モノノ怪」は、女たちの情念が渦巻く大奥を舞台に、薬売りが“モノノ怪”の正体を追うことになる。全三章で、第一章「劇場版モノノ怪唐傘」が2024年7月に公開され、第二章「劇場版モノノ怪第二章火鼠」が3月14日に公開された。第二章は、テレビシリーズ、劇場版第一章を手掛けた中村さんが総監督、鈴木さんが監督を務める。第三章「劇場版モノノ怪第三章蛇神」が2026年春に公開されることも発表されている。

提供元：MANTANWEB