年下彼女の魅力と上手な付き合い方を漫画で紹介!
更新日:2016/07/22 10:00
男性向けの作品ジャンルには昔から妹ものが存在し、逆に女性向けでは年上彼氏が一定量あります。はじめに年齢ありき、というわけでもないでしょうが、年上彼氏、年下彼女というのは相性のよい組み合わせなのかもしれません。
素敵な年下ヒロインが登場するコミックからピックアップしたシーンで、その魅力がどんな要素に由来するのか、末永く上手に付き合う方法を考えてみましょう。
年下彼女に男性が魅了される理由
この世に存在する数多のラブコメ作品において、お姉さんヒロインや幼なじみヒロインと並び、常に人気の年下ヒロイン。
子どもっぽく、小動物のようなかわいい女の子が、親しいのに敬語で話しかけてきたりしたら、思わずあれこれと世話を焼きたくなるのが男性心理というものでしょう。
たとえ少々わがままだとしても、それすらかわいいと思えるものなのかもしれません。
また年下彼女というのは、案外精神年齢の面では互いのバランスが取れているのかもしれませんね。そんな彼女たちのかわいいポイントを、ひとつずつみていきましょう。
素直なところ
褒められれば喜び、怒られれば落ち込む。感情が伝わりやすく、心が通っている実感が持てるのも年下彼女の素敵なところです。
「まんまんちゃん、あん。」 (サトウナンキ、きづきあきら/幻冬舎コミックス) のめぐりちゃんのようにキラキラされたら、たとえ修行した僧侶だとしても心動いちゃいますよね。
頼ってくれるところ
「ビリオネアガール」 (支倉凍砂、桂明日香/講談社) の主人公、高遠恵は教授が紹介してくれた家庭教師のバイトで藤岡紫さんと知り合います。
18歳くらい、と冒頭に記述のある藤岡さんですが、学校には通っておらず、職業は凄腕のデイトレーダーという女の子。そんな大金を動かす藤岡さんですが、外の世界のことはあまり知らず、予想外の事態には必ず高遠恵を頼ります。
昔、アッシーなどという言葉もありましたが、状況で使い分けるような関係ではなく、全面的に頼ってくれるのも年下彼女の可愛いところですね。
放っておけないところ
「ダメな私に恋してください」 (中原アヤ/集英社) の柴田さんは、無職なのに分割払いで大学生に貢いじゃうようなダメな人です。前の会社で、常に柴田さんを怒っていた元上司の黒沢歩と再会し、ご飯をおごってもらって、さらに彼のお店を手伝うことになるのですが、これも「放っておいたら大変なことになる」と思わせる年下特性のひとつではないでしょうか。
純真無垢なところ
反応が初々しい、ひねていないというのは、ただもうそれだけでかわいらしく見えるものです。
「未満れんあい」 (高嶋ひろみ/双葉社) の小沢ともえちゃんの受け答えなどをみていると、「まさに天使」と誰もが思うはずです。ほんの少しの気遣いをしつつ、飾ったりごまかしたりすることなくストレートにぶつかってくれるのも、年下彼女の魅力ですね。
自分が強くなれる気がするところ
年下彼女というのは基本、守ってあげたい存在です。抱く気持ちは、保護者に近いものを含んでいると思います。
複雑な家庭で成長した「マイ・フェア・ネイバー」 (森野萌/講談社) の佐久良などにもみられるように、この子の前ではちゃんとしたやつでいたい、と思わせてくれる存在は、とてもいいものだと思います。
年下彼女と上手に付き合うには
学生であれば、先輩と後輩。年上男が社会人なら、さらに経済的な格差も大きくなる年下彼女との付き合い方を考えてみましょう。
包容力であるとか、大人の余裕だとかは、決してプレゼントを奮発したり、高いレストランでデートしたりで認められるものではありません。年上として少しだけ冷静に、相手のことをちゃんと見るのが大切なのかなと思わせる作品がたくさんあります。
いつもうまくいくわけではないですが、ここでは恋愛関係のみにこだわらず、親子兄妹も含め、年下のヒロインを相手に頑張る男性キャラクターの行動をみていきましょう。
甘えさせてあげる
