【ネタバレあり】あそびあいのレビューと感想

心に突き刺さる

主人公が魅力的すぎて、山下くんはじめ周りの登場人物が気の毒になるほど。
賛否両論ある(たぶん否のが多い)キャラだと思うが、怒りもせず、泣きもせず、みにくい嫉妬もせず、相手に過剰に求めることも貶めることもなく、他人をこうだと決めつけて悪口陰口を言うこともなく、正論を振りかざすでもなく、ただ淡々とニコニコと特売の列に並んでいる。大勢の人間が抱いてしまうドロドロした感情から自由で、無敵。誰も勝てない。というか彼女は誰にも勝とうと思ってないというのが。笑

ある一部分に焦点を当てて彼女をそしるのは容易いが、自分自身のほうが女の嫌な部分がたくさんあって品性卑しいなって、私は反省した。とにかく心に突き刺さる漫画。

あれ？

意外と評価低くてびっくり。大げさに書いてるだけで、リアルな高校生男女だと思いました。とくに男の子の心理が、やれる相手を好きになる感じが高校生ならではでとってもリアル。でも本命に迫られればすぐ乗り換えるとことか、本当に自分を思ってくれてる相手に気付かず鈍感に傷付けるとことか、妊娠騒ぎで真っ暗になるのとか、ほんと大抵の男の子の標準。
綺麗事がないので好きです。

低評価多いですが、わたしは好きです。
小谷がさっぱりしてて読んでて気持ちいいし、なんだかんだで安全圏を選ぶのが上手だなぁ…と思いました。（最後の方のカズヤさんは怖かったけど山下が助けてくれてよかった…）
いつでもニコニコ笑顔で人の悪口なんか言わない小谷はモテると思うし、
もし実際に小谷みたいな女の子がいたら女子からの悪口の対象になっちゃいそうだけど、間違いなくその子たちよりも人生を楽しんでるのが小谷だと思う。
初めは実際にこんな子がいたら彼氏盗られそうで怖い、と思ったりもしたけど、盗られたりしないように信頼関係を作るのが大事かなって勝手に色々考えてました。

私は好き

好き嫌い、別れますよねー
低評価な方の気持ちもわかるし、でも私はこの作品好きです。

リアルでない って意見もあるけど、結構リアルだと思います。
自由奔放な小谷は可愛くて、羨ましい。
小谷にどうしても恋してしまう山下も可愛らしいし、切ない。
その山下に恋心を持ちながら、応援するみお。みおと小谷の関係も好きです。こんな友達いいなぁと思いました。
少しづつ皆んなが成長していく過程がわかるし、ダラダラ長過ぎずちょうどいいところで終わってくれた感じです。
でも正直、私はもうちょっと読みたかった〜！！

泣ける

はじめは、主人公理解できないとか、倫理観が…とか、椿ちゃんかわいそうなどと小賢しいことを思いながら読んでいました。
(主人公みたいに女子がこういうことをするとえてして叩かれるけど、男子は普通に経験多数の人、特定の相手とだけじゃない人いますよね)

結局すっかりハマってしまいました。とにかく山下くんがいじらしくて、山下くんの気持ちに寄り添ってしまった。
後半、山下くんと小谷が思い出の場所で懐かしい日を振り返り、山下くんの部屋でギュって抱き合うシーンは涙、涙。

若い2人はこれから先どうなるかわからないけど、成長してたくさん色々なことを経験して素敵な大人になって欲しいと思いました。

主人公が変わって成長していくまでを描いていれば良かったかな。もう少し、山下くんとのその後を書いて欲しかった。じゃないと、小谷は、ただのビ〇チだと思ったから。後半は徐々に上司主人公が変わっていったいた気がするけど、前半は中身(自分)のないフワフワした子だなと思った。

今の高校生って小谷みたいな感じの子が少なくないのかな…って思いながら読み、生活環境や親との関係、もしかしたら小谷は発達に問題があるのかな…とか色々考えながら読んでしまった。
でないと腑に落ちなかったから。
あともう少しでいいからラストで腑に落として欲しかった…

人それぞれの倫理観

周りの目とか、相手への罪悪感とか、恐怖心がまさって自分は小谷みたいな行動は取れないけど、理性を捨てて好奇心とか経験値とかしか考えない人間になったら小谷みたいな行動とるのかなって思うと怖い。たまたま好きになった人が倫理観バグってたら最悪だなって思った。

うーん、ヤリマンはキライ

この作者の主人公って、大概ヤリマンで自己中で人の気持ちを考えない人多い。
なんでかな？身近な人がそうなのかな？
理解できんなー、勿体無い精神が強いなら、尚更 処女とか大切にしないのかな？謎なのが、どこで最初を覚えた？
なんか何を目的にした漫画なんだろう？買おうとまでは思わないかな？

うーん

面白くないわけではないが、、、
こういうヤリマンな女子いてもいいと思うが、
この子の場合、発達障害ではないのか？と思うような内容。男にだらしないだけでなく、友人の気持ちや人の気持ちも分からないレベル。
ただのヤリマンの話しだったら面白かったのに、と思う。