モズ
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あらすじ
葬式あるところにこの人あり。民俗学教授・百舌一郎(通称モズ)は、お葬式とあらばどこへでも駆けつける変わり者。けれど行く先々で不可解な事件に巻き込まれ、やがてついたあだ名は“葬式探偵”! ある日、女学生のもとに届いた謎の白い布、差出人は死んだ母親…!? ニッポンの葬祭文化が、事件の謎を解き明かす! モズ&その助手・都。でこぼこ“迷”コンビが、今日も全国を駆け回ります!
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ユーザーレビュー
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民俗学と爽やかさ
民俗学の研究者が、地方の様々な葬送の慣習から事件の謎を紐解く、というミステリ。
といっても、本格ミステリではなく、民俗学を題材にしたライトなミステリと思ってもらえばいいかと思う。
民俗学そのものの扱いも、それほど掘り下げられてはおらず、よく言えばポップだが、物足りなくもある。
私は大学の専攻で民俗学に近いことをやっていたのもあり、題材としては好きであった。
ただ、私の勝手な希望だが、ミステリとして民俗学を扱うならば、やはりそこには、人間のグロテスクな情念や、共同体の無自覚な残酷さ、みたいなものを期待してしまう。
が、よくも悪くも本作のトーンは穏やかで爽やかで、ドロドロしたものがない。
このあたり、好みの問題と言ってしまえばそれまでなのだけれど、この国の忌みや穢れにまつわる風習が、そんなに爽やかであってたまるか、という思いは、引っかかりとして残った。by roka- 3
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4.0
モズって喪主をもじった?
表紙から裁判官ものかと思ったんだけど、全然違ってましたが。
お葬式や民俗学に関して色々学べて興味深いです。
その土地の風習やなんかも、今はバーチャルで何でも済ませてしまう風潮ですが、残しておいてもいいものや人々の記憶にしかとどめておくだけの物などがあってもいいかも。by ユーミン大好き- 1
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4.0
二話まで読んだ
この先生の他の話を読んだことがあったので気になって読んでみました。怖い話かなーと思いましたが、良いですね!モズ先生が儀式の歴史をなぞり、礼ちゃんとお母さんの心を繋いでくれた。
続きも読んでみようと思えました。by 匿名希望- 2
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4.0
民俗学が学べる面白さがあります。モズ先生が淡々としているようで、人情かな一面もあるのが好きです。個人的には作家さんファンなので何読んでも好きーとなりがちですが、そうじゃなくてもおすすめしたいと思います。
by にくにく。- 2
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5.0
まだ一話目ですが
表紙からダークなミステリー系かと思ったのですが
主人公の、モズ先生が割と淡々としてるので、あんまりドロドロしてない感じだと思います。
昔の風習とかもでてくるので、ついつい読んじゃいそうですby ノン1234- 0
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3.0