年が離れれば離れるだけ、子どもと接しているような要素も当然出てきます。深読みすることなく純粋に甘えさせてあげるのも、年下彼女とのコミュニケーションでしょう。
年下彼女を満足させるには、「銀のニーナ」 (イトカツ/双葉社) の修太郎のように、無条件で受け入れてあげる懐の深さが必要なのかもしれません。
意外なことをやってあげる
歳を重ねていれば、それだけ引き出しも多いはずです。「甘々と稲妻」 (雨隠ギド/講談社) でも、犬塚公平は雨でピクニックの予定がダメになってしまったとき、室内にテントを張って娘のつむぎと生徒の小鳥を喜ばせていました。>
一緒に落ち込んだりしないで、次の手を打てる余裕があるのは格好いいですね。
自分は年上だと自覚する
当たり前ですが、年下彼女ということは、相対的に男性は年上なのです。たとえ大学生に毛の生えた20代だろうと、ちゃんと大人の良識が求められる場面もあると思います。
ご紹介するのは、「モテキ」 (久保ミツロウ/講談社) の主人公、藤本が飲み会の席で中柴いつかちゃんに無礼を働くシーンです。言葉にすると、ぼんやりした気持ちも自覚的になるといいますから、年上彼氏側は大人の余裕で見苦しい言い合いは回避したいですね。
属性を気にしすぎない
年下彼女が好きという人は、“年下”だから好きなのだろうか?と考えたことはありませんか?
きっかけはなんであれ、付き合ったのなら属性は気にしすぎない方が幸せかもしれません。「桃色メロイック」 (福田晋一/少年画報社) の大和のように悩んでいたのでは、相手にも失礼というものです。
絶対に泣かせない
年下女子の側からすれば、相手は自分よりも年齢だけではなくて多くの場合は経済的にも社会的にも優位なのです。だからこそ、絶対に泣かせるようなことをしてはダメです。
「中卒労働者から始める高校生活」 (佐々木ミノル/日本文芸社) で、プライドを傷つけられた真実は妹の真彩につい当たってしまい、泣かせてしまいます。真彩も自分のいたらなさに気づいているだけに、兄妹とはいえやりきれない気持ちになる会話です。
年下彼女ができたら読んでほしい漫画
「たいようのいえ」 (タアモ/講談社) は、作者自身が冒頭に書いているように、中二男子のような女の子と、お母さんのような男の子の組み合わせです。年下彼女というと、従順で、女の子らしいというイメージが強いですが、手強い感じのヒロインもいいものです。
「海月と私」 (麻生みこと/講談社) は中年男性がひとりで営む宿に、仲居として若い女性がやってくる物語です。年下ヒロインというと、幼なじみであったり、子どもの頃からよく知っているというパターンも多いですが、この作品のヒロインのように謎めいた女性というのも面白いですね。
「イエスタデイをうたって」 (冬目景/集英社) は、大学を卒業したものの、コンビニバイトで食いつなぐフリーターになってしまったリクオと、不思議な少女・ハルを描いた作品です。
ふたりの気持ちが劇的に動くことは少ない作品ですが、彼らの置かれている立場は非常に現代的で、共感できる人も多いと思います。
はかなげだったり、意外と頼もしかったりと、いろいろなヒロインがいますね。
ご紹介した作品にも当然、現実でも通用する要素が含まれていると思います。素敵な年下彼女ができたとき、ほんの少しでも参考になるといいですね。
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作者
松浦迅徹
小学校のクラブ活動になぜか漫研があり、小学四年生にして漫研デビューをしたライターです。また中学から高校までは、これまたなぜか学校のクラブにアニ研があった関係で――、という具合にこれまでマンガ・アニメ・ゲームを堪能して参りました。現在はゲームのシナリオライターなどもしております。どうぞよろしくお付き合いください。記事タグ
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