ムーンライズ:Netflixで4月10日配信 小林千晃&上村祐翔が主人公に 主題歌はアイナ・ジ・エンド 冲方丁原作、荒川弘キャラ原案SFアニメ
配信日:2025/03/07 17:00

小説家、脚本家の冲方丁(うぶかた・とう)さんが原作、マンガ「鋼の錬金術師(ハガレン)」などで知られる荒川弘さんがキャラクター原案を手掛けるアニメ「ムーンライズ」が、Netflixで4月10日に世界独占配信されることが分かった。声優の小林千晃さんと上村祐翔さんが、2人の主人公を演じることも発表された。小林さんが主人公のジャックことジェイコブ・シャドウ、上村さんがもう一人の主人公で、ジャックの幼なじみであるフィル・アーシュをそれぞれ演じる。アイナ・ジ・エンドさんが主題歌「大丈夫」を担当することも分かった。
同作は、人類が“緩やかな世界政府”を樹立した西暦2XXX年を舞台としたSFアニメで、平和に暮らす“地球の住民”と、地球からの解放を企てる“月のレジスタンスたち”の宇宙規模の壮大な戦いが描かれる。国際AIネットワーク<サピエンティア>の合理的判断に従って人々が生活を送る中、<サピエンティア>が進めた月開拓事業は、汚染物や犯罪者を月に送ることで平和を保つ地球と、貧困な生活を強いられる月の格差を生み、戦争の火種となりつつあり、爆破テロに巻き込まれたジャックが、月の反乱軍によって家族を奪われ、復讐(ふくしゅう)を誓う……というストーリー。「進撃の巨人」などに参加してきた肥塚正史さんが監督を務め、「SPY×FAMILY」「進撃の巨人」などのWIT STUDIOが制作する。
小林さんは「尊敬する素晴らしい方々と一緒に作品作りができること、大変光栄に思います。本作はオリジナルアニメということで全容は謎に包まれていますが、とにかく大迫力かつスピード感あふれるアクションが魅力的です。そんなすさまじいアニメーションに負けないよう、僕らキャストも朝から全身全霊で叫んで戦っているので、ぜひご覧になって本作の熱量を感じていただけますと幸いです。ムーンライズ!!」とコメント。
上村さんは「『ムーンライズ』は長期間での収録であり、また掛け合いから生まれる緊張感が心地良いアフレコ現場でした。情報解禁の時を今か今かと心待ちにしておりましたので、とてもうれしいです。戦闘シーンが多く激しい衝突が印象的な今作ですが、フィルもその渦の中でもがく人物です。確固たる信念と野望を抱きながら進むフィルを、体当たりで演じております。各キャラクターの葛藤に注目しながらご覧ください。お楽しみに!」と話している。
肥塚監督は「この作品はWIT STUDIOが創る初めてのスペースオペラだと思います。我々のチームも初めてNetflixさんとオリジナルで作った作品になりますし、現場での興奮や狂気みたいなものがいっぱい詰まっています。何度も完成した映像を見直していますが、役者のみなさんが狂気を持って魂を吹き込み、画(え)作りも想定していたものよりはるかに高いレベルに現場のスタッフたちが押し上げてくれました。ぜひこの相乗効果を楽しんでいただけたらうれしいです」とコメントを寄せている。
◇スタッフ(敬称略)
監督・シリーズ構成:肥塚正史▽作品原案:冲方丁▽キャラクター原案:荒川弘▽キャラクターデザイン:山田歩▽総作画監督:山田歩、門脇聡▽サブキャラクターデザイン:富田恵美▽メインアニメーター:千葉崇明、工藤大誠▽アクションアニメーター:胡拓磨、木村智、世良悠子、今泉健▽美術設定:藤井一志、高畠聡▽ブラッシュデザイン:江原康之▽メカデザイン:胡拓磨▽メカプロップデザイン:高畠聡▽色彩設計:橋本賢▽美術:スタジオイースター▽3DCG監督:廣住茂徳▽撮影監督:田中宏侍▽編集:肥田文▽音響監督:三間雅文▽音響効果:倉橋裕宗▽音響制作:テクノサウンド▽音楽:川崎龍▽アニメーションプロデューサー:河村崚磨▽制作:WIT STUDIO
提供元:MANTANWEB